【ルポ・エッセイ・自叙伝】タグのライトノベル・小説
なだぎ武が、初の自伝小説で衝撃の過去を告白。壮絶なイジメに遭った経験、その後引きこもり状態になり、食を絶ち極限状態にまで陥る過程などを克明に描く。内容は重いが、抑えた文体で笑いを織り交ぜながら描かれ、飄然とした大きな視点に救いがある。また後半では一転、光へ向かっていくドラマのようなストーリーが爽快。竹中直人も「どん底に自らを突き落とし、それでも這い上がるなだぎ武の魂の雄叫びが俺の五臓六腑に突き刺さる!!」と推薦文を寄せる、青春小説の傑作。
味覚随筆ほど、楽しいものはない。真夏の食欲のないときも、気に入った食べものの本を読めば、何となく食べる気がおきるし、味覚の秋ともなれば、初秋の憂鬱など吹き飛ばしてくれる。食うことの思いに執念を燃やす著者が、味覚を主題とする数々の文学作品に、美味追求や味覚極楽の世界をのぞき、味覚の風土を訪ねる好エッセイ。
俳優になりたい――そう思う人の多くは「人気者になりたい」だけかもしれない。人気者と俳優の違いから、さまざまな俳優の職場、演じるとはそもそもどういうことかまで。俳優志望者のみならず、演劇・映像に関わるすべての人に演技の本質をわかりやすく伝える鴻上版入門書の決定版!
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。柴犬ゆうと猫のとろが繰り広げる、愉快でかわいい毎日がこの一冊に! インスタフォロワー20万人超! 犬猫ファンならずとも目が離せなくなる、‘柴犬ゆうと猫のとろ’が繰り広げる毎日のエピソードを、オリジナル写真も盛り込んで1冊にまとめました。かわいくて思わずニヤっとしてしまう彼らの表情や行動に癒されること間違いなし! 兄弟のような2匹から目が離せません!
名作『苦海浄土』で水俣病を告発し世界文学に昇華した著者が、ホームで闘病しながら語った、水俣・不知火海の風景の記憶と幻視の光景。朝日新聞に3年にわたり連載されたエッセイを収録した最晩年の肉声。写真家・芥川仁氏による写真多数収録。
何かに夢中になっている猫たちは、まるで何かの仕事をしているかのよう。どんなお仕事内容なのか、インタビューしました。水道の飲み水を毎朝チェックする水質検査員、二匹で町を闊歩する風紀委員、空港に待機しているエアラインの搭乗案内係などなど、いっしょに見ればあなたの猫の勤労意欲もかきたてます。猫の可能性は無限大!
自分の屋敷で、庭に咲いた桜をながめながら静かに酒を酌む、それが長谷川平蔵のような武家の花見ですよ。ワーッと上野や飛鳥山へ繰り出して大騒ぎするのは、もっぱら下町の長屋の連中?「鬼平の花見」より。――握り鮨の起源、昔の船宿、大石内蔵助の好物の牛肉、お女郎に教わった朝飯、鯉料理など。時代小説の人気キャラクター達が生きる江戸の風物や食文化が鮮やかに蘇る。食通作家の粋なエッセイ集。
昔ながらの白粉刷毛に魅入られた私が見たものは、世にも美しく恐ろしい美少年だった。獣の刷毛に、水で溶いた白粉を滴るほどに含ませて、そいつであの手を嬲りたい。彼の手を求めて私は……。(「おしろい蝶々」より) 強い想い故に、異形に身を落とした少年を描いた表題作のほか、全6篇の哀しく儚い物語。*おしろい蝶々*夜の孔雀*琅(ろう)がん物語*闇月夜*花影*亡春●加門七海(かもん・ななみ)東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
「娘さん、見つかるまで粘り強く探して立派でしたよ」――Story3『年間パス紛失事件』より「ここに来たら、またお姉さんに会えるかな。来年も、絶対会いにきますね! 」――Story12『毎夏の思い出』より「じつは私たち、オープンしたばかりのUSJのクルーなんです! 」――Story13『ゆめ咲線での出会い』より「ぜひ、この『1』をバルーンに加えて撮影させてください! 」――Story15『結婚10周年の記念写真』「はい、僕からのささやかなお誕生日プレゼントです」――Story18『誕生日のマジックショー』より映画からそのまま飛び出てきたかのような空間、趣向を凝らしたアトラクション、大人気アニメやアーティストとの数々のコラボイベント、そして、奇跡のようなクルーとの出会い――。USJで、最高の体験と感動の出会いをしたゲストの、24の心温まるエピソードをご紹介します。◆目次はじめにStory1 ひと筋の光Story2 コラボぬいぐるみStory3 年間パス紛失事件Story4 女性船長Story5 MVPStory6 「おかえりなさいませ」Story7 世界最高のアトラクションStory8 さようなら、E.T.Story9 母とシェフのシールStory10 オーストラリアの弟家族Story11 世界一のツリーが見守る中でStory12 毎夏の思い出Story13 ゆめ咲線での出会いStory14 シールの魔法Story15 結婚10周年の記念写真Story16 2度行われた千秋楽Story17 ユニバ兄さんStory18 誕生日のマジックショーStory19 トーチランStory20 ピーターさんのバイオリンStory21 夢のパレードStory22 いま、自分にできることをStory23 よぎぃさんとミコちゃんStory24 See you in the future!おわりに※本書の印税の一部は、東日本大震災の義援金として寄付されます。■著者 USJのツボ
本書は、厳しい制約やルールを強要することなく、「都会で暮らしながら」消費や物欲に囚われた生き方に別れを告げて、より充足した人生に変えていくための小さなきっかけと、モノの見方を変えるちょっとしたヒントを提案する本です。特長として、読者に寄り添うために、現代的なリアリティを重視して書かれています。著者のジョシュアとライアンはかつて、会社での昇進と高い年収を得て、豊富な高級品に囲まれた広い家での最新の暮らしといった、誰もがうらやむ成功をおさめた「勝ち組」でした。しかしある日、欲しいものは何でも持っていたのに、自分の人生に満足できていない虚しさを感じ、ふと立ち止まってみたのです。そして、どう生き直すかという視点でほんとうに大切なことだけにフォーカスし、自分たちの人生をもう一度取り戻すために試行錯誤した旅路を記録し、同じような悩みを持つ現代のひとびとと共有することにしました。都市生活者が、シンプルな生活に価値を再発見すること。物質的に満たされることと精神的に本当に豊かに生きることとは同義ではないと気づき始める時、わたしたちは「原点回帰」「断捨離」などストイックな改革を思いうかべ途方に暮れるかもしれません。そこで無理をせず、背伸びしないで、都市生活者にリアリティのある現在的な、自分らしいシンプルライフを考えるための生き方のヒントと、「ミニマリズム」という生き方のエッセンスを凝縮させたのが本書です。最小限しか持たずに最大限に豊かな暮らしをするための21世紀の幸福論と言えるでしょう。
「あなたが不幸なのはバカだから」「ベストセラー『君たちはどう生きるか』を読むとバカになる! 」イスラーム法学者の第一人者にして博覧強記の怪人・中田考がはじめて語り下ろした極辛劇薬人生論。そこに‘愛’はあるのか!?――要するに自分が頭がいいとか、身体能力が高いというのはあまり重要ではなくて、自分の能力をちゃんと理解して分相応に生きるのが賢いということです。人間であっても、ミミズであっても、そこをまちがえると、どんなに身体能力が高くても知的能力が高くてもバカなんです。自分が賢いと錯覚したバカな人間は分を知ったミミズより劣ります。そういう意味で今の世界の教育はバカを作っているんです。分相応以上に自分ができると思っている人間を作っている。……それはたいていの場合、人を不幸にするんです。(本文中より抜粋)――人が知るべきことは「自分が何をしたいのか」、そして「自分には何ができるのか」の二つしかありません。殆どの人は本当に自分がしたいことに気付いておらず、また自分に本当はできることをできないと信じこんでおり、逆に本当はできないことをできると思い込んでんいます。それがバカであり、本当の意味でダメな人です。 本書の目的は、本当に知るべきこと、つまり、自分が何をしたいか、自分に何ができるか、を気付く手掛かりを読者に与えることにあります。 実のところ、人が知るべきことは本当は二つではなく、三つです。その三つ目とは、「自分は何をなすべきか」です。……(あとがき抜粋)著者について中田考 Nakata Ko イスラーム法学者。1960年生まれ。同志社大学客員教授。一神教学際研究センター客員フェロー。83年イスラーム入信。ムスリム名ハサン。灘中学校、灘高等学校卒。早稲田大学政治経済学部中退。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。カイロ大学大学院哲学科博士課程修了(哲学博士)。クルアーン釈義免状取得、ハナフィー派法学修学免状取得、在サウジアラビア日本国大使館専門調査員、山口大学教育学部助教授、同志社大学神学部教授、日本ムスリム協会理事などを歴任。現在、都内要町のイベントバー「エデン」にて若者の人生相談や最新中東事情、さらには萌え系オタク文学などを講義し、20代の学生から迷える中高年層まで絶大なる支持を得ている。近著に『イスラームの論理』、『イスラーム入門』、『帝国の復興と啓蒙の未来』など。
「今回は、サエない私が見るサエない女、という視点で、よりくっきりとサエない女論を展開できると思います」(「はじめに」より)究極の「サエない女ウオッチャー」である著者が、サエない女の実態を更に徹底検証! サエてる女からサエない女への転落の瞬間は? サエない行動、言動って何? 全国の女性に共感のウズを巻き起こした爆笑シリーズ第2弾!(『続・サエない女は犯罪である』改題)
なぜ男の子たちはわからないのだろう? 強気な女の子が本当はどんなにもろくて、不器用かってことを。けなげに見える女の子が実はどんなにしたたかかってことを――なぜ可愛い女になれないのか? 私は一生結婚できないの? 泣きたい夜をどう過ごす? 強気に見えるが故に一人傷つき、泣いてきた著者が、強気な女の子たちに贈るエール!
ある程度自分の好みの男がいたら、とりあえずやってみよう。惨めな気持ちを味わうかもしれない。でも、そのリスクを背負わないことには、何も始まらない――恋愛偏差値が低いと自認する著者が、ありのままの恋愛観を吐露。恋愛は上達するのか? 恋に墜ちるってどういうこと? ハッピーになって、恋したくなる!「新・恋愛バイブル」!
私が生まれてすぐ、どんな事情があるにせよ、父親を放棄したあのひと。肉親にたよらず他人の中を泳いできた男がなぜ、最後に私を頼るのだろう。20歳になって初めて出会ったあのひとに忍びよる死の影、それを醒めた眼でみつめるポルノ女優の娘。父と娘の凄絶な生と性の有様を描いた、自伝的連作長編小説。
食物へのつきせぬ妄想をめぐらせている時こそ、人生至福の時。食べる快楽、作る快楽、想像する快楽、これ以上の快楽がどこにあろうか! 食に対しての飽くことなき探究心と好奇心、想像力を際限なく駆使して入り込む味覚の迷宮で、雲の料理、キムチの迷路、キノコの誘惑など、名エッセイで繰り広げる嵐山ワールド!
羽田⇔台北――空港を舞台に鮮やかに浮かびあがる10の人生、そして新しい生のかたち。各紙絶賛の表題作「空港時光」と傑作エッセイ「音の彼方へ」。いま最も注目される気鋭作家の飛翔作。
料理にまつわるエピソード、フランス人の食の知恵グルメガイドではわからない「暮しの芸術」としての家庭料理――パリ生活の豊かな体験を通してつづる、美食の国の伝統の味〈目次より〉正月の夢・トリュッフ/生ガキで海の神秘を味わう/魚を食べないフランス人/フランス料理の王様ポ・ト・フ/パンがうまくなくなった/美食のカトリックと粗食のプロテスタント/スープが大好き/食卓のおしゃべりとタブー/うまいブイヤベースとは/かたつむりとヴァカンス/フランスのキノコ狩り/バターの魔法/もっとパセリを!/マドレーヌ菓子/豚の足とフランス文化/うまいぶどう酒はいい女に似ている/食べごろのカマンベール/庶民がささえる美食の伝統/露店市こそ心のよりどころ ほか
忙しいパパママにはできないジイバアの子育て。孫に愛されパパママにも感謝される知恵とは何? 孫に本を読むときは余計な教訓はつけない。育児の支援はほどほどに。孫とのメールやSNSの交流はストレスにならない範囲で。パパママへの経済支援は最小限に―。さあ、ジイバアの出番です!(『尾木ママの幸せ孫育てアドバイス』を加筆・再編集し改題)
〈小さな幸せは「なん個」と子どもみたいに数えたい〉 最悪の思い出も、いつか最高になる――。両親の死や家族へのまなざし、大切な友だちや犬猫との絆、食や旅の愉しみ、さまざまな出会いと別れ。何気ない日常の中にある「小さな幸せ」を見つけて慈しむエピソードの数々。あなたの人生に寄り添ってくれる幸福論的エッセイ集。各話にタムくんのイラスト付き。
チャンネル登録者数300万人超!2018年、最注目のYouTuber「東海オンエア」。彼らの動画をより楽しむための必読書、それが「虫眼鏡の概要欄」だ!普段、動画公開時に添えている概要欄の傑作選を読んで、より楽しい動画ライフを。「動画と違って文章は共同作業です。皆さんが文章を読んで、頭の中でめちゃくちゃおもしろい映像を作ってください。そうして初めて、みなさんの顔がニヤニヤする訳です。」(序文より)
愛、美、富のパワーを高めるヴィーナスメソッド最高の幸せを手に入れる方法は、ヴィーナス(女神・金星)だけが知っている―――。『簡単に幸せになれるわけない。いや、なってはいけないのでは―――』そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、本書を手にしている時点で、あなたは簡単に幸せになれます。なぜなら、自分の中のヴィーナスを意識して行動するだけで、毎日が楽しく輝き続け、意識するのをやめない限り、その輝きは止まらないからです。また、ヴィーナスは友人や家族、仕事先など、相手を知り、良い関係を築くのにも役立ちます。金星星座を味方にするか否かで、あなたの人生は大きく変わります。ヴィーナスの力であなた自身が満足のいく日々をぜひ手に入れてください。■目次 ●0 金星星座の見つけ方 金星星座とは何か 金星の位置の見つけ方●1 金星星座があなたに教えてくれること ホロスコープは深層心理や行動パターンを映し出す鏡 人生を満足させる「好き」の魔法 ほか●2 金星星座の効果を高めるヴィーナスメソッド 幸せを受け取れるヴィーナス体質になる メソッド1 5つの「基本天則」を知っておく ほか●3 あなたの金星星座 あなたの金星星座と出会う 金星牡羊座 ほか●4 ヴィーナス流 未来設定で幸せな人生を手に入れる 金星を味方につけて望みを叶える! 幸せな未来を自分で設定する ほか■著者 天野令子ヴィーナスプロデューサー。「ヴィーナスメソッド」開発者。愛知県生まれ。静岡大学教育学部卒。大学卒業後、日本生命に入社するが、3年後、夢を叶えるべくNYへダンス留学する。帰国後、NYで興味を持ったイメージコンサルタントの勉強をスタート、27歳で山梨にカラースクールを開講。イメージコンサルタント、AFT色彩講師、オーラソーマティーチャーの資格を取得し、「色」で自分らしく輝きたい女性たちをサポート。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
空に近いこの場所では、さまざまな想いが交差する。地上450メートル。光の海に囲まれた天望回廊で生まれた、温かく、ときに切ない20の出来事。5月に開業6周年を迎える東京スカイツリー。延べ来場者数は3000万人に上ります。高さ634m、展望台の最高到達点451.2mという圧倒的な眺望を背景に紡がれる、ゲストとスタッフの温かく・ときに切ない20のエピソード。おひとりなのに、2枚のチケットを買われた男性。「スカイツリーができたら、一緒に行こうって約束していたんです。でもかないませんでした。だから今日は……」と穏やかな表情で話すそのかたは、やさしく微笑む女性の写真を大切そうに手にしていました。眺めのいい撮影ポイントに、まるでバージンロードのように花びらの絨毯を敷き詰めてプロポーズしていた若いカップル。サプライズの演出に、女性は大粒の涙です。周囲に居合わせた人たちの暖かな拍手がいつまでも続いていました。東京マラソンの日。「ぼくはスカイツリーを見上げながら走るから、お母さんは展望台から応援してよ。スカイツリーはどこからでも見えるから、そこにいてもらったほうが心強いよ!」と言われて、一生懸命応援していたお母さん……。東京スカイツリーを訪れる、一人ひとりにたった一つの人生があり、一人ひとりが天空の展望台でそれぞれの思い出をつくっていきます。■目次STORY1 たとえ雨でもSTORY2 ホワイトアウトの夜の奇跡STORY3 それぞれの想いに寄り添ってSTORY4 一通の手紙STORY5 お守りSTORY6 スポットライトSTORY7 明るい雨STORY8 やさしい未来をSTORY9 とっておきのビタミンSTORY10 ロシアからのお客さまSTORY11 白いスーツSTORY12 東京マラソンSTORY13 天国にいちばん近い場所STORY14 大きくなったらSTORY15 ペルーからの贈り物STORY16 その日の前にSTORY17 シャッターチャンスSTORY18 親友STORY19 ソラカラちゃん物語STORY20 初日の出■編集 東京スカイツリー スタッフ一同■イラスト 須山奈津希
日本人の気づかぬところで仏教のことばが生きはたらいている。「愚痴」は横綱級の煩悩。「律儀」は習慣的な善行。「以心伝心」の心とは、本来、人間のあるがままの姿のこと――。日常語であっても、仏典や教義にその語源を求めるとき、無限にひろがる仏教語の大海へとたどりつく。大乗仏教、真言密教、そして禅まで、第一線の仏教学者が名著『佛教語大辞典』のエッセンスへと誘う。身近なことばの奥深さに触れる仏教入門、好評続編。
20代、30代、40代……と歳を重ねてきて、これまでとは違うからだや人付き合い(親子関係も)や自分自身の心のありようなどについて悩むことが多くなってきます。著者はこの世代の先輩として、自分の体験や変化を書き、大人世代の女性の共感を得ています。20代、30代、40代……と歳を重ねてきて、これまでとは違うからだや人付き合い(親子関係も)や自分自身の心のありようなどについて悩むことが多くなってきます。
日本の「リベラル」はデタラメ? 世界標準から大きくかけ離れた日本独自の奇怪な思想である! 太平洋戦争の総括、憲法9条、従軍慰安婦問題、雇用・労働問題……あらゆる局面で高らかにあがる‘リベラル’な人たちの声は、どうして政局に反映されないのか? 「リベラル」談義に慣れている人にも、そもそもそれ何よ、と思っているあなたにも分かりやすく、ベストセラー作家がズバリ提言!
「この社会は男性が作ったものです」。そこに生きているすべての女性たちへ。女性を撮影し続ける当代一の写真家が「女性とはなにか」を解き明かします。女性同士が群れる理由は? 母親が娘にかける呪いとは? 女性が浴びる成長の洗礼とは? 女性はなぜ女性を裁くのか? そして、なぜ男性はイヤなおじさんになるのか? ……など日々モヤっと感じていたことに下村氏が痛快に解説。さまざま納得がいく、じっくり考えたくなる、女性でいることに自信がわいてくる。日本中のウーマンに、ウーマンと生きる男性たちに。稀代の耽美派写真家・下村一喜氏が贈る衝撃的女性論! 【目次】序文/一、男性は女性がこわい/二、女性は女性が嫌い/三、「さらされる」女性の成長/四、メタモルフォーゼは女性の大事件/五、選んでもらうことで生き延びてきた性/六、男性たちについて/七、明治の滅菌、大正の不埒、昭和の熱/八、女性は公開処刑された女性が好き/九、女性のマウンティング/十、ダメな男性にハマるのは、女性の大いなる特性のひとつ/十一、別に恋愛なんて、しなくていい/十二、母という呪い。母性の誤解/十三、フェミニズムの逆転/十四、『源氏物語』のウーマンたち/十五、『竹取物語』自己主張する姫はアウトサイダー/十六、ウーマンの幸せって?/十七、ウーマンのサクセスとはなにか/十八、津山事件・アナタハン事件・連合赤軍/十九、女性の最大の美点はなにか/あとがき/主要参考資料/著者プロフィール
没後50年、いまもなお読み継がれる巨匠の傑作短篇から、沢木耕太郎が選び抜いた名品。 山本周五郎の世界へ誘う格好の入門書であり、その作家的本質と高みを知ることができるシリーズ4冊を便利な合本で! 生涯、膨大な数の短篇を遺した山本周五郎。 その大半がいまだに読み継がれ、多くの読者に愛され、また後進の作家たちに多大な影響を与え続けている。 山本周五郎作品に深く傾倒する沢木耕太郎氏が独自の視点と切り口で4巻36篇を選び、各巻の末尾に斬新かつ詳細な解説エッセイを執筆。 第1巻「一丁目一番地のひと」(周五郎作品に登場する女性像を分析する。)第2巻「彼らを輝かせるもの」(男女が貫く「意地」をキーワードに作品世界に迫る。)第3巻「寒橋のまぼろし」(「情」の万華鏡とも言うべき作品世界の魅力を解き明かす。)第4巻「悲と哀のあいだ」(微妙に意味合いの異なる「悲」と「哀」を、周五郎はいかに描かいたか。)
「仕事ばかりしてると婚期逃すよ」「早く彼氏つくらないとね」「家庭にずっといるなんてつまらなくない?」……一見アドバイスに見えても、相手の事情も汲まずに上から自分の考えを押しつける行為は、‘呪い’化することが多々ある。 読者が受けた呪いの実例を集め、仕組みを解説し、言い返しフレーズを考案。 「余計なことを言ってくる人に一体どう対応すればよいのか?」を徹底研究した、愉快爽快毒出しエッセイ。
たおやかに曲がる細道を行けば、今日も小さな発見がある――歳月を経た建物の柔和な表情、ローマ人の支配の痕跡、美術館、ソルボンヌ大学、教会、書店、露店市……知的で質実、おおらかな風が吹き抜けるこの街に暮らして二十年、日々心をときめかせるカルチェ・ラタンの素顔の魅力をつづる。〈本文より〉「カルチェ・ラタンは歩いていて楽しい。観光名所にはないパリの魅力が味わえる」「散歩でも用事でも、飽きもせず古い道を選んで歩く」「古いパリの佇まいは、心が和むほどに優しい」〈目次より〉住まいは、右岸か左岸か/古代ローマの大浴場遺跡/学生街で楽しむ古い教会めぐり/ジョルジュ・サンドが賛美した「貴婦人と一角獣」のタピスリー/ヘミングウェイの空腹とリュクサンブール公園今昔/ソルボンヌと音楽祭/モンテベロ河岸の箱本屋/ひとつの村のようなモーベエル広場界隈/コレッジュ・ド・フランスの自由な講座/しっとりとした佇まいのビエーブル通り/辻邦生が住んだデカルト通りの坂/日本人の顔には「盗んでもいいよ」と書いてある/とっておきの場所、アラブ世界研究所の図書室 ほか