【ルポ・エッセイ・自叙伝】タグのライトノベル・小説
還暦を迎えた女優・大竹しのぶ。舞台に映画に大忙しの日々の合間に自ら書き綴った人気エッセイ第2弾。忘れえぬ人々との思い出や共演者たちとのエピソード、95歳の母や2人の子どもら家族との日常、明石家さんまさんとの出来事が温かな視線で描かれる。
その黒猫は一人ぼっちで喫茶店の駐車場にぽつんと蹲っていたところを友人に保護された。薬品でもかけられたのか、ライターで火でもつけられたのか。胸からしっぽにかけて毛がほとんど残っていず、背中一面焼けただれたようになっていた。しかもこちらを見つめる黒くて大きな瞳は見えていないようだった。友人から引き取り、我が家にやってきた「みつき=美しい月」という名前の黒猫。おとうさんの膝が大好きで、寝るときはぴったり寄り添って朝まで離れない。人からひどい仕打ちを受けたかもしれないのに、それでもこの子は私たちを信じてくれている。これからはずっと一緒だよ。もう何も心配いらないからね。でも、みつきは重い病気を抱えていた……。最後まで精一杯生きた小さな黒猫の半年間を見守った、涙のフォトエッセイ。
短い週末。創り出す幸せな長い旅。未知の車窓を求めて夜の鉄道紀行へ――夜だからこそ味わえる鉄道旅行の醍醐味!癒しと郷愁を誘う極上の鉄道旅行記、第2弾!
通勤電車で吊革を握りながら見た蒼い空、鉄橋を渡る音、北の国の観光ポスター、ターミナル駅で出会った長距離列車。ありふれた日常に「旅」を感じる一瞬、自分の中の逃避願望が湧いてきて、ふらりと鉄道に乗って日常からの脱出を試みる。現実からの逃避と癒しを鉄道の旅に求めるサラリーマンの週末――第一回アルファポリス旅行記大賞受賞。珠玉のサラリーマン鉄道旅行記。
日常の生活へ違和感を覚えたことはありませんか。どんな人でも一度は思ったことがあるはずです。「子供のころに夢に見た、ファンタジーの世界へ行くことができたらな……。」本書では、ただの夢物語ではなく、実際にファンタジーの世界へ自分自身を導く、新しい脳内エクササイズを提唱します。小説パートでは読み応えのある物語が展開し、実践編では小説パートで展開された物語の中に実際に入り込むための方法を解説します。小説×実用書という一度で二度おいしい、新感覚エッセイ!
‘超エグい不動産投資の実態’を実話をもとにしたストーリーで大暴露!! 大手上場企業に勤めるサラリーマン、須藤。40歳独身。将来への不安から、副収入を求めて「新築区分マンション投資」に手を出すが……。可愛い声の女性担当者がテレアポでおびき寄せ、イカつい営業マンが強引にクロージング! 複数戸まとめて不動産を購入させられたエリートサラリーマンの行く末は――!?
えびの天ぷらでうまいのは尻っぽ、鮭は頭、牛は舌。釣った岩魚の臓物を洗って串にさし、川べりで見つけた小さな山椒魚を丸飲みし……。詩作のかたわら居酒屋を開き、自ら酒の肴を調理してきた著者による、野性味あふれる異色の食随筆。挿画・牧野伊三夫
【その恋、最高の時間の無駄遣い。】「君の笑った顔、虫の裏側に似てるよね。カナブンとかの裏側みたい」――憧れのクラスメイトにそう指摘された少年は、この日を境にうまく笑えなくなった。Webサイト『日刊SPA!』で驚異的なPVを誇る連載エッセイ『タクシー×ハンター』。その中でも特に人気の高かった「恋愛エピソード」を中心に、大幅加筆修正のうえ再構築したのが、この『死にたい夜にかぎって』だ。出会い系サイトに生きる車椅子の女、カルト宗教を信仰する女、新宿で唾を売って生計を立てる女etc. 幼くして母に捨てられた男は、さまざまな女たちとの出会いを通じ、ときにぶつかり合い、たまに逃げたりしながら、少しずつ笑顔を取り戻していく……。女性に振り回され、それでも楽しく生きてきた男の半生は、‘死にたい夜’を抱えた人々の心を、ちょっとだけ元気にするだろう。作者である爪切男は、同人誌即売会・文学フリマでは『夫のちんぽが入らない』主婦こだまらと「A4しんちゃん」というユニットを組んで活動。頒布した同人誌『なし水』やブログ本は、それを求める人々が行列をなすほどの人気ぶりだった。もの悲しくもユーモア溢れる文体で実体験を綴る‘野良の偉才’、己の辱を晒してついにデビュー!
デートの最中、もし、目つきの悪い男にインネンをつけられたら、あなたの彼は、(1)勇気を奮い、男と殴り合う(2)あなたをかばいながら、まず逃げる(3)あなたを捨てて、サッサと逃げる…この三つのうちのどのタイプ? 男と女がいるかぎり、この世に尽きないオモシロ話の数々。ショートショート風につづる小池版‘恋愛講座’。
これからお伝えする34のストーリーは、すべて本当にあったお話しです。著者自身が、学校や塾の先生、子どもを育てているご両親に聞いて集りました。かつて子どもだった私たちがみんな持っていたはずの、素直さ、しなやかさ、強さや優しさ。それらを思い出させてくれる小さなお話しには、一生を変える大きな力があります。この度、人気漫画家・イラストレーターこやまこいこさんの優しくあたたかいイラストを添えて、一冊の本としてみなさまにお届けします。心をじんわりあたためてくれる珠玉の実話を、ぜひお楽しみください。 【感動の実話に、感謝の声、続々!】読んでいくうちに、自分にとって本当に大切なことに気づいて、悩みや不安が情熱に変わりました。ネガティブな気持ちが、きれいになくなります。(20代女性、会社員) こころにすーっと染み込んで、11話でいつの間にか涙が出ていました。たとえ自分がどんな状態でも、家族や友達を大切にできる人間でいたい、と強く思いました。(30代女性、主婦) 人間関係は意外とシンプル。18話を読んで、自分が勝手に複雑に考えすぎてしまっていただけだと気づきました。読んで気持ちがラクになりました。(40代男性、経営者) 心がもやもやしていたのですが、34のストーリーのおかげで自分の感情に向き合うことができました。子どものように物事をまっすぐに見てみたら、自分のすべきことがはっきりしました。(40代女性、自営業)
ふるさと福井で、北海道の大自然の中で、のびやかに成長する三人の子どもたち。その姿を作家として、母親として見つめ、あたたかく瑞々しい筆致で紡いだ「緑の庭の子どもたち」(月刊情報誌「fu」連載)4年分を完全収録。ほかに、読書日記、自作解説ほか、宮下ワールドの原風景を味わえるエッセイ61編、掌編小説や音楽劇原作など、単行本初収録の創作5編も収載。本屋大賞『羊と鋼の森』誕生前夜から受賞へ。そしてその後も変りなくつづく、愛する家族とのかけがえのない日々。著者充実の4年間のあゆみを堪能できる、宝箱のようなエッセイ集! 地元の新聞社が月に一度発行する情報誌『fu』に、二〇一三年からエッセイを連載してきた。「緑の庭の子どもたち」という、子どもたちがテーマの文章だ。本になるとは思っていなかったので、ずいぶんリラックスして書いている。寝ころんで読んでもらえるくらいでちょうどいいなと思う。読んでくれた方の夢も、きっといつのまにか叶っているに違いない。これはしあわせのエッセイ集なのだ。 (「まえがき」より)
著者の高校生時代から、女優デビュー、作家へと成長していく中で、自身の身の回りに起こった恋愛の事情を綴ったエッセイ集。卓越した文章は、読んでいて心地いい。高校時代のひとめぼれ経験から始まって、恋愛の賞味期限の短さから「恋せよ」という。物足らない感じさえする繊細な男たちを憂い、そして大人の恋はフィフティフィフティであるべきだと結んでいる。女優であり、小説家であり、恋愛エッセイの名手の手にかかれば、恋愛は「年齢や環境に構わず、飛び込んでくる病」で「五十代でも、恋の病にかかると思うと、急に気持ちがはしゃぎ」出すものだということがよくわかる。
霊感は強くないはずだけれど、好奇心は人一倍! 著者の周りで日常的に起きているちょっと変な出来事を、特有の飄々とした筆致で描きだすじわじわ怖い怪談エッセイ。山田太一氏、荒俣宏氏との対談も収録。
家族の愛、夫婦の絆、親がくれた愛…生きていくには愛が必要です。おしゃれや若い人との付き合いを通して、おばさんを楽しむ術や、一人で過ごす豊かな時間の楽しみ方、女友達との買い物やストレスをためない方法などの小さな幸せの見つけ方、大人の同窓会や思い出にひたる幸福など、時がたったからこそ楽しめる人生の極意をエッセイで紹介。文庫化にあたり、犬との出会いや美しく歳を重ねるために必要なことなどのエッセイを収録。大人気漫画家が語る幸福論。家族への愛、仕事への愛、友人への愛、根底に愛があれば、いやなことも易々と乗り越えられる。築いたキャリアも、多少の貯金も、まったく何の役にも立たない手術台の上で、「愛」だけが力を与えてくれた、と語る著者の最新エッセイ集。
「こういう生き方もあったという事を、老人はもう一度思出し、青年ははじめて知ってもらいたい」――福田恆存(本書「序」より)大阪に平田ありと言われた名工、平田雅哉。吉兆、つるや旅館、大観荘、朝香宮邸茶席など手がけた名建築は数知れず。「建築は風呂敷には包まれん。出来上がりが気に入らんからと言って、引っさげて持って帰るわけにはいかん」が口ぐせで、腕の良さもあくの強さも天下一品。己の経験と勘のみ信じる職人魂と波瀾の人生は、福田恆存や今東光らをも魅了した。森繁久弥主演で映画化された大棟梁の心得帖、初の文庫化!序文・福田恆存解説・塩野米松
サブカル界の兄貴、掟ポルシェが全裸で書いたナメたバイト遍歴&破天荒な生き様がここに!バイトって素晴らしい!って本じゃねえからな!!! ――― 東村アキコ(漫画家)ニューウェイブバンド‘ロマンポルシェ。’のボーカル&説教担当、アイドルDJやライターとして(一部で)絶大な支持を誇るサブカル界の兄貴・掟ポルシェ。彼がナメた姿勢で取り組んできた自身のバイト体験を赤裸々に綴った連載(音楽エンタメサイト『耳マン』掲載)をまとめ、特別対談も収録した初の自叙伝的コラム! 掟ポルシェが全裸で書いた破天荒な生き様がここに!【本の内容】第1章 初めてのバイト?新聞配達?第2章 大学までにやったバイトの数々第3章 正社員?失業第4章 エロ本の編集第5章 ビルの窓拭き第6章 整理屋の恩人?ロマンポルシェ結成へ特別対談:藤井隆/志磨遼平(ドレスコーズ)著者プロフィール掟 ポルシェ1968年北海道生まれ。1997年、男気啓蒙ニューウェイヴバンド、ロマンポルシェ。のボーカル&説教担当としてデビュー、これまで『盗んだバイクで天城越え』ほか、8枚のCDをリリース。音楽活動のほかに男の曲がった価値観を力業で文章化したコラムも執筆し、雑誌連載も『TV Bros.』、『別冊少年チャンピオン』など多数。著書に『説教番長 どなりつけハンター』(文芸春秋社)、『男道コーチ屋稼業』(マガジン・ファイブ)、『出し逃げ』(おおかみ書房)がある。そのほか、俳優、声優、DJなど活動は多岐にわたるが、ここ数年はアイドル関連の仕事も多く、イベントの司会や楽曲のリミックスも手がける。
高等小学校卒ながら類まれな金銭感覚と人心掌握術を武器に年若くして政界の要職を歴任。ついには日本列島改造論を引っ提げて総理大臣にまで伸し上がった田中角栄。「今太閤」「庶民宰相」と称され、国民の絶大な支持を得た男の知られざる素顔とは? 田中の金権政治を批判する急先鋒であった著者が、万感の思いを込めて描く希代の政治家の生涯。
日本がいちばんきらきらしていたあの時代、ぼくは、ひたすら地に足をつけたいと願った。その後ぼくは、「世の中の仕組みはどうなっているのか」とか、「どうやったらもうちょっとうまく生きられるようになるか」というような本を何冊か書くが、そのとき気づいたことを最初から知っていればまったくちがった人生になったと思う。でもそれは、ものすごくつまらない人生だったかもしれない。(「あとがき」より)バブルの足音からその絶頂、そして崩壊まで、1982年から1995年までの長い長い’80年代’の青春。>
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。異国で暮らす驚きや戸惑い、そして喜び…つれづれニューヨークライフ漫画をはじめ、絵画やアニメーション、エッセイなど幅広いジャンルで活動するアーティスト・近藤聡乃。2008年の秋に単身ニューヨークへわたり、初の海外一人暮らしをスタートさせました。エネルギッシュな大都市の中でもまれながらも、少しずつ自分の居場所を築いてきた6年間。アパートでの暮らし、恋人や友人たちとの会話、レストランやカフェのメニュー、道行く人々のファッション……書き留めておかなければ、いずれ忘れてしまうふとした日々のあれこれを、見開き2ページ、一話完結のスタイルで描きます。現在進行形のニューヨークがここに!たんたんと、だんだんと、これが私のニューヨーク
故郷をこよなく愛するとともに、世界の多様な風景・風俗を愛したチャペックは多くの旅行記を遺している。その優しくユーモラスな筆致は、深い悲しみと叡智を底に秘め、世界中に今もなおファンが多い。本書は1931年、世界ペンクラブ大会出席のためオランダを訪れたときの観察記。運河、自転車、犬、風車、橋、オランダ絵画……。独特の視点からその民族性を抽出し描く手つきは見事。イラスト多数。
今日も一日、お疲れさまでした。もう、眠る準備はばっちりですか?それとも、へとへとで、帰って来るなり、そのままソファでぐったり?こんなにがんばっているのに、予期せぬことが次々起きて……ついついため息。そんな方々に、少しでも「ほっ。」をお届けしたくて、この本をつくりました。長年にわたって取材してきた、とびきりの「いい話」をご用意しています。眠る前に、ちょっとだけページを開いて、人の温かさ、優しさにふれてみたら……、きっといい夢がみられるはず。ではまた、明日、元気な笑顔で!おやすみなさいませ。
結婚の4組に1組が再婚と言われている時代。夫婦のどちらか、または両方が、以前のパートナーとの間にもうけた子どもを連れて再婚した場合の家族のことを、アメリカでは「ステップファミリー」または「パッチワークファミリー」と呼んでいます。本著は、自身も3度の離婚と2度の再婚を経験している筆者の経験と、これまでの支援を通じて感じている「子連れ再婚家族」における問題を、どのように乗り越えたらいいのかを10の秘訣にまとめたものです。これから子連れ再婚する人にとっては、「ステップファミリー」となる心構えになる、今悩みの渦中にいる人にとっては、ストレスを軽減するためのヒントとなる、そんな一冊にしたいという思いがこめられています。子連れ再婚家族はつらいことばかりではありません。難しいけれど、それを乗り越えていく醍醐味もあります。どうか諦めないで幸せな家庭を築いてほしいと思います。▼目次第1章 様々な問題を抱える子連れ再婚家族の実例ケース1. 「子供同士の関係が……」ケース2. 「死別の元妻が遺したもの」ケース3. 「実子と継子との違い」ケース4.「実子と継父との関係ケース5.「初婚からいきなり大家族へ」第2章 幸せな子連れ再婚(ステップファミリー)になるための10の秘訣秘訣1. 「再婚後のライフプランをしっかりと」秘訣2. 「夫婦で子連れ再婚家族(ステップファミリー)について学ぼう秘訣3. 「親になろうとひとりで頑張りすぎない」秘訣4. 「子連れ再婚家族をカミングアウトしよう」秘訣5. 「生活習慣の違いをストレスにしない」秘訣6. 「実親として配慮すべきこと」秘訣7. 「実の親のようにはならなくてもいい」秘訣8. 「子どもの気持ちを理解する」秘訣9. 「死別再婚の心がけ」秘訣10. 「お互いの努力を認め合う」▼著者紹介新川 てるえ(しんかわ てるえ)作家・コメンテーター・家族問題カウンセラー。1964年 東京都葛飾区生まれ。千葉県柏市育ち。10代でアイドルグループの メンバーとして芸能界にデビュー。1997年12月にインターネット上でシングルマザーのための情報サイト「母子家庭共和国」を主宰。3度の結婚、離婚、再婚等の経験を生かしシングルマザーコメン テーター・家族問題カウンセラーとして雑誌、テレビなどに多数出演。2014年シングルマザーとステップファミリーを支援するNPO法人M-STEPを設立。
エッセイと呼ぶにはあまりに怖い物語。ホラー大賞を受賞して上京間もないイワイに、ぶんぶん寄って来るヤバイ人々。「ぼっけえ」「きょうてえ」「やっちもねえ」など岡山弁のニュアンスを存分に盛り込んだ、人気ホラー作家とっておきの14話。ここまで書いたら、もう岡山には帰れんかも。
問題文の作者自身も間違う読解力テストや、同じ文字をひたすら書かせる漢字ドリル。国語教育の矛盾を解決する方法はあるのか? そして、日本語の乱れは改善できるのか。教員免許を持つ清水義範が、最も得意とする「国語」。その問題点を、西原理恵子の絵とともにブッタ斬る! 爆笑お勉強シリーズ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。自身や家族のゲスな爆笑話。食べられるという父の主張に押され、大量のザリガニを茹でた結果。包茎手術を受けた弟の変化と、そこから巻き起こる大事件。あまりに赤裸々な暴露っぷりとシュールな描写に、同業者までもが嫉妬を隠さない。文芸界の話題をも席巻した「小説すばる」での連載エッセイに、ブログ連載のまんがを追加。さらにはおまけでも笑わせてくれる、電車の中で読むのはキケンな本。
古くから人間と共生してきた動物たち。彼らは、神社の狛犬、お稲荷様の狐、神社仏閣のあちこちに彫られた竜や鳥など、日本では古くから崇められる対象でもあった。なぜ人は動物に神を見るのか? 狼、狐、竜蛇、憑きもの、猫、鳥、狸といった日本に存在する「霊能動物」の起源を、丁寧にわかりやすく繙く。文献や伝承、そして著者自身の霊能体験と幅広い知識がふんだんに盛り込まれた力作。
BUSU IS COMMIN’ BACK!!!!!ブスな人も、ブスでない人も、いろんな意味で震撼させ、空前のブスブームを巻き起こした「ブス図鑑」が帰ってきた!漫画家・コラム二ストにして「ブスに厳しいブス」カレー沢薫による渾身の最新もぎたてブスをお届け!!<目次>待たせたな、ドブスども(戻ってきてくれと言われたわけではない)ブスに終わりはないし私個人としても30半ばになった今からが本番だ「ブスは性格が良い」という、女にとって非常に迷惑な迷信私たちを待ち受けている老後は「絶世のブス」ということである「一日も休まずブス」というブス界の超優等生は美人界では完全な不良セックスは楽しいことであり、そこに楽しさ以外があってはならない合コンには「からあげレモン問題」と同じように「ブス問題」がある「常識にとらわれない」ことに関してはブスさんの右に出る者はいないブスが冷遇されているのは、美人よりブスの数が多いからではないか「マインドフルネスブス」。要するに、自分のブスを五感で感じろ合コンに来ているブスは、土器を使いこなすくらいには進化しているブスだ21世紀のブスとして、恵まれた資源(=ブス)を計画的に運用するべきだやはり、やるべきだろう「ブスラップ」を(カレー沢、ラップやるってよ)努力しているブスを笑うブスほどブスなものはない縄文人から見てもブスなら「時代に左右されないブス」と誇っていい「美人になってください」「じゃあ、石器からだな」なのである世界三大ブスはトップシークレットすぎて、後世に伝わらなかった説つまり、ブスというのは容貌が悪いのではない。「難解」なのだブスの香り「BUSUGARI」で殴り込む以外ないということであるせっかくのブスが「うんこ」で枯れてしまったらどうするつもりだブスの時短は節約した時間をちゃんとブスになるために使っているブスフローチャートの1問目はもちろん、「あなたはブスである」つまり「かけるしかねえ、命、インスタに」ということである芸能界と同じように、ブスも顔がブスなだけでは勝ち抜けないのだ「肉巻きおにぎりブス」。愛されブスの登場に焦りと苛立ちを隠せない「おいでませ、ブスの里」。ブスの里に入ればブスの里に従えカラフルでインスタ映えするからに決まっている。聞くな馬鹿「無知の知」が成り立つなら「ブスのブ」だってアリだろう「私はブスです」の英語がとっさに出ず赤っ恥をかくことは避けたい我々だってなれる。なってやろうじゃねえか「モグラブス」に欧米人でさえ婉曲表現にする「ブス」という言葉のパワープレイ「不美人投票」同じようなデブスなら、グラム数が少ないブスが選ばれる「体力を補う気力の限界」。経済を回すならガチャや食い物で回したい「立てばブス座ればブス歩く姿はブスのブス」どんな美人でも、自分の美をひけらかすような人間は美しくないフリップに「ブスです」と殴り書きして掲げる方が楽に決まっている美人だろうがブスだろうが、バカはカリスマになれない自分のようなカリスマ神ドブスが顔出しなんかしたら、信長が敦盛を舞う隙もなく一瞬で炎上する
「ひとり」を楽しむ極意。69歳初エッセイ。オレのことは、ほっといてくれ!実力派俳優として活躍する一方、プライベートでは、ひとり居酒屋、ひとり旅、おやじバンドほか、気ままに「ひとりの時間」を謳歌する。「定年後」に不安を感じる迷えるおやじ世代必読の初エッセイ。<一章>ひとりを楽しむ頼むから放っておいてくれ居酒屋はひとりにかぎる居酒屋は‘人’で決まる酒場で繋がる素敵な縁家呑みの楽しみ<二章>日々を楽しむ妻の手のひらの上であえて踊る夫婦だって所詮はひとり断捨離は絶対にやりたくない自分で選ぶからファッションは面白い<三章>寸暇を楽しむ日がな一日ぼんやりするのもいい好きなことに年齢は関係ない高級ソバより町場のソバが好きだ思いたったら旅に出る京都はイソギンチャクのような街<四章>仕事を楽しむ過ぎたことは「正解!」とする存在はネガティヴ、思考はポジティヴ来た仕事は倍にして返す人生は‘あみだくじ’得意不得意は自分で決めない<五章>人生を楽しむやりたいことを見つければそれでいい父の背中、息子の優しさマイナスは何かの弾みにプラスに転じる一%の運を呼び込む九十九%の努力とことん生きる
生涯現役、積極的に生きるための道しるべ。 2017年7月18日に105歳と9か月で亡くなられた著者の日野原重明先生。100歳を越えてなお、「積極的に生きる喜び」にあふれる生涯現役の奥義をつづった『いのちの使いかた』が新版として文庫化されました。 だれかの役に立つということは、自分という存在そのものが生かされるということ。いのちという時間の最上の使いかたを、日野原先生が数多の経験と出会いを通して学んできたことを余すことなく教えてくれます。 年齢にかかわらず前向きに生きるための姿勢を提唱し、次世代に平和といのちの大切さを伝えていくことを使命とされた日野原先生。その活動と心境には、チャレンジングに生きる人生への向き合い方と幸せ感を持って生きるための知恵にあふれています。 「人生は失敗ばかり、後悔ばかり、という人ほどいのちの使いかたがあるのです」「やろうと思うだけでは、やらないことと同じです。行動こそが勝負です」「予期せぬ災難に見舞われることが不幸なのではなく、そのときに、希望を見失ってしまうことが不幸なのです」――人生を変える希望のメッセージが心にしみわたり、生きる意味に気づかされる珠玉の一冊です。※この作品は過去に単行本として配信されていた『いのちの使いかた』 の文庫版となります。
日本画家・堀文子、99歳のメッセージ。 2017年に白寿を迎えた日本画家の堀文子さん。画壇に属さず、自然を師と仰ぎ、自由に、自己流で描き続ける堀さんには全国に多くのファンがいます。今年で99歳になるも、「歳を取ったから偉いなんて、冗談じゃない。去年より今年のほうが偉いなんて、そんな馬鹿なことがありますか」と語る堀さんは、つねに現在(いま)を生き続けてきた日本画家です。「人の一生は毎日が初体験」「安全な道には驚きはない」「安住は堕落」「息の絶えるまで感動していたい」。本書では、これまでに堀さんが発表したエッセイやインタビュー、そして初載録となる最近の発言などから、いのちを描き続けてきた画家が「最期に伝えたい」珠玉の言葉の数々を伝えます。 書名の由来は、堀さんが74歳で描き、本書のカバーにもなっている「黄色くないひまわり」。頭に種をぎっしり実らせ、大地を見つめて直立するその姿から、死は決してみじめな終末ではなく、「生涯の華々しい収穫のときだ」ということを、堀さんは学びます。「いのち」を正面から見つめ続けてきた堀さんの言葉は、現代に生きる私たちに智恵と勇気を与えてくれます。【ご注意】※この作品はカラー写真を含みます。