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【日本文学】タグのライトノベル・小説

藤村・晩翠によるわが国新体詩勃興期の後をうけ,その爛熟期の明治詩壇にあって明星のごとく清新に輝くのが蒲原有明(1875‐1952)である.優婉きわまりない象徴詩において探りえた詩境は余人の追従を許さず,その価値は不滅である.本書には「草わかば」「独絃哀歌」「春鳥集」「有明集以後」の作品から代表的な詩篇を収めた.(※本書は1928/12/10に発売し、2022/5/17に電子化をいたしました)
公開日: 2022/05/17
ライトノベル
 
与謝野寛・晶子夫妻の生涯の詩と真実を、明星派の歌人山川登美子の哀しい死にからめて描く読売文学賞受賞作。若き日、晶子らに師事して文学の道に歩んだ佐藤春夫が、晶子・寛・登美子三者三様の秘めた愛の絶唱の心の裡を無限の共感をこめて語りつくす名篇。『晶子曼陀羅』完結後、あらためて三者の愛を寛の長詩をもとに深く洞察して執筆した「ふたなさけ」を併録。(※本書は1993/11/1に発売し、2022/5/17に電子化をいたしました)
公開日: 2022/05/17
ライトノベル
 
『風土』『鎖国』等の名著で知られる和辻哲郎による桂離宮の様式について探った一書。その序文では、問題意識として次のように述べている。「この建築は日光廟と時を同じくして製作されたものであるが、その日光廟と桂離宮とは、同時代の建築として同じ時代的様式を示してゐるどころか、およそ建築として考へられる限りの最も極端な反對様式を示してゐるやうに見える。日光廟はあらゆる技術を悉く注ぎ込んで装飾に装飾を重ねたもの、言ひかへればこれでもか!といふやうに飽くことなく美を積み重ねることによって妓上の美が作り出せると考へた態度によって作られたものであるが、桂離宮はちやうどその反對に、出來るだけ装飾を捨て、出來るだけ形を簡素にすることによって、反って簸上の美が現はれるとする態度によって作られたものである。從って日光廟を「結榊」とか「美しい」とかと感ずるやうな人々の間から桂離宮のやうなものは生れて來ないであらうし、桂離宮を美しいと感ずるやうな人奇の間では、日光廟のやうなものは到底作る氣持になれなかったであらう。それほどに異なった二つの様式が、同じ時代に、しかも接点がなかったとも思へない人々の間に、出現したといふことは、一体何を意味するのであらうか。」(※本書は1991/4/1に発売し、2022/5/17に電子化をいたしました)
公開日: 2022/05/17
ライトノベル
 
異常なまでに好色な男の自由奔放な人生を活写するこの小説は、日本文学史における人間性賛歌の代表作である。愛欲の追求に一代の生涯を賭けた男・世之介。「世之介」という語は、西鶴の作品の一主人公の名を離れて、一つの男性像を象徴する日本語として広く定着している。近世文学の大古典を、文豪の名訳で味わう。(※本書は2015/8/18に発売し、2022/5/17に電子化をいたしました)
公開日: 2022/05/17
ライトノベル
 
さまざまな苦難・屈折に喘ぐ人間が、「愛」によって再生するプロセスを文芸作品をテキストとして解説する。テキストとして取り上げる作品は、下記の通り。・カーソン・マッカラーズ『木 石 雲』・サマセット・モーム『雨』・山本周五郎『さぶ』・ヘンリー・ロングフェロー『エヴァンジェリン』・ジョージ・エリオット『サイラス・マーナ―』など。ハイネ、ウルマン、中原中也ほか、世界の名詩についても鑑賞する。■目次●第一部 カーソン・マッカラーズの「木 石 雲」・第一章 カーソン・マッカラーズの作品の特徴・第二章 「木 石 雲」の詳しいあらすじ・第三章 「木 石 雲」の分析ー年老いた男の「愛の科学」ー・第四章 スコット・ペックの愛の定義ほか●第二部 山本周五郎の『さぶ』・第一章 山本周五郎の文字の特徴・第二章 『さぶ』の詳しいあらすじ・第三章 『さぶ』の分析・第四章 栄二と鰻の蒲焼きほか●第三部 ヘンリー・ロングフェローの『エヴァンジェリン』・第一章 ロングフェローとホーソーン・第二章 『エヴァンジェリン』の詳しいあらすじ・第三章 駆け足で辿るカナダの歴史・第四章 アカディアンの強制追放の現実ほか●第四部 詩は恵み・第一章 詩は想像力の賜・第二章 詩は言葉で紡ぐ音楽・絵画・第三章 詩的表現・第四章 ほか●第五部 ジョージ・エリオットの『サイラス・マーナ―』・第一章 『サイラス・マーナ―』の詳しいあらすじ・第二章 『サイラス・マーナ―』の分析・第三章 ジョージ・エリオットの人と作品ほか■著者 佐藤義隆(サトウヨシタカ)1948年、父光儀、母タツの次男として、長崎県大村市に生まれる。南山大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程修了。元岐阜女子大学文化創造学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
公開日: 2022/05/16
ライトノベル
 
仔牛のカツレツ、ポルチーニのリゾット、鯛のアクアパッツア、ホタルイカと菜の花のスパゲッティ、レモンパイ――偲と杏二の姉弟で切り盛りしている目黒の小さなリストランテ。名前は「アモーレ」。常連客の沙世ちゃんと石橋さんの理由ありカップルや初子ちゃん、そして、杏二の師匠で今は休養中の松崎さん……など、それぞれの事情を抱えたアモーレどもと季節の美味しい料理の数々を描く、幸福に満ちた物語。(解説・俵万智)
公開日: 2022/05/15
ライトノベル
 
ぼくの心の中に忘れられない人がいる。何事にも几帳面で真面目な父ではなく、定職に就かず、何事にもいい加減、不まじめで、やりたいことしかしない叔父。ぼくの人生の岐路に突然に現れては混乱を巻き起こした男。いじめに遭っていた子供時代、悶々としていた学生時代、そして……。でもそんな叔父にぼくは救われてきたんだ。『嫌われ松子の一生』『百年法』の著者が、生き辛さに悩むすべての方にエールを贈る感動作! 単行本『いよう!』改題。
公開日: 2022/05/15
ライトノベル
 
月十万円で、心穏やかに楽しく暮らそう! ――キョウコは、お愛想と夜更かしの日々から解放されるため、有名広告代理店を四十五歳で早期退職し、都内のふるい安アパート「れんげ荘」に引っ越した。そこには、六十歳すぎのおしゃれなクマガイさん、職業’旅人’という外国人好きのコナツさん……と個性豊かな人々が暮らしていた。不便さと闘いながら、鳥の声や草の匂いを知り、丁寧に入れたお茶を飲む贅沢さを知る。ささやかな幸せを求める女性を描く長篇小説。(解説・岸本葉子)
公開日: 2022/05/15
ライトノベル
 
警視庁刑事部捜査一課特命捜査係が誇るイケメンエリート刑事・鴨下俊輔。現役女子高生ながら数々の難事件を解決した実績を持つ特別捜査官・花比良真理。二人の最強コンビが立ち向かうのは、日本でテロを目論むイスラム過激派。彼らは日本を救えるのか? 白く細い脚で既存の常識を蹴り飛ばす、タフで可憐な女子高生刑事が活躍するスタイリッシュ・エンターテインメント!
公開日: 2022/05/15
ライトノベル
 
ハ・ルーン皇帝ユーリフェルトは「奇跡の一夜」を経て将軍と入れ替わり、帝室秘伝の幻影魔法を戦場へ持ち込むことで、連勝を重ねていた。対する敵国トルワブラウは、この事態を重く見て同じく王家秘伝の火炎魔法を以って大反攻を実行する!さしものユーリフェルトも渋面、「恐るべきは’薊姫’の火炎魔法か。手妻に等しい余の魔法とは大違いだ」魔法対魔法! 戦場の勝者となるのはユーリフェルトか、’薊姫’か。燎原の火に呑まれんとする帝国に、果たして時代の風は吹くか――皇帝となったセイも暗躍し、商人グレンが活躍す、三英雄共鳴のシャッフル戦記、待望の第2弾!!※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
公開日: 2022/05/13
ライトノベル
 
恋と友情を同時に失い、落ち込み気味だった大学生の咲は、早春の朝、近所の庭園に赴いた。純白の花を咲かせる木の傍に、佇む人影――白木蓮の精霊が、何故かため息をついている。咲は幼いころから花木に宿る精霊を視ることができた。美しい姿の精霊たちは、長い時を生き人を見守っている。 白木蓮にため息の理由を尋ねると、ある少女を捜してほしいと頼まれた。咲は昔なじみの精霊・楠と協力し、望みを叶えるため街を奔走する。やがて木精が抱き続けていた本心を知ったとき、咲の中でも何かが変わり始めていく――。
公開日: 2022/05/13
ライトノベル
 
真っ赤な血は明らかにナイフによる傷。事故じゃない、殺人だ。絶海の孤島、連続殺人鬼が迫る!書下し恐怖サスペンス仰向けに倒れて目を閉じている由美の首からは、真っ赤な血が流れていた。明らかにナイフによる傷。事故じゃない。今度は明らかな殺人だ。この島にいる誰かが由美を殺したのだ。この島は、ほんの少し前まで、余計なことに頭を悩ませたり、心を痛めたりする必要などまったくなく、ただ小説の執筆に専念していればよい場所だった。そう、ここ魚影島は、時代小説のベストセラー作家・國分誠吾を師とし、十四人の作家志望の男女たちが、自給自足に近い共同生活をしながら、切磋琢磨し、小説家デビューを目指す、塾が運営されていたのだが……。絶海の孤島で起こる、連続殺人の恐怖! ●主な登場人物・早野あずさ……十八歳の美少年。高校を中退、しばらくの家出の後、魚影島に来た。・上原光三郎……六十二歳。塾生では最年長。元、中学校の国語の教師。・久保寺和男……五十歳。元、飲食店の経営者。塾に多額の寄付を。・星優佳里………二十四歳。元、大手自動車メーカー事務職。城戸孝治と恋仲。・一条千春………二十一歳。島のアイドル的存在。大学休学中。早野あずさに恋心を抱く。・城戸孝治………二十七歳。元、サラリーマン。長身でハンサム。・青木潤…………四十歳。夢をあきらめ、島を去ることに。・清水由美………三十歳。元、地方新聞の記者。川端隼人と恋仲。・吉岡一馬………三十歳。元、ギタリスト志望者。剽軽もの。・石橋麗子………四十歳。元、主婦・ホテル厨房勤務。塾では食事係担当。・川端隼人………三十五歳。元、フリーター。現在の塾生では最古参でリーダー的存在。・杉田流星………二十八歳。元、高校球児、不動産会社営業職。陽気な人気者。・小川翠…………三十八歳。元、大手出版社勤務の編集者で、國分を担当。・水原綾乃………三十四歳。かつて作家デビューしたが失速。再デビューを目指している。・國分誠吾………五十五歳。時代小説のベストセラー作家。魚影塾主催者。・國分沙希………二十九歳。國分誠吾の娘。自由奔放な性格で塾生たちを翻弄する。
公開日: 2022/05/13
ライトノベル
 
贈収賄事件を追っていた城東署の強行犯捜査係長・葛木邦彦と、警察庁のキャリア組である邦彦の息子・俊史の父子。しかしあと一歩のところで黒幕の国会議員が射殺され、真相は闇に葬り去られてしまう。警察に政治家から様々な圧力がかかるなか、城東署管内で轢き逃げ事件が起こる。目撃者の証言により、事件はすぐに解決するはずだったが、容疑者が大物衆議院議員の息子と判明。捜査はまたもや警察VS.政治の様相を呈してきて。大人気シリーズ堂々の完結!
公開日: 2022/05/13
ライトノベル
 
================第1回次世代作家文芸賞受賞作品!================私はまだ成仏したくないんです幽霊に懇願されたのは――未完の恋愛小説の代筆だった!毎日を無気力に生きていた大学生の僕元作家の美女(?)幽霊二人の奇妙な共同作業が始まった================「これから伝えることをパソコンで打ち込んでください」引っ越したアパートで女性の奇妙な声がした。切迫感に急き立てられ入力していくと、それは何かの物語らしい。なんと彼女は……元小説家の幽霊だった! 未完の次回作に未練が残り成仏できない。パソコンを触れない自分の代筆を引き受けてほしい。もし出版にこぎつけられたら印税はあなたのもの。甘い言葉に誘われ〈ゴーストライター〉を引き受けた僕だったが、問題が一つあった。彼女の記憶が徐々に消えつつあるのだ。急がなければ! 可愛いけど皮肉屋な元作家の美女(!?)幽霊と、毎日を無気力に過ごしていた大学生の僕。AA1二人の奇妙な共同作業が始まった――。
公開日: 2022/05/13
ライトノベル
 
父親の性犯罪によって瓦解した家族。その出所が迫り復讐を恐れる母。消息不明の姉。17歳・無職の貫多は……。傑作「私小説」4篇。性犯罪による父親の逮捕を機に瓦解した家族。出所後の復讐に怯える母親。家出し、消息不明の姉。罪なき罰を背負わされた北町貫多は17歳、無職。犯罪加害者家族が一度解体し、瓦礫の中から再出発を始めていたとき、入所から7年の歳月を経てその罪の張本人である父親が刑期を終えようとしていた。──表題作と’不’連作の私小説「病院裏に埋める」、〈芝公園六角堂跡シリーズ〉の一篇「四冊目の『根津権現裏』」、’変化球的私小説’である「崩折れるにはままだ早い」の全四篇を収録。
公開日: 2022/05/13
ライトノベル
 
新刊『長い一日』が各紙誌で大評判。若手随一の小説の名手、芥川賞作家の滝口悠生、初の長編小説。思い出すことで、見出され、つながっていくもの。注目の芥川賞作家、初めての長篇小説。風呂トイレつき、駅から徒歩5分で家賃3万円。古アパート「かたばみ荘」では、出るときに次の入居者を自分で探してくることになっていた。部屋を引き継いだ住人がある日失踪して……。人々の記憶と語りで綴られていく16年間の物語。
公開日: 2022/05/13
ライトノベル
 
冬至の日のじゅうしぃ(雑炊)、正月に欠かせないなっと味噌、三月三日の女たちの祭りの重箱、折り目の日に食べるそうきのお汁、お墓の前の宴会・清明祭、祝いの席を彩るあんだぎい、一汁・白飯で肉親の野辺送り…戦前の沖縄・首里に生まれた著者が語る、記憶のなかの沖縄の味覚と、それを培った沖縄の心。
公開日: 2022/05/13
ライトノベル
 
一瞬で崩れ去った日常を、ひとときの輝きを放ち消え去った青春を、僕はずっと憶えている――。高2の機島縁士は春、枝垂桜の下で花嵐とともに降ってきた合内海砂と出逢う。彼女はやがて同じクラスに転校生としてやって来て、ふたりは次第に仲良くなる。が、ある日、出逢った場所で「明日、世界が終わるの」と彼女が泣き出して……。全ての謎が解けたとき、熱い感動に心が震える「僕と君の365日」著者の珠玉の純愛小説。
公開日: 2022/05/13
ライトノベル
 
神社の境内の先に、突然見えてくるのは「夕闇商店街」。 そこは幽世と現世の境目にある、あやかしたちが営む商店街。現世との境界があいまいになったときに、心が不安定な人間が導かれたように訪れるのだという。 眉目秀麗な店主がいとなむ『コハク妖菓子店』には、いっぷう変わった名前のお菓子が並び、迷い込んだ人間たちはついお菓子を手にしてしまうのだが――
公開日: 2022/05/13
ライトノベル
 
長野県三須々市で生まれ育った25歳の善は、薬剤師として市内最大の総合病院で働くことになった。多岐にわたる病院薬剤師として激務をこなす毎日。善には幼い頃から前触れなくこれから起こる事件や事故の模様が見えてしまうという不可解な能力に悩まされていた。ある日、善の脳内に老人が突如苦しみ倒れる状況が見えてしまう。それは紛れもなく、善の働く病院の中だった…。緊迫感溢れる、医療エンターテインメント小説。
公開日: 2022/05/13
ライトノベル
 
【期間限定 試し読み増量版】皇帝ユーリが杯を片手に批判した。「この国の禍根は将兵の惰弱にある」将軍グレンは長き戦に疲れていた。「平民の如く安楽に暮らせれば……」商人で平民のセイが反論した。「安楽だって? お上が民を見捨ててるのがこの国一番の問題なのに?」最後に皆が声をそろえて言った。「だったらおまえが代わってみろ!」それは後世にいう奇跡の一夜――偶然、酒場で出会った三人は立場を入れ替え、滅びゆく帝国を蘇らせる!商人セイは皇帝となり民を富ませ、ユーリは帝室魔術を戦場に持ち込み、グレンは市井を蝕む既得権益を一刀両断する。適材適所で己の真価を発揮させる、三英雄共鳴のシャッフル戦記、開幕!!※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
公開日: 2022/05/13
ライトノベル
 
住宅地の奥でひっそりと営業している、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。この喫茶店には、がんばっている毎日からちょっとばかり逃げ出したくなったお客さんが、ふらりと訪れる。SNSで発信される〈ていねいな暮らし〉に振り回されたり、仕事をひとりで抱え込み体調を崩したり……。目まぐるしく変わる世の中で疲れた体と強ばった心を、店主そろりの美味しい料理が優しくほぐします。今宵も「あなたの悩みに効くメニュー」をご用意してお待ちしております。心がくつろぐ連作短編集、開店。
公開日: 2022/05/12
ライトノベル
 
自然豊かな里に暮らす花守ひばりは、虫をこよなく愛する活発な少女。2人の幼馴染と一緒に充実した子供時代を送っていたが、十五歳の誕生日に、亡き母が生前遺したメッセージを聞き、自らの命にまつわる数奇な運命を知ることになる。知らされた事実に衝撃を受けつつも自分の目指す道を信じて進むひばりに、やがてこれもまた運命的といえる1人の男性との出会いが訪れ……。今を懸命に生きていくこと、そして命を繋いでいくことの尊さを知る感動作!
公開日: 2022/05/12
ライトノベル
 
伝記の名手が描く’情熱の歌人’の一代記。「わたし、ちっとも、後悔はしておりません。……じっと耐えて、先生との恋のために、どこまでも、戦い抜いて行きます。もし、この恋が実をむすばなかったとしても……」 大阪・堺で和菓子店を営む家に生まれた鳳晶子。幼い頃から文学に親しんでいた少女は、やがて短歌の世界にのめり込み、入会した関西青年文学会でみずみずしい歌を披露するようになる。 与謝野鉄幹が主宰する「明星」にも投稿していた晶子は、ある宴席で初めて鉄幹と会い、その人間的魅力の虜に。そして妻子のある身だとは知りながら、鉄幹の元に押しかけてゆき――。 恋に生き、歌に生きた’情熱の歌人’与謝野晶子の生涯を、’伝記の名手’和田芳恵が生き生きと描く。
公開日: 2022/05/12
ライトノベル
 
華々しいデビューを飾った若き美貌の建築家マダレーナ・マリア・ダ・コスタ。途切れることのない仕事の依頼、信頼できる仲間、金と名声。全てを手に入れても、誰にも明かせぬ忌まわしい過去が、彼女の心を蝕み続ける。底知れぬ孤独の中で、あがき、苦しみ抜いた先に何が見えるのか? 光溢れるリスボンを舞台に、女の命がほとばしる。
公開日: 2022/05/12
ライトノベル
 
共に八王子の養護施設で育ち、社会に出てからも実の姉弟のように身を寄せ合って同じ家に暮らす周也と芳子。どんな仕事に就いてもすぐに辞めてしまい言い訳ばかりの周也を、芳子はただただ優しく受け入れる。周也を甘やかし、駄目にしてきたのは自分だと芳子はわかっていた。そう、周也がどんな「罪」を犯そうとも……。恋とも家族愛とも似て非なるその関係は、裏社会の人びとも巻き込んで思いもよらない方向に突き進み――。恋愛小説の旗手が、業を背負った男女の繋がりを描く長編小説。なぜ彼女は彼を突き放せないのだろう?
公開日: 2022/05/12
ライトノベル
 
赤眼の憑きもの落とし・浮雲。絵師の卵・八十八。大ヒットシリーズ『心霊探偵八雲』のルーツを描く、幕末ミステリー。赤眼の憑きもの落とし・浮雲と絵師の卵・八十八のもとには、今日も怪異にまつわる不可思議な事件が舞い込んでくる。八十八が好意を寄せる伊織が、武家に嫁ぐことになった。想いを押し殺して彼女の縁談を祝福する八十八だが、その頃から伊織が雀の群れに襲われる心霊現象に悩まされるようになる――(コトリの理)。小間物屋のせがれが、夜な夜な怨霊を祀る神社へ通っている。相談を受けた浮雲は、別の心霊事件との接点を見出し――(御霊の理)。遊女を襲い、その血で絵を描こうとしたという絵師。常軌を逸した男が次に狙うのは!?――(血縁の理)。
公開日: 2022/05/12
ライトノベル
 
藤城貢は全日本航空(株)のジュネーヴ営業所の所長である。同社は半官半民のナショナル・フラッグ・キャリアーで、戦後、日本の経済発展とともに成長し世界ナンバーワンの航空会社に成長していた…。著者のキャリアと重なる主人公・藤城貢のビジネスマンとしての姿を描く小説。
公開日: 2022/05/12
ライトノベル
 
わたしたちの、奇跡のような一夏の物語。17歳の夏、SNSで知り合ったパパイヤとママイヤは木更津の小櫃川河口の干潟で待ち合わせをして、初めて会った。アル中の父親が大嫌いなバレーボール部のパパイヤと、芸術家の母親に振り回されて育った、写真が好きなママイヤ。二人は流木が折り重なる’木の墓場’で週に一回会うようになり、心を通わせる。そして、奇跡のような出会いは、二人の夏を特別なものに変えていく――「なりたい自分だって気がするんだよね、あんたといる時だけ」少女たちの儚くも輝かしい一夏を瑞々しい筆致で描く、新時代のガールミーツガール小説。
公開日: 2022/05/11
ライトノベル
 
夫と死別し、神とは何かを求めてパリに飛び立った私。極限の信仰を求めてプスチニアと呼ばれる、貧しい小さな部屋に辿り着くが、そこは日常の生活に必要なもの一切を捨て切った荒涼とした砂漠のような部屋。個人としての「亡命」とは、神とは、宗教とは何か。異邦人として暮らし、神の沈黙と深く向きあう魂の巡礼、天路歴程の静謐な旅。著者を敬愛する芥川賞作家石沢麻依による解説を巻末収録。’……私は、内部からパアッと照らしだす光の中にいた。生まれて以来、何処にいても、居場所でないと感じつづけた、わけが、わかった。わかった、わかった。と、何かが叫んでいた。逆なのです、わたしたちすべて、人間すべて、あちらからこちらへ亡命してきているのです。あちらへと亡命するのではなく、この亡命地からあちらへ帰っていくのです。かつて、そこに居たのですから。’──本文より芥川賞作家石沢麻依さん大推薦! 待望の文芸文庫化。「『亡命者』は私にとっても思い入れの深い作品です。初めて読んだ時は、それまでの作風との違いに困惑したものの、最後のページにたどり着く頃には、深い白と青の光景に言葉を失くしました。入れ子構造の巡礼世界に、こんな領域まで言葉がたどり着けるのか、と畏れも感じた覚えがあります。そして、現在、自分がドイツにいることにより、個人としての「亡命」とは何なのかを考えさせられています。」
公開日: 2022/05/11
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