紀元2世紀末、400年近く続いた漢王朝は、まさに滅びようとしていた。そんな後漢末期に、中国の広大な大地を舞台に群雄割拠の中から頭角をあらわした蜀・魏・呉の三国が覇権を争う壮大な歴史大河小説が、小学生から楽しめる物語に!皇族の末裔ながら落ちぶれていた劉備と、彼を支え奮闘する豪傑の関羽と張飛の前には、強力なライバル・曹操が常に立ち塞がります。魅力的な武将たちが次々に登場し、そのめくるめく人間関係や作戦の数々にのめりこむこと必至!1巻では、満開の桃花の下、義兄弟の契りを交わした劉備、関羽、張飛が黄巾賊討伐の義勇軍に参加し、戦火を通じて曹操や孫堅、呂布ら英傑との運命的な出会いを果たしていきます。都を手にした董卓の残虐非道な行いに業を煮やした英傑たちは、打倒董卓の連合軍を結成。果たして堅牢な虎牢関を破ることはできるのか。分裂の時代にあらわれ、統一をめざして戦った、あまたの英雄たちの物語が今始まります。