【ルポ・エッセイ・自叙伝】タグのライトノベル・小説
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ぞうさんのおはなはなぜ長いの?一世紀近くを生きてきた詩人から、こんこんと湧き出る詩。そのほとんどは、ひらがなで書かれた短いものだが、驚くほどの生命力にあふれ、読む人の渇きを潤してくれる。96歳の時、詩人が語った‘今のボク’を収録。
少年の頃から物語を描いていた。我が青春の四畳半時代。影響を受けた小説、映画、アニメーション。スランプとの付き合い方と自作への想い。京都・東京・奈良をぶらり散策し、雪の鉄道旅を敢行。時には茄子と化したり、酔漢酔女に戸惑ったり。デビュー時の秘蔵日記も公開。仰ぎ見る太陽の塔から愛おしき乙女まで、登美彦氏がこれまで綴ってきた文章をまるごと収録した、決定版エッセイ大全集。
名作を「街縛り」で読んで、文豪と一緒に仮想街歩きをしよう!25の小説に詰まった、8つの都市の魅力に迫る。室生犀星と古井由吉の金沢、村上春樹と坪内逍遙の早稲田、そしてフィッツジェラルドとサリンジャーのニューヨーク。本書は、人気翻訳家の都甲幸治が、自らと関わりのある街を中心に、小説を舞台ごとに読みくらべて、「街」と「小説」の関係を探る1冊だ。同じ場所でも、作家によって見え方、書き方は異なり、読み比べることで街はどんどん立体的になり、新たな奥行きが生まれてくる。街歩きと書評が融合したエッセイ集。
私は十代の頃から結婚なんてするもんかと思っていた。年中「誰のおかげで飯が食えると思ってるんだ」と怒鳴り散らす父と暮らしていると、結婚に対しての夢というものがなくなる。王子様と結婚したシンデレラだって本当に幸せだったかどうか怪しい。お世継ぎを産めと言われたり、王子が浮気をしたりしたのではないか。――本文より酔って暴れる父、それを止めない母、父を学習して「私」を殴る兄…機能不全の家族なのに、愛着がないわけでもない。あんな父でも、会いたい。でも、共に生きていく人を家族と呼ぶならば、これからは一緒に生きていく人を自分で決める。そう決めた著者による、「家族」の枠組みを考え直すための胸をえぐられるようなエッセイ。
母を亡くしたあと、両親の家の片づけが手に付かない。涙で思い出が曇る??一時避難のつもりで八ヶ岳の麓の家に暮らして2年がたった。山での四季があまりにも美しくて、離れられない。それでも暮らしに不便はつきまとう。買い物難民、ご近所付き合い、越冬。それらをひとつひとつ乗り越えながら、山の家での暮らしを作っていく。ここに一人でいると、なにからも自由な、すっかり解放された感覚と、内側へ深く入っていく自分の両方を強く感じた。??本文より母の思い出と不在をともに?みしめながら、ひとりで暮らす深い豊かさを綴る珠玉のエッセイ。
初めてなのに なんだか懐かしい東京。猫を追いかけて古い路地を進んでいけば、小さな商店街にたどり着く。そこは、鴎外や漱石も暮らし、今や外国からの観光客にも人気が高い東京の町〈谷中・根津・千駄木〉。弥生式土器が発掘された弥生町、江戸将軍家の菩提寺・寛永寺と上野、?外や漱石が暮らした千駄木、遊郭があった根津と権現様……。幸田露伴、岡倉天心、高村光太郎、三遊亭圓朝……。なつかしい街並みが残る谷根千を歩き、ゆかりある人々も取り上げながら、古代から現代まで通して語る、小さな町の愉快な歴史読本。【もくじ】序文 次の世代に伝える1 古代から江戸時代までの谷根千2 明治時代の谷根千3 大正時代の谷根千4 昭和の谷根千あとがきにかえて
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。2012年にブログを始め、人気ママブロガーとして一世を風靡。TBSテレビ『私の何がイケないの?』、日本テレビ『月曜から夜ふかし』ほか、多数のTV番組に「保育園児の息子をホストにしているギャルママ」として取り上げられ、話題になった「ちいめろ」。その後、2018年8月にYouTuberに転身し、瞬く間にチャンネル登録者30万人を突破。常に世間の注目を集め続けるカリスマ女子、初の著書です。家事や育児で忙しいなか、子どもたちだけでなく自分のヘアメイクも完璧にこなすノウハウ&マインド。シングルマザーながらブログや動画で生計を立てるセルフプロデュース&稼ぐテクニックなど……。生い立ちから考え方、ノウハウまで。初めて本人の言葉で語られる、ちいめろのすべて。
取材のためのはじめての登山がつらくて、山なんてやめた……はずだった。それが浅間山を皮切りに、谷川岳や八ヶ岳、そして富士山、ついには標高5000メートルを越えるエベレスト街道を歩くまでに。何が楽しいのか? 辛いのにどうしてまた登ってしまうのか? 山道具から下山後の宴会まで、さまざまな山の魅力を描いた傑作エッセイ。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。この街の日常は、当たり前に奇跡。泡のように生まれては消える、はじめてなのにどこか懐かしい景色。高原で小さな雲を売るおじさんのお店、リスが髪の毛をカットしてくれる美容室、夏の日の夜、コップの中ではじける小さな花火……ひび野あわこさんが暮らす街は、いつもちょっとだけ不思議だ。コマツシンヤのおくる、地上から5cmだけ宙に浮いた、非日常な日常系ショートマンガ!『8月のソーダ水』(太田出版)、『つるまき町夏時間』(新潮社、文化庁メディア芸術祭第19回審査委員会推薦作品)などで知られるコマツシンヤさんの最新作。「PHPスペシャル」の人気連載の単行本化第2弾!
330万部ベストセラー「大河の一滴」がいままた話題!国民的作家、その真骨頂!未曽有の時代に、作家がもっとも伝えたいこととは「遺産」とはお金や土地ばかりではない。私たちが相続するものは、経済的な「形あるもの」ばかりなのか。人との挨拶の仕方、お礼の言い方、そのほか数えきれないほどのものを、私たちは相続しているのではないか。いまこそ「形なきもの」の中にある大切な相続財産に目を向けよ。「魚の食べ方」という身近なエピソードから出発し、両親との記憶、日本の文化や戦争へと広がっていく話題。コロナで人と人のつながりが問われるいま、90歳に手が届く年齢となった作家が、深い思索と洞察から導きだした渾身のメッセージ。あなたは何を遺しますか――?
はじめに長寿の秘密が明らかに!世界に衝撃が走った110歳長寿の最新研究!元気な長寿者の免疫細胞とはどんなものか?長寿のための免疫細胞はこれで増やせる
「あれはいったい何だったろう」かと、淡いかなしみと共に想い出しつつ、いいものだと思う娘と父の深い係わりを描く「平ったい期間」。各々手応えのある人生を感じさせた「三人のじいさん」。ほかに「葉ざくら」「晩夏」「捨てた男のよさ」など。父・露伴が逝ってからの「十年の長短」を思いはかる著者が、再び父と暮らした日々や娘時代の忘れ難い思いをまとめた「猿のこしかけ」に、同時期の5篇を加えた珠玉の随筆集。
《時間は一度勝負だ。過ぎた時間は書き直せない》と覚悟した著者が、日常の暮らしでの人と人との出会いと記憶の断片を、掌篇小説の如き味わいの小品12章につづる。「花の小品」「きものの四季」「新年三題」「一日一題」ほか、作家・幸田文の凜とした資質のきらめく、珠玉の名文。
「精度がよくて長もちする」ダッチワイフから論をはじめ、表層的な「ナルホドどまりを好む」時代の「惰性」を痛撃し、孤立して見える「尖端の表現」を集合し、強く呼応する――最も現代的な感性と思考に立つ富岡多恵子の、平明な論理と鋭い説得力を持つ、時代を撃つ第一級のエッセイ。
山の崩れの愁いと淋しさ、川の荒れの哀しさは、捨てようとして捨てられず、いとおしくさえ思いはじめて……老いて一つの種の芽吹いたままに、訊ね歩いた「崩れ」。桜島、有珠山、常願寺川……みずみずしい感性が捉えた荒廃の山河は、切なく胸に迫る。自然の崩壊に己の老いを重ね、生あるものの哀しみを見つめた名編。
由緒正しい忘年会とは、そもそも室町時代に誕生。クリスマスイブと重なって、年末・日本は大さわぎ。でも、豪勢にお金をかければいいってもんじゃない。そう、人手とアイデアなの、かんじんなのは。過去数年間の体験を赤裸々に紹介しつつ贈る、高橋章子流チープシックな忘年会のマニュアル。実録・怒濤の超ビンボー車座大宴会! 人脈とアイデアを駆使した、忘年会全記録。
成熟病の危機から日本を救う唯一の処方箋! 初心者がまず実行すべき徳目は、勤倹、正直、感謝、次に貯蓄、報恩、中庸……。――「初心者用の修身は勤勉、正直、感謝で、親や教師や上級者用の修身は外柔・内剛である。修身を実行した個人や国などは栄え、実行しなかったものは衰えている。その因果のほどは自然科学における因果律さながらである」――地球物理学の最高権威が、科学の目で、日本を成熟病の危機から救うために、修身の実行とその結果を説いて執筆した、憂国の書。
その柔軟な感性と、したたかな批評眼で、文壇随一の文明批評家と定評ある著者が、身をひそめて人の世の動向を鋭敏に察知する「もぐら」的人間への、憧憬と共感をこめて贈る、軽妙洒脱な随想集――《私の鑑賞席》《わがまち東京》ほか、ルポルタージュ・文学論・人生断想など、多彩でユニークなエッセイ、45編を収録。
死を考えることは、生きることを学ぶこと。ひとつとして同じではない、人の死。それを看取ることで学べた、生きることの意味、愛することの尊さ……。それは死にゆく人々から、生きる人たちへの贈りもの。内科病棟で働く看護婦が出会った様々な死。その死を通して、私たちに生きることの意味を問いかける問題作。名作エッセイ。
看護婦のイメージというと、白衣の天使、奉仕、献身、下の世話などと、一種特別なものと思われがち。でも、白衣を脱げば、みんな普通の女性、いいえ、白衣を着ているときでも、普通の女性なのです。それが証拠に、ドジもふめば、グチも言う……。百聞は一見にしかず、現役看護婦が描く、麗しき(?)看護婦生活の実態!
眠ることのない街、東京・渋谷の通称・公園通り――。日が落ちるころ、猫たちが目をさまして、この坂道の街に姿を見せはじめる。ケンカの滅法強いボスの太郎、恍惚の女帝・アマテラス、スペイン坂のカルメン、心やさしい巡査、新ボスの虎丸に、旅の途中のジャイアント・タビ……。苛酷な環境を生き抜く「自由猫」たちも、この街の住民なのだ。自由な猫と人との交流記! 第6回講談社エッセイ賞受賞作品。
16歳での出逢い、戦争を狭んでの困難な愛を貫いて、結婚。舞台に映画に、戦後を代表する名優として活躍してきた夫・木村功が、不治の病に冒されていることを医師に告げられたとき、妻と子どもたちは、どのようにそれを受けとめ、立ち向かっていったのか……。夫婦の比類なき愛と俳優の純粋な魂とが交錯して織りなす、愛と死の名作。めぐり逢いから死による別れまで、愛し合うことの美しさを教える感動の物語。
超個性派作家が語る自らの過去から現在。驚きの発想がここに! ――斬新な発想を駆使し、ユーモア、SF、歴史ものなど、数多くのジャンルの小説を執筆し続ける著者の素顔とは? 幼少期の読書体験から、作家を目指した経緯、そして小説の創作法まで、すべてを明かす。唯一無二のマルチ作家による、自伝的エッセイ集。創作落語「お天気屋」、小説「添乗さん」も収録。
「読書とは孤独な営みである。愛する著者と対話する時の苦しいまでの胸の高鳴り」――大学時代に読んだ本が、4年間で何と470冊! 猛烈に読破し丹念に綴り続けた読書ノートを初めて公開する。1960年代、青春の恋と友情と思索の日々に、誰もが感動する。「寸鉄刺人・辛口批評」の原点、ここにあり。
基督教系の女子学院で、級友に「あなたは感情が強いのよ。そして正直なのよ、いゝ人なのよ」と言われた著者。継母との間も円満にいった思春期の幸福な一時の後に、やがて「わがまゝな父、負けていないはゝ、短気でおこりっぽい弟、決して平和とはいえない」日常が来る。後年の幸田文の資質と文学の原形が鮮やかに描き取られた回想の記「草の花」に、「身近にあるすきま」ほかを併録。
地図と旅とは切っても切れない関係にあり、地図を想うことは同時に旅を想うことでもある。地図についていろいろと論じているうちに、旅心はますますかきたてられ、それに伴って旅についての思索がいっそう触発される。そんな構図から生まれた、地図と旅のエッセイ集。さあ、地図を持って放浪の旅に出よう。
自伝的随筆から骨董論まで、創作と人生の全てを語る――旧制八高時代からの親友、平野謙、本多秋五との交友、生涯の師となる志賀直哉を訪ねた奈良旅行、最初の作品を「近代文学」に発表する経緯など……小説家・藤枝静男の誕生から、医師であり作家であることの心構え、骨董へのこだわり、晩年の心境まで――私小説に特異な新境地を切り開いた藤枝文学のエッセンスとともに、剛毅木訥なるひとがらとその人生を知るための精選随筆集。
夫、旦那、パパ。結婚相手をどう呼ぶかが、女性の深層心理を炙り出す。(「主人」)学歴・年収・年齢・身長が男性より上だと、なぜ女性は負い目に感じるのか。(「高低」)男尊女卑が今なお続く理由は、女性の側にもあることを示す20章。「男尊女子」は、あなたの中にも存在する……?
特集 短歌、新生活様式、ビフォー・アンド・アフター1「その時、歌人、かく工夫せり」(本誌編集部・國兼秀二)2メイキング・オブ「在宅 de LINE 歌仙」(第二部)&作品再録作品連載30首(第六回)栗木京子「黄色い車体」笹 公人「ごはんがたけたよ」武田穂佳「煙の生活」特別作品 池田はるみ「相撲とコロナ」二十七首/遠藤由季「マツバウンラン」二十首/奥村晃作「冬から春へ 花に憩い、コロナ禍を憂う」三十首/小池 光「近づく夏」三十首/平井 弘「通つたところ」二十五首/藤島秀憲「ワーグナーでピアノ」二十首/山階基「せーので」三十首/雪舟えま「地球をはみ出そう」三十首論考1 島内景二「源氏物語、大衆化の歩み(前篇・与謝野晶子以前)」 72論考2 小川剛生「武士と和歌―題詠をめぐって」 83論考3 五十嵐淳雄「三島由紀夫、『肉体』と『創作』」(前篇) 95巻頭口絵エッセイ 七月の歌 富田睦子 デジタル版発売記念「ベスト・オブ・短歌研究」(1)平成大東京競詠短歌(前篇)千代田区(東直子)/港区(石川美南)/台東区(福島泰樹)/文京区(坂井修一)/北区(永井祐)/荒川区(石井僚一)/葛飾区(高野公彦)/墨田区(佐佐木定綱)/江東区(田口綾子)/品川区(岡野弘彦)/大田区(松平盟子)/中野区(大松達知)短期集中連載渡辺幸一 ロンドン在住歌人のメッセージ 2「孤独担当大臣のいる国で「ひきこもり」について考える」松岡秀明 光をうたった歌人─新・明石海人論 25松村由利子 ジャーナリスト与謝野晶子 9佐藤弓生・千葉 聡 人生処方歌集 21短歌時評短歌時評 阿木津 英 問いと答えのダイナミズム第115回作品季評・前半 栗木京子/樋口智子/屋良健一郎永田和宏 選 短歌研究詠草 178うたう★クラブ 213回 コーチ=加藤治郎 206
脳天を貫く美味! 胃袋を甘やかせ! ――内臓もあますところなく使い切ってアンコウのドブ汁をこしらえ、書庫を沖縄の墓室に見立てて泡盛を育て、最高級奈良漬を食べ終えた床でパパイヤを漬ける……。名古屋の味噌蔵から韓国、インド、屋久島、厳寒の東北まで足を運び、中国のエピキュリアンのように、あらゆる食を味わい尽くす。痛快グルマン・エッセイ!