【ルポ・エッセイ・自叙伝】タグのライトノベル・小説
誰もが出あうであろう戸惑いの一瞬を切り取り、壇蜜流の解釈でそのやり過ごし方(処世術?)を綴る書き下ろしエッセイ集。人生は’どうしよう’の連続。いろいろあるけれど、私はこうして生きています――劣等感も弱みもちょっとした色恋沙汰も、世間が想像する’壇蜜’をしっかり務めるその裏側、ひとりの30代女性としての素顔が詰まった1冊です。
本は人を変えるのだ。あの時あの本に出会わなかったら――。作家として書評家として第一線で活躍する池澤夏樹の半世紀にわたる読書遍歴。広大な書物の海を航海し、自らの歩みに多大な影響を与えた寄港地=書物を巡る18章は、書物の世界の旅への魅惑的な誘い。【著者】池澤夏樹1945年北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。以後多くの旅を重ね、3年をギリシャで、10年を沖縄で、5年をフランスで過ごして、今は札幌在住。1987年『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『マシアス・ギリの失脚』『花を運ぶ妹』『静かな大地』『キップをなくして』『カデナ』『アトミック・ボックス』など。自然と人間の関係について明晰な思索を重ね、数々の作品を生む。2014年末より「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」全30巻の刊行を開始。
母から娘へ。100日で綴られた心温まる絵葉書の数々。日常の何気ない一瞬を、温かみのあるイラストとユーモラスな詩で表現しました。※本巻では約25日分の絵葉書をお楽しみいただけます。
長友佑都、推薦!「東京? 誇りっしょ!」――長友佑都(インテル・ミラノ)読むとFC東京がもっと好きになる!J2から世界を目指す!東京ガスサッカー部時代から現在まで、FC東京のすべてを知る男による、興奮&感動エピソード、秘蔵写真満載の「東京サポーターズ・バイブル!」FC東京の現役&歴代選手による、東京への思い、ファン・サポーターへの熱いメッセージも収録!※電子書籍版は単行本(紙書籍)と一部内容が異なります。あらかじめご了承ください。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。読み切り4編+各作品についての著者解説!<本文「はじめに」より>ドストエフスキーは『罪と罰』で、人間社会の矛盾というものを社会的な観点を踏まえながら、実に鋭く浮き彫りにさせたんや。主人公ラスコーリニコフは、自分を非凡な人間だと自負している。しかし、銭がない貧乏人や。そのために大学を中退せざるを得なかった。それに反して、ひたすら強欲な婆さんは、金貸しをして金を稼いでいる。それはラスコーリニコフとしては、許しがたい矛盾なんや。(略)学を持ったラスコーリニコフも、金を持った金貸しの婆さんも、いわば銭に転んだ人間や。逆にそのどちらも持たない娼婦のソーニャは、それらを見事に乗り越えて驚くべき深い人間性を獲得しているんや。ここに載っている銭と人間の関係を描いた短編は、そういう『罪と罰』の深遠なる哲学から生まれたんや。<目次>●50億円の約束手形 自作解説「『ナニワ金融道』につながった作品や」●彼岸と此岸の間で 自作解説「人生の価値は銭では計れんのやで」●邂逅 自作解説「『罪と罰』をヒントに描いたんや」●ラテン喫茶の頃 自作解説「『ナニワ金融道』と並行して描いたからしんどかった」●コラム:漫画家成功物語 後編「年中無休の24時間営業が漫画家生活や」<著者> 青木 雄二(あおき ゆうじ) 1945年、京都生まれ。某工業高校の土木科を卒業。30種類以上の職を渡り歩きながら、暇を見つけては漫画を描き、出版社に投稿。後に累計一千万部の大ヒット作品『ナニワ金融道』の原型となった。巨額の富を手にするも、自らの信念に従い、頂点で漫画家を卒業。「いかに貧しき人々を裕福にするか」の研究を続けていたが、2003年肺ガンで逝去 ★impress QuickBooks()は、気軽に電子書籍を楽しんでいただきたいという想いから生まれた電子専門レーベルです
ジャズ界の巨匠が放つ文字版・交響組曲全8楽章!疾風怒濤のジャムセッションの日々から、マル・ウォルドロン、セシル・テイラー、富樫雅彦、今村昌平、赤塚不二夫、タモリ、西江雅之、林英哲、浅川マキなど、各方面の達人との交流エピソード、ジャズとは何かという講演、旅にまつわる面白話まで、リズムにのってどんどんつづるグルーブ感はまさにジャズの即興演奏!解説・菊地成孔。【ご購入の前に】本電子書籍には、紙版で収録されている譜面3点は収録されておりません。あらかじめご了承のうえご購入くださいますよう、お願い申し上げます。
早く、一秒でもいいから早く大人になりたい。少年たちは理不尽な叱られ方をする度に怒りを一種のホルモンに変えて成長していく――。空を飛ぶ夢ばかり見た少年時代、よこしまな初恋、金縛りから始まる恐怖体験、さまざまな別れと出会い、とことん睦み合った酒の正体、煙草呑みの言いわけ。薄闇の路地裏に見え隠れする、喜びと悲しみと羞じらいに満ちた遠い日の記憶。
ホーソーンの短編に想を得た奇怪落語、家庭内宗教戦争に火花をちらす超常識プッツンホームドラマ落語。傑作二題。抱腹絶倒、ぷるぷるすることまちがいなしのラジオ、TVでの必殺コント脚本34本。二十世紀末期調査のため宇宙船に乗り込んだオトボケ隊員、妖怪研究博士、ロック英会話教師、代官と御用商人、謎の三老忍者、不気味な双子社長が縦横無尽にTV局内を駆巡る小説。豪華三本立て異能作品。
レジ横でターンテーブルをまわすコンビニ店員の異様な情熱、スティーヴィー・ワンダーのものまねをしながら文化祭のステージ上で火を噴いた友人の狂気――。何気ない日常に潜む、バカバカしくも愛おしい、イビツな人々のエピソードが満載! 先入観や思い込みを捨て、何かに「気づくこと」の楽しさと大切さを再認識させてくれる珠玉のエッセイ集。
根源なる「歌」をもとめて。現代日本を代表する詩人が語る魂の軌跡!戦時下に多感な幼年期を過ごした「非常時の子供」が、傷を抱いたまま詩人となるまで。詩壇へのデビュー。アメリカ、ブラジルなどの海外体験。内外の芸術家、哲学者、小説家たちとの交流。そして、言葉の限界を極限まで突き詰めた詩作活動の根源に至るまで。世界的評価も高い現代日本最高の詩人が、自ら内面の軌跡を縦横無尽に語り尽くした驚きの「詩的自伝」!!
阪急電鉄の創業者、宝塚少女歌劇の生みの親として知られる小林一三銀行を辞して妻子とともに大阪に行った彼は妻子を抱えてたちまち生活に窮してしまいます。しかし、電鉄事業に将来性を見た彼は、「箕面有馬電気軌道」なる会社の専務に就任。ここから大きく運命が拓けてきます。顧客は創造するものと考えた小林は、郊外に宅地造成、割賦分譲販売、遊園地や劇場、ターミナルデパートと次々とアイディアを繰り出していく……。
人生はきれいごとばかりじゃない。だから、くだらないやりとりを絶やさずに暮らしたい――。家族、仕事、旅、恋、結婚……。ときにほろ苦く、ときにせつなく綴った女優の生活。共感度100%。
「お前のオヤジってバカだよな」。パパがテレビに出た翌日は、必ず学校でからかわれる。どうしたらパパのすごさが伝わるんだろう?小遣いで買った三十六色の絵の具も、友達を連れて行った松竹演芸場も、警察署で流した涙も、全部パパの誇りを取り戻すためだった――。笑って、泣いて胸が熱くなる。昭和の名コメディアン東八郎と、その息子の物語。
「あなたの話を聞いて今、堅気やっています」――あの永さんが、日本全国の刑務所を訪ね歩いた慰問講演集。前代未聞、塀の中の懲りない面々に、笑いあり、涙ありの迷(?)説法の連続ライブ。女子刑務所ではオカマを論じ、倶利迦羅紋紋の前で長生きと健康法を説く。人権スレスレ、でもなぜか面白くて、温かい。シャバでは絶対聞けません。
「ビリギャル」などのヒット作を出したことで一躍有名になった、みんなのストーリーが集まる投稿サイト「Storys.jp(ストーリーズ)」に投稿され、好評を博した同名タイトルを大幅に加筆修正して書籍化したもの。ラブレターの代筆屋なる商売を始めた著者に寄せられる数々の依頼――、「遠距離恋愛中の彼女にプロポーズをしたい」「離婚をなかったことにしてほしい」などの依頼に精いっぱい向き合い、依頼者の想いを伝えようとする代筆屋の日々を描いた心温まるストーリー。なかなか公表されることはない、実際に代筆屋が代筆したグッと来るラブレターも掲載している。
掃除機や炊飯器をはじめ「白物家電」といわれる一般家電は、頻繁に買い替えする機会も少ないので、新しいものに買い替えたときに「なんて便利になっているんだ!」とびっくりすることも多いはず。本書は、そんなオドロキやワクワク感が綴られている家電Watch連載「ぷーこの家電日記」の電子書籍版。著者自らが購入した家電や調理器具を、レビューではなく、好きになるまでの工程やお気に入りのポイントを、イラストともにリビドー全開で展開しているコラムだ。取り上げるものは、たこ焼き器、製麺機、電気フライヤーなどなど物欲にまさる食欲ものから、Boogie BoardのようなIT機器や、電源タップ事件!?まで、著者のイラストとともに、超個人的視点が満載の1冊だ。
著者は、実父と継母の6年に渡る虐待で二度も死にかけた被害者でありながら、いま「加害者支援」に奔走する。優しかった父はなぜ「鬼」と化したのか――。二度と父のような悲しい人間をつくりたくないという思いが彼女の原動力になっている。「誰でも絶対にやり直せる! 」という信念のもと、加害者の心に寄り添う著者が紡ぐ愛と希望の言葉。
疑問符7割、共感2割、賛嘆1割――老成してるのか単なる中2病なのか判断が難しい、エッセイの中型新人・打撲的デビュー作はこちらになります。¥n津田大介(ジャーナリスト/メディア・アクティビスト)¥n¥n東京生まれ、東京育ち、バブルの泡で産湯を使った渋谷系直撃ルーズソックス世代、6歳から痴漢に遭い、16歳からリスカ感覚で献血、30歳過ぎてタカラヅカに開眼、メガネ男子に萌えるあまりレーシック手術を受け、ハゲに萌えるあまり短髪を伸ばしはじめ、外国人にばかりナンパされ、巨乳でも貧乳でもなく霊感もなく、足がデカくて化粧が下手で、女子校生活で同人誌作りにハマったまま、編集者として社会人デビュー。男役で腐女子。魚座じゃなくて水瓶座なのに「Twitter界のアフロディーテ」と呼ばれ、今日も人生ソロ活動。デジタルコンテンツプラットフォーム「cakes」人気連載がついに書籍化!! セカイの中心で愛を叫ぶより、ハジッコに陣取ってぼんやり好きに生きよう……。文化系WEB女子あらためハジッコ女子・岡田育(@okadaic)の自伝的エッセイ集。¥n¥n【目次】¥n¥nまえがき¥n¥n第一章¥nハジの多い人生¥n私は普通の人間です¥n人生ソロ活動¥nいのち短し、伸ばせよ髪を¥n蓼食うナンパ師たち¥n週末、血の海にまどろむ¥n¥n第二章¥n遭難する準備はできている〈前編〉¥n遭難する準備はできている〈後編〉¥n亡き就活生のためのパヴァーヌ¥n愛とごはんと集中治療室¥nさよなら武蔵小山¥n¥n第三章¥n気にしているのがイイ話¥nキレイはきたない、きたないはキレイ〈前編〉¥nキレイはきたない、きたないはキレイ〈後編〉¥n欲望という名の満員電車〈前編〉¥n欲望という名の満員電車〈後編〉¥n¥n第四章¥nタカラヅカなんて嫌いだ!(った)〈初日〉¥nタカラヅカなんて嫌いだ!(った)〈中日〉¥nタカラヅカなんて嫌いだ!(った)〈楽日〉¥n恋とはどんなものかしら¥nグーテンベルク・ガール¥n名誉男子と、WEB女子と¥n¥n第五章¥n『去年インターネットで』¥nバビロンまでは何キログラム?¥nなんとなく、スピリチュアル¥n青山の上に、お城があるのよ¥n悪魔と踊れ(走らずに)¥n曲線と直
「奪い合い」の時代から、「分かち合い」の時代へと、いま大きな変化のうねりの中にいる。これから私たちはどんな生き方・働き方をしたらよいのか? まず働いているあなたが幸せになることだ、と著者はいう。なぜなら、いまお客さまが求めているのは、喜びや感動、幸せといった、より本質的な価値だからだ。これまで価値を生みださずに「他者から奪う」ことで利益を上げてきた企業は、これから淘汰されていく。本質的な価値を創造し続けることがビジネス成功の鍵であり、条件である。「人を幸せにする会社」を自らのミッションに掲げる異色の公認会計士が、「幸せに生き、働く」ために何をすべきか? をじっくりと語り尽くした!【目次より】第1章 働くとは、幸せを創造すること第2章 三つの軸を広げると、生き方が変わる第3章 手ばなせば、もっと楽に生きられる第4章 幸せをもたらす人生のバランスシート第5章 つながりを取り戻すために第6章 天命を知り、生かされて生きる
一勝負で数億円を賭け、20年間負けなし。日本人最強のカジノプレーヤーが語る勝利の方程式。超ハイリスク・ハイリターンの世界で、異常ともいえるほどの勝率を誇る日本人がいます。彼の名は和田史久。世界中のカジノでバカラに興じ、これまで勝った金額の合計は数百億円。その圧倒的強さゆえに「日本人最強のバカラプレーヤー」として知られています。和田氏は、人生も博打と同じだといいます。もちろん、みなさんの中には「賭け事なんてとんでもない」という考えの方もいるでしょう。しかし、毎日の生活も賭け事みたいなものです。現金のやり取りはなくても、人はみな常になにかを賭けて選択したり、勝負を挑んだりしています。進学か就職か、起業するか会社員のままでいるか、株を買うならA社かB社か……。そうやっていつでも選択と決断を迫られるのが人生です。ところが、神様はみなに平等なはずなのに、どうしたものか世の中には勝てる人と勝てない人がいます。たとえば、カジノでも勝って大金を手に入れる人と、負けて元手をすべて失う人がいるのです。ましてや勝ちつづけることなど至難の業。では、いったいどうやって和田氏はカジノで勝ちつづけてきたのか。本書ではその秘密、「絶対に勝てる方法」を本人に解説してもらいます。本書を読めば「勝負強さ」とは何なのか、「運がいい人」と「運の悪い人」の違いはどこにあるか、そして人生における「必勝法則」がわかるはずです。
人間はみんな無意識のうちに、自分自身に無数の質問をしながら生きています。そしてその質問が、できない理由を探す「悪魔の質問」であるか、目標を明確にして行動をつくる「魔法の質問」であるかによって、あなたの人生はがらりと変わります。毎日のビジネスシーンで使える「魔法の質問」が満載の『魔法の質問』シリーズの最新刊!
私はほんとうに愛されていた!あなたがお母さんに「してもらったこと」は何ですか? こう聞かれたら、どう答えますか。当たり前すぎて考えたこともないという人や、改めて思い浮かべるとその多さに驚くという人もいるかもしれません。本書は、「3つの問いかけ」をもとに、お母さんをはじめとする身近な人に思いを馳せ、自分という人間と心の対話をしながら、明日への活力を得るという内観療法を紹介します。実際にこの「3つの問いかけ」によって人生をよりよく生きるヒントをつかんだ人のエピソードの数々は、読む人の胸に深く入り込んできます。その「3つの問いかけ」とは、以下の通り。さあ、あなたはどう答えますか?1)お母さんに「してもらったこと」は何ですか?2)お母さんに「お返ししたこと」は何ですか?3)お母さんに「迷惑をかけたこと」は何ですか?
恋も仕事も友達も、「運命の人」ならうまくいく。3つの法則を実践すればベストパートナーに必ず出会える!
ようこそ! 心ときめく、花のある毎日へ。自然を愛するイラストレーターによる、色とりどり花エッセイ。普通の毎日にちょいとスパイス、ほんのり心ゆたかな暮らしを始めませんか?お花をお部屋にちょこっと飾ったり、買ったり、育てたり、贈ったり、会いに行ったり……。お花を生活に楽しく取り入れるための工夫やエピソードを、自然を愛する人気イラストレーターが、やさしい絵と文章で綴ります。春夏秋冬+トロピカルフラワーの「季節の花図鑑」も充実。色とりどりのカラーイラストが美しい、目にも心にもうれしい、花エッセイ。*目次より第一章 花をお部屋に(小さな花瓶に/トイレにも/机の上に……)第二章 花を買う(お花屋さんと仲良しに/花の通信購入……)第三章 花を育てる(種を蒔く/苗を植える/球根を育てる……)第四章 花を贈る(自分で包む/コサージュを贈る……)第五章 花を使ってこんなこと(お風呂に浮かべる……)第六章 花に会いに行く(小石川植物園/新宿御苑……)第七章 こんな花あんな花(花の図鑑『TROPICA』/花の切手……)* 春の花(チューリップ/フキノトウ/サクラ……)* 夏の花(アジサイ/ジャスミン/ルリマツリ/ヒマワリ……)* 秋の花(マツムシソウ/キク/コスモス/ダリア……)* 冬の花(ラッパズイセン/クリスマスローズ/ツバキ……)* トロピカルフラワー(アンスリウム/ハイビスカス……)
傷つくのは怖い。批判されたら腹が立つ。失敗したら恥ずかしい。本当の自分なんてさらけ出せない。傷つきやすい世界に住んでいる私たちは、日常の様々なことによって、自分自身の「弱さ」や「傷つきやすさ」と対峙しなければならない事態におちいります。そして、多くの場合、それは本当に居心地の悪いことなので、何とかして避けようとします。ある時は、何も感じないように自分の心を麻痺させてみたり、またある時は、先手を打って他者を攻撃したり。ヒューストン大学の人気教授で、人間の心の弱さについて長く研究してきた著者もまた、これまで自分自身の「心の弱さ」を認めることができずにいました。しかしあるとき、自分の感情を仮面や鎧で守ってばかりでは、他者との信頼関係も築きにくく、自分自身の人生を味気ないものにする、ということに気づきます。そこから著者は、自らも心の弱さを認め本当に強く優しい人間になるべく、七転八倒を繰り返します。本書には著者のそのような生々しい多くのエピソードの他、著者がヒアリングをした様々な人々のあらゆる実例も豊富に盛り込まれています。読むほどに、まるで自分のことが書かれているように思う方も多いはずです。そして、読み終わる頃には、著者とともに人間として一回りも二回りも成長し、精神的に強くなった自分を見つけることでしょう。*目次より1章 「いつも何かが足りない」という不安2章 「傷つくこと」について私たちが誤解していること3章 「恥」というグレムリンを退治する4章 なりたい自分になるために、武器を手放すということ5章 理想と現実のギャップを埋める方法6章 人間性を取り戻す破壊力のある関わり7章 「偽りのない」子育てのための終章
司法試験界の「カリスマ塾長」が伝授する、思いの深いところで相手と通じ合うための方法。私たちは、日々、さまざまなことを伝え合っています。伝えることはコミュニケーションの要であり、それは人間関係、ひいては生きていくために必要なもの。なのに、なぜ、「本当に伝えたいこと」が伝わらないのでしょうか――?本書では、「伝えるプロ」として30年以上活躍する、司法試験界の「カリスマ塾長」が、「深く伝える」ことについて伝授します。「深く伝える」とは、情報などをただ伝えるのではなく、知恵や考え方など、自分の「本質」部分を伝えること。そしてそれによって、相手の行動が変化すること。そこまでいって深く伝えることになるのだと著者はいいます。そのために、何をすればいいのか。どんな考え方をもてばいいのか。本書ではそれがあますところなく書かれています。「深く伝える」ことについて意識したなら、きっと人生はよい方向に変わっていくはずです。
‘中国で一番有名な日本人’が明かす、自分をあきらめない力を磨く法。幼い頃から、ランニングで、毎日弟に負けつづけた。単語をひとつ覚えるのに、人一倍の時間がかかった。人とうまく付き合えなくて、孤立することも多かった。一番になれるものなんてひとつもない。自分のふがいなさに涙したこともあった。(――はじめにより)著者の加藤嘉一さんは、高校卒業後に身ひとつで中国へ渡り、お金もない、友達もいない中で中国語を学んで、ある日、たまたまテレビ番組でした短いコメントが評判を呼んだことから新聞やテレビでひっぱりだこの‘中国で一番有名な日本人’になりました。こう言うと、「そんな人には、はじめからすごい才能があったに違いない」と思われる方もいるかもしれません。でも、そうではありませんでした。「不器用だからこそ、できなくても、もう一回やってみることを恐れずに挑戦した」これが、加藤さんがもっていたたったひとつの力だった、といいます。この本には、不器用を武器に変えるために必要な41の方法が書かれています。「自分は不器用だから、なかなかうまくいかないなあ」と一度でも感じたことのある人は、ぜひ手にとってみてください。きっと勇気をもらえるはずです。*目次より・才能よりも、「途中であきらめない力」を磨く・自分を好きにならない・「国境」という意識を捨てる・「知らない」ことを武器にする・一日は30分のイメトレからはじめる・お金をかけない法が、語学力は伸びる・自分を削るくらいなら、孤独でいよう・恐怖とともに生きる
どんなときにもがんばればいいってものじゃない。明るい見通しを立てて、「自分にできないはずはない」などと思わないほうがいい。ときには「プラス思考」を捨てて、「弱い自分」というものを認めて降参してしまったほうが心は楽になるし、からだも元気になるんですよと、医学博士である著者は新しい生き方を提案します。「報酬系」「罰系」というのは、脳の中にある神経領域のことで、「報酬系」に刺激を受けると、私たちは広い意味で快感を感じ、「罰系」に刺激を受けると、不快感を感じます。つまり、私たちが心とからだを健康に保つには、報酬系に刺激を受ける生活をすればいいわけです。ところが、私たちを取り巻く環境は罰系を刺激するようなことであふれています。リストラだ、倒産だ、おかしな事件の続発だ……。では、どうすれば報酬系を刺激できるのか。簡単にいえば「いいこと」を考え実行すればいいわけです。そこで「プラス思考」。でも、何でもかんでもプラス思考で頑張り通すと、かえって罰系を刺激し、心とからだの痛みを悪化させることにもなります。ここに落とし穴があります! だから「プラス思考だけじゃダメなんだ!」と本書では主張します。
日記をつけはじめてみたものの、なぜか続かずに挫折する。そんな経験をお持ちの方にオススメなのが本書。日記の書き方、続け方、そして、その効果的な活用法のすべてを一冊の本にまとめたものです。著者は日記歴30年の自称「日記の名人」であり、また駿台予 備学校のカリスマ名物講師として有名な表 三郎先生。「日記は人生のサポーター」が口ぐせで、人に会うと、つい日記を書くことを勧めてしまう「日記の伝道師」でもあります。この本を読み終えたその日から、日記をつけたくなる……。そんな魔力を秘めた本です。
2010年春スペースシャトル「ディスカバリー号」で宇宙へ飛び立った女性宇宙飛行士、山崎直子さん。たいへんな数の応募者の中から選ばれ、宇宙飛行士候補となってから11年がたちました。妻であり母でありながら訓練や激務をこなす山崎さんの一番の強みは、大変なことがあっても「何とかなるさ!」と思えてしまう楽観性にあるのかもしれません。そんな山崎さんはどのようにして宇宙飛行士になったのか、家事や子育てはどうしているのか、ご主人や娘さんとはどのように過ごしているのかなど、気になることがすべてこの一冊に書かれています。*目次より星の夜空――素朴な「好き」という気持ちを大事にする宇宙は「ふるさと」のようなところ――目の前にあることを一生懸命やる雑草のなかに咲く花――がんばることは楽しいこと桃太郎より浦島太郎――予測できないことも楽しむ夫の病と一篇の詩――ひとつひとつ、やれることをやろうヤマアラシのジレンマ――自立した家族をめざす介護と宇宙生活――たくさんの人に支えられていることを忘れない大きくなったら何になりたい?――自分の進んだ道を、精一杯歩こう