人間の理想の生き方を追求し、独自の世界観を詩や童話に表現した宮沢賢治。今なお人々の心をとらえて離さない賢治の童話、小説全集決定版。●目次【注文の多い料理店】序どんぐりと山猫狼森と笊森、盗森注文の多い料理店烏の北斗七星水仙月の四日山男の四月かしわばやしの夜月夜のでんしんばしら鹿踊りのはじまり【童話・小説集】秋田街道あけがた朝に就ての童話的構図ありときのこ或る農学生の日誌イーハトーボ農学校の春イギリス海岸泉ある家いちょうの実茨海小学校インドラの網うろこ雲おきなぐさオツベルと象女貝の火カイロ団長蛙のゴム靴学者アラムハラドの見た着物風の又三郎花壇工作家長制度丹藤川(「家長制度」先駆形)ガドルフの百合雁の童子革トランク黄いろのトマト疑獄元兇気のいい火山弾銀河鉄道の夜グスコーブドリの伝記クねずみ蜘蛛となめくじと狸車黒ぶだう虔十公園林耕耘部の時計氷と後光さいかち淵サガレンと八月ざしき童子のはなしさるのこしかけ山地の稜シグナルとシグナレス紫紺染について十月の末十六日税務署長の冒険セロ弾きのゴーシュ台川大礼服の例外的効果谷種山ヶ原タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだったチュウリップの幻術ツェねずみ月夜のけだもの月夜のでんしんばしらの軍歌土神と狐土神ときつね手紙 一手紙 二手紙 三手紙 四電車毒蛾毒もみのすきな署長さん床屋図書館幻想とっこべとら子鳥箱先生とフウねずみ鳥をとるやなぎ楢ノ木大学士の野宿なめとこ山の熊虹の絵具皿二十六夜沼森猫猫の事務所バキチの仕事化物丁場函館港春夜光景畑のへり花巻農学校精神歌花椰菜林の底ひかりの素足ビジテリアン大祭ひのきとひなげし氷河鼠の毛皮双子の星二人の役人二人の役人(旧字旧仮名版)葡萄水フランドン農学校の豚ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記ペンネンノルデはいまはいないよ 太陽にできた黒い棘をとりに行ったよ北守将軍と三人兄弟の医者星めぐりの歌ポラーノの広場洞熊学校を卒業した三人マグノリアの木祭の晩まなづるとダァリヤマリヴロンと少女みじかい木ぺんめくらぶどうと虹柳沢やまなし雪渡りよく利く薬とえらい薬よだかの星四又の百合ラジュウムの雁龍と詩人若い木霊