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【日本文学】タグのライトノベル・小説

高級タワーマンションに暮らす岩見有紗は窒息寸前だ。ままならぬ子育て、しがらみに満ちたママ友たちとの付き合い、海外出張中の夫・俊平からの離婚申し出、そして誰にも明かせない彼女自身の過去。軋んでいく人間関係を通じて、徐々に明らかとなるそれぞれの秘密。華やかな幸せの裏側に潜む悪意と空虚を暴き出す。人気女性誌「VERY」連載時から話題沸騰の衝撃作!
公開日: 2022/02/25
ライトノベル
 
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。民俗学者による、生活と自然との素朴な触れ合いから生れた言葉をすくいあげ、心暖まる山村の日々を独自な聞き書き文で描いた随筆【目次より】■春の日に張れるやなぎを採り持ちてかんざくら春木山 労働の一かわらぼんぽん彼岸味噌 食物の一こぶしだいしゃくいずみどのたんたん滝水 遊びと唄の一やわらつぶ と びんろうじみねば女の行 産育の一駒の雪 諺の一■路の辺の草深ゆりの花咲みにいちき草刈り 労働の一もちのきつぶつぶ 食物の二しろかのこやまぶしはんがんひとりふたりさめのこ 遊びと唄の二ふじっぱめめひずゆめなど 産育の二ぴなかないっちょきくらこくらまりこの夕立 諺の二■あしひきの山の木ぬれの保与とりてさかさばらかち荷など 労働の三めっぱすこふんぐりなど 食物の三ひがんぎくねんじばちてんじんさんのつばき氷の垂木 色々な唄の一ありばばねばなあらおみたま 葬礼習俗きりからすのつぎき乾の夕焼 諺の三■すめ神の神の宮人ところづらあわたつぼなど 労慟の四やまどりどや餅など 食物の四きじんとりところかわおそひゃくわっと 色々な唄の二ほどんづるとっぴこんにゃくバサ ほんとにあった話かんがらもろんど笹棲に落つる涙 諺の四あとがき地名一覧※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
公開日: 2022/02/25
ライトノベル
 
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。そこには万葉の昔から、今も変わらぬ人と自然のふれ合いがある。本書は『山村の四季』『八重葎帖』についで著者の書き下ろした信濃・越後・奈良の山村の草木随筆集。山国の四季おりおりの植物と人のこころのふれ合いが、土地の美しい日本語で描き出される。【目次より】■雪消沢恵具つむ乙女そろいたけびらきやまなしさずいゆりたものきほうらくいちごにわとこかやねどうっつねちちんの話■高円の野辺の貌花ちゃんからちゃがまでえっばらとりあしとうへんじみょうみょうつぼっつらにれどんぼうのくみかみかあげつばきなぎかんがらかつぎようごちょっきらの話■葛の葉のあゆける我をさんまたびいゆさごすいじんさんのてまめふじもうぎくまいっつるひなっつびうずまきぶどうさなづるよつずみさるで山鳥の話■笹が葉のさやぐ霜夜にからすのかんなべしょうとどころあかんぼ霜の笹さるぼこあかがらがにまめどうの話あとがき地名一覧※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
公開日: 2022/02/25
ライトノベル
 
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。雑草が大量に生い茂っているさまを八重葎という。四季を通して繁茂するさまざま植物をめぐるエッセイ。自然と人間のよい関係を描く。【目次より】■つつじ花もてかしづかれたまふじなしゆきつばききんつつじぽつらやまぶきのうしろつつぎれっだこうめぜんめこなしちんばりながたかばらおくたねすげささぎっぱほうそうならぎゃくの話■築地に白き山牛努の花とうごぽうかべよしかいろっぱめくらしょうぶせきしょねぶろったまかんぴろよめごろしまむしのはわくんてどようつつじ盆の花どくいらやまずいこあきしらせへっぴりづるかみなりよけみょうきんの話■ほの紅らめる山うけら花あぶらっぽうかあとりぐさみちしばしっぱつほつきだんごづるあけぶおろめばなたなばたそうみやまつてのひらもみじいぽっつりの話■真碩の沈む枯葎藪ふしにんじんすねこすりしろつりがねはっぽんたかやまかりやせはねすがやふよばないなざんしょうはなたかてんぐどんぽづまきどうほんこもづちあずきあらいの話あとがき※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
公開日: 2022/02/25
ライトノベル
 
海洋研究所に勤めるイーサンと飼育委員のノアのもとに、国際バイオ企業からある依頼が舞い込んだ。世界環境を救う貴重なキャニスターを、シャチを訓練して海底から回収して欲しいという。間もなく訓練用の仔シャチが到着。イーサンはセブンと名付けられたそのシャチが愛情深く、他動物と言語によるコミュニケーションが出来ることに気づく。しかしここに来る前にいた海の世界では、セブンはカイという名で、好奇心が災いし、従姉のエルと共に人間に捕獲されたのだった。ある日、外洋での訓練中、離れ離れになったエルが苦境にあることをクジラから聞いたセブンは、心配のあまり不調に陥る。その様子を見たイーサンは、苦心の末、セブンの不調の原因を突き止め、ミッション終了後にシャチたちを故郷の海に帰すことを決意する。果たしてセブンは無事ミッションを遂行することが出来るのか――。第34回小説すばる新人賞受賞作。
公開日: 2022/02/25
ライトノベル
 
小さな活版印刷所「三日月堂」。 店主の弓子が活字を拾い刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった言葉――。 三日月堂が軌道に乗り始めた一方で、金子は愛を育み、柚原は人生に悩み……。そして弓子達のその後とは? 三日月堂の「未来」が描かれる番外編。
公開日: 2022/02/25
ライトノベル
 
段駄羅は、日本語の同音異義表現の多様性を生かして五七五の中に異なる二景を詠み込み、思いがけない日本語の変化の落差を楽しむ知的な言葉遊びです。 石川県の輪島塗職人の仕事場を中心に、江戸時代後期から明治時代にかけて大流行し、輪島塗の技術と共に、親方から弟子へと受け継がれて来た伝統文化の一つです。 段駄羅作品の一例を本来の表記法(正調)で示しますと、感染者 ますくにじゅうに 念のため となり、形式は俳句や川柳と同じ五七五ですが中の七音が異なる二つの意味を持ち、上の五と下の五音に、それぞれつながっています。 先ほど平仮名のみで表記された中七の二つの意味を漢字・平仮名まじりで解き明かしますと、感染者 増す国中に /マスク二重に 念のため となります。 このように段駄羅においては、一句の前半の五七と、後半の七五で異なる二景を詠み分けており、実質的には五七七五の短詩型文芸です。 これを現代風に言い換えると、パソコン入力時に起こる「誤変換」を、五七七五の定型詩として意図的にこしらえる知的な言葉遊びであるとも言えます。 楽しい段駄羅作品を満載した本書で、能登輪島に伝わる言葉の変身術の数々を満喫していただけたら幸いです。※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
公開日: 2022/02/24
ライトノベル
 
異常な父親のせいで家族の心はバラバラだ。優秀だった兄は家を飛び出し、母親は入院して余命宣告を受けた。複雑な家庭の中で生きる男子高生の歪んだ恋愛と日常を、現役大学生YouTuberが鮮やかに描いた意欲作!
公開日: 2022/02/24
ライトノベル
 
公立小学校教諭のひかりは、都内の赴任先で衝撃を受ける。立ち歩き、暴力、通じない日本語……。強くならなければ、子どもたちは守れない。公立小学校の教師になって五年目のひかりは、都内の赴任先で出会った人々に衝撃を受けていた。日本語が話せないベトナム国籍のグエン・ティ・ロン、授業中に教室を出て行く今田真亜紅、不登校気味で給食だけ食べに来る佐内大河、クラス分けに抗議をしにくる児童の母親…。ひかりの前任者は鬱で休職中。さらに同僚からは「この学校ではなにもしないことです。多くのことを見ないようにしてください」と釘をさされてしまう。持ち前の負けん気に火がついたひかりは、前向きな性格と行動力で、ひとりひとりの児童に向き合おうとするが……。虐待、貧困、性暴力――。過酷な環境で生き延びる子らに、悩みながら寄り添うひかりが最後に見た希望とは。
公開日: 2022/02/24
ライトノベル
 
「私の父の深沢武吉は,生涯巡査であった」.戦中から戦後初期の淡路島.小さな駐在所に身を寄せ合う,ある一家のささやかな幸福と戦争の傷痕.――実父をモデルに著者が遺した珠玉の物語は,父親とは何か,時代の激変のなかの家族,人間の矜持,生きることの諦観と希望とは何かを問いかけてやまない.解説=長嶋有
公開日: 2022/02/24
ライトノベル
 
なんだろ? この不平等感! そろそろ口に出してもいいんじゃない? 『わたし、定時で帰ります。』の著者が放つ、女子たちの本音満載の物語。例えば――。女性には’もやもや’がつきものだ。たとえば何回か来る人生の通過儀礼。結婚では夫の名前になり、旧姓は消えてしまう。義理のお母さんから孫を早く生んでと言われる。けれど嫁だから、夫の実家をたてて、自分の本当の気持ちはしまい込む……。最初はちょっとだけのがまんのはずが……。出産、親の痴ほう、失恋、引っ越しなど、人生は常に変わっていく。大小問わず、ふいに訪れる人生の節目で、これまで築いてきた人間関係は変わってしまう。どうして、女性ばかりがそれらを全部背負わなきゃいけないの。普段、人に言えずしまい込んでいる嫌な気持ちを、見つめ、解放してくれる物語の数々。くらやみから聞こえてくるのは――女子たちの本音。私たちはもう一度、生まれ変わる。解放される。自分のために!すべての戦う女性たちのための応援歌!
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
小春(こはる)たちチームOGMの活躍によって、巫狐(みこ)による京都の心霊スポットでの動画撮影騒動は一件落着したかに思われた。だが、その裏で暗躍していた、怪しげな黒い狐面の存在が明らかになる。小春たちは、心霊スポットで何かを探している様子だったというその人物の正体を追うが、仲間の一人が連れ去られてしまい……!?黒い狐面の衝撃の正体、そしてその胸に秘されていた切なる想いと願いとは――。前世からの縁を通じてめぐり逢い、数々の不思議な出来事を解決してきた小春と澪人。大切な出逢いと経験を糧に、それぞれの新たな未来に向けて、ついに一歩を踏み出す!京都の四季と和菓子で贈る、優しい恋と成長の物語。大人気日常ファンタジー、温かな希望あふれる感動のフィナーレ!――この祇園で、数々の愛しき縁と出逢い、胸に抱いたこの夢と想いは、きっと、ずっと色褪せない。
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
世界的な大嵐から、先端複製技術で奇跡の復興を遂げた都市・超東京に、特殊能力を持つ若者達が現れた。怪盗団MAD JESTERS、用心棒集団ROWDY SHOGUN、イリュージョン集団Astro9、ハッカーチームJIGGY BOYS。盗む者と護る者、救う者と暴く者。それぞれの軌跡が絡み合い、闘いと絆の物語が動き出す――。次世代エンタテインメントプロジェクト「BATTLE OF TOKYO」原作小説第3弾。
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
赤い左眼を持ち、死者の魂を見ることができる斉藤八雲。晴香との出会いを八雲視点で描いた「あの日の君」ほか、読めばもっと八雲シリーズを好きになるファン必携のショートストーリー集が待望の書籍化!
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
親友の彼氏に片想い中の美月は、ある日、高校の図書室で手に取った『こころ』に自分宛てのラブレターを見つける。差出人は「佐藤」、でも心当たりはゼロ。あなたは、一体誰――? 切なさに包まれる恋物語。
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
芦屋の定食屋「ばんめし屋」に節分の時期が。巻き寿司の提供で盛り上がる中、海里の後輩・李英が店を訪れる。体を壊し役者を休業中の彼は、海里が通う朗読のレッスンに参加したいと言う。海里は快諾するが、師匠で女優の悠子と李英のやりとりを聞いて、李英のほうが才能があるのではと愕然とする。それを機に仲違いしてしまうが、店長の夏神のはからいで、有馬温泉に2人きりで旅行することに……。友情と親子愛に涙溢れる第17弾!
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
人はいつだって、誰かを待っているんやね。大阪の下町、玉出の銭湯に居候する駆け出しの落語家・甘夏。彼女の師匠はある日、一切の連絡を絶って失踪した。師匠不在の中、一門を守り、師匠を待つことを決めた甘夏と二人の兄弟子。一門のゴシップを楽しむ野次馬、女性落語家への偏見――。苦境を打開するため、甘夏は自身が住んでいる銭湯で、深夜に「師匠、死んじゃったかもしれない寄席」を行うことを思いつく。寄席にはそれぞれに事情を抱える人々が集まってきて――。
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
神奈川県警の心理職特別捜査官・真田夏希に贈られてきた人形。その服は、夏希がかつて人前でまとっていた物にそっくりだった。ファンを名乗る者から次々と贈られてくる人形には、どんな意図があるのか?
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
ハンガリー王国大蔵省の職員・バログは、現場担当としてユダヤ人の資産を保護・退避させるべく「黄金列車」に乗り込む。財宝を狙い近づいてくる悪党らを相手に、文官の論理と交渉術で渡り合っていくが――。
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
コメディ映画監督の中井戸八郎(69)はスランプ中。そんな中、家庭を持つ長男の章雄(44)が仕事を辞めて戻ってきた。同じ頃、長女の美子(33)が離婚、孫の吾郎(10)を連れて出戻った。家にはもともと引きこもりの次男・真太郎(36)がいる。ある日、プロデューサーから八郎が所有するはずの名監督’世界の黒川’の遺稿がネットオークションに出ていると聞き、八郎は家族の誰かが出品したのではと疑うが……。
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
心地よい風の吹く、大阪南部の海辺の町。妻子に逃げられた50オトコが元カノに拾われた先は「喫茶テンノット」。男は店に来る顔馴染みや町の人々と、再び人生に向き直っていく。身内を亡くしたイカナゴ漁師、離婚して愛娘と離れ離れになった友、同級生の女性とその年老いた父親との確執と和解――町には義理や人情が渦巻いている。〈岸和田少年愚連隊〉の元祖ヤンチャ作家がたどり着いた境地!
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
上野の森に佇む、夜だけオープンする洋服屋。そこには一点モノの服が並ぶ。仕立てるのはファッションデザイナーの梓振流。ある日、アパレル販売員の五福あやめがお店を訪れた。仕事に忙殺される彼女だったが、振流のアイテムに心動かされ、日常が変わっていく。彼と同じ時を過ごす中であやめは知る。天才デザイナーの服への想い、そして隠された秘密まで。その一着を、もっと気楽に。笑顔をもたらすハピネス・エンタテインメント!
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
二年前、東北で横死した劇作家兼演出家の破月悠高。妻の久代がその未完成の遺作を発見した。学生時代に夫妻も所属していた劇団NTRをモデルにしたその戯曲を読んだ久代は、同じく劇団員だった鷹野裕に声を掛ける。「裕、あの戯曲の続き書かない?」相談の結果、元劇団員たちがそれぞれ好きな形式で文章を寄せることになった。作品集のタイトルは「ヒカリ文集」。劇団のマドンナであり、あるとき姿を消してしまった不思議な魅力を持った女性、賀集ヒカリの思い出が描かれてゆく。『親指Pの修業時代』『犬身』『最愛の子ども』……そして新たな傑作が誕生!
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
歴史の大きな変わり目には、社会は流動化し、人間関係にも平時には起こりえず、想像もつかない変動が生じる。そんなときにひょっこり生まれる人びとの予想外の取り合わせは、貴重な’歴史の偶然’として現出するが、多くの場合たちまち短命に消え失せてしまい、人びとに記憶されず、ましてや記録として書き残されることもない。わたし筆者(わたし)がこれから書こうとしている物語は、ことによったら歴史の流れを異なる水路に導いたかもしれないひとつのエピソードである(「明治天皇の馭者」より)。文明とは、ある可能性の粉砕であり、開化とは、挫折した夢と怨みの上に咲いた花である。新時代の到来に必然はない。ありえたかもしれない未来と希望のもつれを解きほぐす、5つのネオフィクションの試みが見せる光景とは?
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
「群像」誌上に発表し、話題となった傑作文芸批評をまとめた試みの作家論集。序論 町田康論 いとうせいこう論 西加奈子論 ほか小山田圭吾、みうらじゅんにも言及。「自分ならざる者を精一杯に生きる」 ’今日よりも少しはマシな明日を迎えるために’――《芸能》の核心は、この「ウソ/本当」の二分法を貫く、一生懸命で心を込めたいとなみに宿っている。このような意味において、小説もまた《芸能》のいち形態である、と言える。小説もまた、音楽や映画や漫画といった他の表現と同様、ここにはない喜びを、悲しみを、憎しみを、愛しさを現前化しようとする。 小説とは、わたしたちが生きる日常とはまったく異なる出来事が上演される場所だ。作中人物たちはゆたかな世界を演出すべく、小説の舞台を動きまわり、読者の気を引こうとする。そして、彼らの行動を追い、彼らに感情移入さえする読者は、ほんのつかのま、読書行為を通じて、普段の自分とは違う何者かになる。もしかしたら、読むまえと読んだあととでは、世界が一変しているかもしれない。すぐれた《芸能》とはおうおうにして、そういうものだ。 大事なことは、《芸能》の世界が少なからず、現実の世界なり社会なりと異なっている、ということだ。逆に言えば、現実の社会を追認するような《芸能》は物足りない。退屈な社会を生きるわたしたちが、ほんのひとときでも、《芸能》に触れて日常から抜け出す。その逸脱による解放的な喜びこそ、明日以降を生きるための活力となるのだ。 いち生活者の僕は、だからこそ、小説を読む。だからこそ、音楽を聴く。明日以降の生活を少しでもマシなものにするために。――(本書序論より抜粋)
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。これは、ラプンツェルとユージーンが両想いになってから、結婚式をあげるまでを描いた、とっておきの物語。ユージーンにプロポーズされて、喜びで胸がはじけそうなラプンツェル。お菓子作りが得意なアッティラがウエディングケーキを準備してくれたり、花屋になるのが夢のトールが、ブーケを作ってくれたりと、仲間たちも準備を手伝いながら、晴れの日を心待ちにしているようです。ラプンツェルも張り切って、ウエディングドレスをデザインしてみることにしました。ところが、なかなかうまくデザインできません。そんなとき、おうひさまがラプンツェルに声をかけて……?最高に幸せなラプンツェルとユージーン、そして心のこもった祝福をする仲間たちの姿があたたかな感動を呼ぶ、ハートフル・ストーリー!※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
昭和18年、戦時下の日本。国家のために死ぬことを夢見る軍国少年・勇二が出会ったのは、歴史学者の娘・涼子。日本が戦争に負けると言い放ち、自由奔放に振る舞う不謹慎な彼女が、大学生の兄の恋人だと知ったのは、学徒出陣が近付く頃だった…。「どうして俺が生き残っちゃったんだろうな」「生き残ることは罪じゃないでしょう」自由が統制され、夢を見ることさえ叶わない社会で、少年少女はどこへたどりつくのか。秘密の図書館、真夜中の帝都、出征の朝、西へ向かう夜汽車、真っ白な日の丸。『平成くん、さようなら』の著者による書き下ろし青春小説!!
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
放蕩と極貧生活を送った元破滅型文学青年。歳を重ねてからは、草木を愛で散歩を趣味とし、寒くなれば冬眠する。人はいつ死ぬかわからない、だからこそ生きているだけで面白い――生死の境を彷徨い「生存五ケ年計画」を経て辿り着いたこの境地。「暢気眼鏡」の作家が’閑な老人’になるまでを綴った、文庫オリジナル作品集。〈編集・解説〉荻原魚雷目次I五年祖父退職の願い約束狸の説片づけごと苔閑な老人歩きたい上高地行II相変らず厭世・楽天古本回顧談気の弱さ、強さ文学と家庭の幸福運ということ老後の問題核兵器――素人の心配明治は遠く――わが家の男女同権戦友上林暁生きる
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
『ヒカリ文集』刊行記念! 一部を無料で試し読みいただけます。さらに特典として、著者・松浦理英子氏の特別エッセイも収録。二年前、東北で横死した劇作家兼演出家の破月悠高。妻の久代がその未完成の遺作を発見した。学生時代に夫妻も所属していた劇団NTRをモデルにしたその戯曲を読んだ久代は、同じく劇団員だった鷹野裕に声を掛ける。「裕、あの戯曲の続き書かない?」相談の結果、元劇団員たちがそれぞれ好きな形式で文章を寄せることになった。作品集のタイトルは「ヒカリ文集」。劇団のマドンナであり、あるとき姿を消してしまった不思議な魅力を持った女性、賀集ヒカリの思い出が描かれてゆく。『親指Pの修業時代』『犬身』『最愛の子ども』……そして新たな傑作が誕生!
公開日: 2022/02/22
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音の無い世界で暮らす君に、届く言葉は見つからない――。『怒り』『悪人』の吉田修一が贈る、感動の恋愛小説。「君を守りたいなんて、傲慢なことを思っているわけでもない」「でも」「何もできないかもしれないけど」「そばにいてほしい」。テレビ局に勤める俊平は、公園で耳の不自由な女性・響子と出会う。穏やかな日々を重ねる二人だが、ある日、彼女は姿を消した。音によって住む世界を隔てられた二人に起きた奇跡とは?
公開日: 2022/02/22
ライトノベル
 
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