【ルポ・エッセイ・自叙伝】タグのライトノベル・小説
みなさんにとって、大切なものはなんですか?毎日を健やかに、前向きにし、四十才からの毎日を幸せにするヒントがココに。自分の身の丈に合った食べるもの・服・ライフスタイルなど「考え方」から美人になる。家族、友人、ペット、仕事、お金、時間…どれもすべて大切で、無くてはならないもの。しかし、体力がなく部屋に閉じこもった生活は、自分の殻(箱)の中に自分を閉じこめてしまいます。年齢に関係なく、また他人からの評価ではなく、自分に合ったもの≪人生≫を見つけることが必要。病弱な幼少期を過ごした女性が40歳を超えてから手に入れた‘健康な身体’とその考え方と自分との付き合い方へのヒントをくれる一冊。プロローグ 健やかな身体は何物にも代えがたい価値がある第一章 自分を知る第二章 トライしてみる第三章 関わってみる第四章 がんばりすぎない第五章 自分に気づくエピローグ 幸せとは、何気ない日常や季節の移ろいをいとおしく思えること
男と女、妻と愛人、独身男と風俗嬢……。恋愛に関する人間模様はさまざま。ストーカーの言い分、脅迫の理由、出所を待ち続ける内縁の妻など、泥沼化するものから、思わず応援したくなる事件まで、恋愛にまつわる裁判だけに絞った異色の裁判傍聴記。
夢のアメリカンライフ…なんて誰がいった? 夫の転勤で始まった親子3人‘出たとこ勝負’のアメリカ生活は、「???」の連続だった…。なんで「親子でお風呂」はいけないの?花見もキャンプも酒が飲めないんだって「卵かけごはん」がNGってどういうこと?肩まで浸かれない風呂ばかりでどうする人前で妻をベタ褒めするのはなぜ? etc.でも、裏を返せば…アメリカから見た日本人も「???」だらけらしい。生活習慣の違いから教育現場の現実、間違った日本観まで、今のアメリカが手に取るようによくわかる、‘抱腹絶倒’の日米比較エッセイ。「夫への転勤命令で、突然私のアメリカ行きが決まった時、友人たちは言ったもんだ。『いいよね、アメリカ。先進国だから生活楽だし、家広いし、英語ペラペラになるし、‘夢のアメリカンライフ’ってヤツじゃん』って。でも、冗談じゃないってば…」(まえがきより)花見酒に風呂上がりのビール、おいしくて新鮮な和食、肩まで浸かれるお風呂、そしてウォシュレット!「ああ、日本が恋しい…」彗星のごとく現われた?‘とほほエッセイ’の名手、誕生!
その毒舌頑固オヤジ的なキャラクターが受け、いまやテレビのコメンテーター、バラエティタレントとして引っ張りだこの梅沢富美男。彼のテレビでの発言は、ともすれば、理不尽であり、古臭くもあり、過激なだけに聞こえなくはない。時はその発言をめぐってSNSでバッシングされることさえある。にもかかわらず、なぜ幅広い世代が支持されているのか。そこには、現代ではとうに忘れ去られたはずの‘真っ当な正論’があるからだ。「親を大切に」「年上を敬え」「人生金じゃない」「努力なくて結果なし」「礼儀をわきまえろ」――いずれも正しく、そして久しく聞かれなかった言葉ばかりだ。そんな彼の人生哲学が詰まった一冊が刊行される。人を育てる/真っ当に生きる/一生懸命働く/家族を愛するなど、人が生きていくために大切なテーマのもとに、梅沢流の哲学が披露されていく。古臭く感じるかもしれない、理不尽にも読み取れる――しかし読み進めていくうちに、それは正しく、必要な教訓であることに感じ入ることになるだろう。読み終えたあと「古くて、実は新しい」、そんな思いにも駆られるはずだ【もくじ】各章各項目の例正論 序 まずは、僕、梅沢富美男の話?梅沢富美男とは何者か? その生い立ち、役者人生。今日の梅沢富男がいかにして、つくられたかを、自らが綴る?正論 壱 若い世代を育てる?梅沢富美男流 組織のルール、人としての在り方、人の育て方、?「世間じゃ理屈なんぞ通用しねえんだ」「不合理から学べ」「見かけは心の表れ」「叱るだけでは意味がない」「社会に出たら、嫌な頭も下げなきゃならない」正論 弐 仕事を極める?梅沢富美男流 労働の意義、プロの矜持?「いい職場で、いい給料で、楽しい仕事。そんなのがあったら俺に紹介してくれよ」「年上の人と上手くやるには、年上の人を慕うんだよ。」「仕事を続けるコツなんてねぇよ、一生懸命やるしかねぇんだよ」「踊れと言われたら、みかん箱の上だって踊ってみせる」正論 参 家庭を守る。子ども愛する。?梅沢富美男流 家庭円満の秘訣、子育て論、親としての在り方?「夫婦でお互いを尊重しあう」「親を馬鹿にしちゃだめだ。人を馬鹿にしちゃだめだ」「子供の前で夫婦は悪口もグチも言ってはいけない」「家族の幸せにとって会話が一番大事」「料理をすると人はやさしくなる」正論 肆 人生を真っ当に歩む?梅沢富美男流 人生観、社会観、金銭観?「人に福を与えれば、いつかその福が 返ってくる」「努力なくして、ツキはなし」「儲けるばっかりが金じゃねぇんだ」「夢を見ない奴に夢は追いかけれない」正論 〆 日本人の心意気。義理と人情?日本人を日本人たらしめる「心意気」とはなにか。「義理と人情」とはなにか?
金ナシ職ナシの中年ヒモ男、柴田元は決意した。「俺は東大に行くぞ!」。そこから始まる奇想天外な1年間の受験生生活。著者の衝撃の半自伝小説。
1994年から1995年に書かれた、著者四十代のエッセイ集。釣行、チョモランマ登山、武道、将棋名人戦、オウム真理教事件、言葉狩り……。軽やかな筆致ながら、時代の転換点を鋭く見据える言葉の数々は、時を経た今読み返すことで、ますます強い輝きを放ちます。
おそらく世界で一番「格闘」のことを書いてきた著者が、プロレス、総合格闘技から極真空手、古流柔術まで縦横無尽に語り尽くす! 格闘技黄金時代の2004年?2007年まで新聞紙上に連載された同書には、「あの名勝負」の観戦記録も収録されており、格闘技ファンなら読んだら涙! 全67本+場外乱闘編3本を収録した貴重なエッセイ集。
「このエッセイは2001年から2003年と2007年から現在までの13年間、熊本のタウン情報誌「タンクマ」に『映画のある生活』というタイトルで月一回連載されたコラムを編集したものです。かつて熊本の田舎モンだった僕が東京に出て映画監督になり、映画作りと格闘する姿や何気ない日々の暮らしを書き伝えることによって、かつての僕のような熊本の田舎モンが奮い立つきっかけになるといいなと思い始めた連載でした。映画への熱い想いや制作の苦悩、ときには愚痴まで映画作りに関する日常を衝動的に綴った拙い乱文ですが、その時代時代に私が何を思って過ごしていたか、その息づかいが少しでも伝わったら幸いです。ちっぽけな映画監督の本音を読んでいただけたら嬉しいです。」(本書のはじめにより) 代表作『GO』に始まり、数々の映画作品の創作にまつわる裏話や、世界の映画祭のこと、役者やプロデューサーたちとの出会いと別れ、舞台やMVなどの創作秘話、家族のエピソードなど、監督の日常が正直に書かれたエッセイ。連載中に熊本地震に見舞われたことも。それでも監督は映画を撮りつづけ、日々はつづいていく。この先の人生の選択肢に悩む若い人へのエールともいえる初めてのエッセイ集。 故郷が同じで、監督のエッセイを読んで育ったという俳優・高良健吾氏も本書を絶賛。
英国人女性旅行家イザベラ・バードが朝鮮を訪れたのは、1894年、62歳の時のことである。以後3年余、バードは4度にわたり朝鮮各地を旅した。折りしも朝鮮内外には、日清戦争、東学党の反乱、閔妃(びんひ)暗殺等の歴史的事件が続発する。国際情勢に翻弄される李朝末期の不穏な政情や、開国間もない朝鮮に色濃く残る伝統的風土・民俗・文化等々、バードの眼に映った朝鮮の素顔を忠実に伝える名紀行。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。頭にサボテンがはえている ねこ「さぼにゃん」の自己啓発まねき本です! だれにでも素敵な個性があるよね。みんなと同じじゃない、君の個性。だから君は、人と比べること無く君らしくしていればいいんだ。それともうひとつ。生まれた時にはみんな輝く綺麗な心を持っているんだ。ただ生きているうちに少しずつその心にアカがついて、今では輝く心なんて持ってないように思ってるだけ。だからね心のアカをおとしてみようよ! 輝く君に変われるから。 【もくじ】●第1章「しあわせ」・つらいできごとはふこうじゃない?・ふゆはぜったい、はるとなる・ひとのためにあかりをともす・いやなことのあとには、かならず…・げんきがでないときは、ひとをはげまそう!・ちがうけど、なかよし・いちばんくるしんだひとが、いちばんしあわせに・いいことちょきん・おだやかなひとのまわりには、おだやかなひと・よろこびは2ばい、かなしみははんぶん他●第2章「せいちょう」●第3章「ほんとのこと」●第4章「まったり」■著者 戸田充広(社)全日本趣味起業協会代表理事。普段は趣味起業コンサルタントとして活動し、これまで2000名以上の趣味起業家を育成。その傍ら自身の趣味起業として、キャラクター作家としても活動。これまで歯科医院の絵本や企業のWEBサイトキャラクターなどを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
男は顔で選べばいい。好みは自分次第でいい。結果なんかどうであれ、極上の夢心地を知らないで生きてられるか。官能作家にして<美男子ウォッチャー>である著者が、不断の努力と不憫な財力を注ぎ込んだ、体験的ラブバカ・エッセイ。この本を読めばオトコ運があがる、「いい男」がわかる! (なんて、あまくはないことも、本当によくわかる!)
「チップはいつ、誰に、どのくらい出すの?」「お風呂でスリッパを間違われない方法は?」。 良い旅館の見分け方、旅行計画(プラン)の立て方から、観光の極意まで。トラベル・ミステリーの取材で、全国くまなく泊まり歩いた著者が蓄積した、旅のノウハウ大公開! あなたの不安、心配は、この本であっさり解消。いつもの予算で、もっと気分のいい旅行が出来る本。
家族のかたちが大きく変化している今、私たちの常識はもう通用しない。家族崩壊という虚構、母性本能という神話、専業主婦という不安、少子化という詭弁。家族についてあなたが何気なく知っている「常識(おもいこみ)」は虚構(うそ)だらけ! アメリカ在住の家族社会学者が最新の知見をもとに、新しい家族のあり方を分析した日米比較文化論的エッセイ。
シャープで、鋭敏なことが優れていると世間では思われているが、本当にそうなのか!? 医師としての経験や作家としての眼差しを通じて、些細なことで揺るがない「鈍さ」こそ、生きていく上で最も大切で、源になる才能だと説き明かす。恋愛関係、夫婦生活、子育て、職場、環境適応能力……。様々な局面で求められる鈍感力とは何か。先行き不透明な現代を生きぬくヒントが満載。ミリオンセラー、待望の電子化。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。みやこの奥まで連れてって! 京都観光にも役立つ、「京都人による京都発見本」。「京都人の京都知らず」――それは、生まれ育ったがゆえに京都が身近にありすぎて、その魅力をみすみす見逃している人のことを指す言葉(著者の造語)。京都に住む人も知らないような「みやこの魅力」を、漫画家グレゴリ青山が一風変わった「京都通」たちの案内でめぐる。ガイドブックとはひと味違った視点で京都を眺めるコミックエッセイ。本書で‘深ぼり’した主な京都(●京女の大学教授と「東寺」の謎を探る/●伝統工芸ライターが教える、魅惑の「二条城」かざり金具/●ベラルーシ女性と「哲学の道」で器めぐり/●住んでいても気づかなかった「京町家」の奥深さ/●「山科」住民たちの大切な場所など。)
『若い藝術家の肖像』と『ユリシーズ』を素材にした刺戟的で創見に満ちたジョイス論を幕開けに、『源氏物語』を世界的視野で分析し、後鳥羽院と折口信夫の驚くべき関係を語る。そして、鴎外、紅葉、谷崎から大岡昇平、吉行淳之介までを論じ、さらには金屏風とは何かを探求する。王朝和歌から20世紀のモダニズム文学までを一望する文藝評論集。
科学技術万能の時代に、お話の効用を。悠長で役に立ちそうもないものこそ、深い意味をもつ。深呼吸しないと見落としてしまうような真実に気づかされる五十三のエッセイ。
著者のすべてのエッセイから「植物」をテーマに、最も面白い作品を集めた究極の「奇妙な植物たちの物語集」。植物界の没落貴族であるシダ類、空飛ぶ種子、薬草、毒草、琥珀、「フローラ逍遥」など収録。
ブログへ3年間に書き綴った、生き方の原稿を書籍化しました。仏教思想から生きる知恵と戒律、その意味と実践方法について書く。科学の視点からは量子論や宇宙論で、この世の姿を浮き彫りにする。神秘思想と超心理学からは、輪廻転生とあの世の存在について書く。仏教思想と科学理論を融合した考え方で、この世の姿を記述する。
ふたりで191歳の、ポジティブシンキング。明治44年(1911)山口生まれの日野原重明は、京都帝国大学医学部を卒業、昭和16年より昭和52年まで聖路加国際病院に勤務。昭和55年同病院理事に。平成4年から平成8年まで同病院院長。平成13年に出した『生きかた上手』がベストセラーほか、数々の出版物を手がける。また『葉っぱのフレディ』を音楽劇に脚色するなど、多彩に活躍を続ける。現在99歳。一方、大正7年(1918)東京生まれの堀文子は、女子美術専門学校(現・女子美術大学)師範科日本画部卒業、戦後焼け野原だった青山にアトリエを構え、創作活動をしながら世界を放浪。大磯に移住後、軽井沢にもアトリエを持ち、自然や生命への神秘を作品にする。70歳でイタリアのトスカーナへ移住、その後もアマゾンやペルー、ヒマラヤなど、取材旅行を続け新しい作品を創作している。現在92歳。このふたりが「芸術」、「人との関わり」、「命の尊さ」などを語る対談の中に、それぞれが日頃思っている「心の声」を挿入しながら構成する。口絵には堀の50年前の作品から最新作まで約10点を入れる(2011年4月発表作品)。※この作品は一部カラーです。
犬たちの勇気といのちから学ぶ幸せの意味。 もうすぐ102歳を迎える日野原重明先生が子どもたちをはじめ次世代に伝えたいと語りかけるように書き下ろした、初めての「犬と人といのち」のものがたり。 保護犬や老犬、被災した動物のいのちの重み。盲導犬や犬ぞり犬など実在する犬と人との深い絆。ホスピスや小児病棟でのセラピードッグと患者さんとの静かな触れ合い。そして愛犬との別れがもたらす希望の力…10のエピソードには、日野原流「いのちの名言」と共に、犬たちの勇気といのちから学ぶ幸せの意味が込められています。 愛おしさあふれるまなざしの犬の写真やカラーイラストがちりばめられ、親子や祖父母と孫が一緒に読んで考え、楽しめるカラーエッセイ本です(2013年9月発表作品)。【ご注意】 ※この作品は一部カラーです。
『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』作者の魅力全開!漫画家・コラムニストとして、サブカル界で独自の道を進んできた著者の、6年ぶりのコラム本がついに刊行。「とても」の丸みボディ(字のことです)をいつくしみ、「中指」の可哀想さを世間に喚起し、「お湯」のセルフプロデュースの高さに着目し……。森羅万象の「そこ!?」というものに過剰に思いをはせた、44本のコラム集です。巻末には渋谷直角が「かわいい」と認めたものたちが大集合した「かわいい王国図鑑」31ページを収録。(自動販売機の横のごみ箱、TSUTAYAのバッグ、センサー式の蛇口など20本!)【目次】とても/ぶどう酒/まみむめも/つもり/おこげお湯/中指/雑/くぐる/クロワッサン/打ち合わせ/イチゴ/なまこ/み/しいたけ/あわよく/ビショビショのサンドウィッチ/それもいい/味/丸まった靴下……ほか、絵やマンガが渾然一体となったコラム44本。〈巻末付録〉お寿司/バス/あぶらあげ/小石/うずらのたまご/フタ/自動販売機の横のゴミ箱/TSUTAYAのバッグ/センサー式の蛇口……ほか、かわいいものばかりを集めた32ページ「かわいい王国図鑑」付き。
北海道のちょうど真ん中、十勝・大雪山国立公園にあるトムラウシ。スーパーまで37キロという場所へ引っ越した宮下家。寒さや虫などに悩まされながら、壮大な大自然、そこで生きる人々の逞しさと優しさに触れ、さまざまな経験をすることになる。『スコーレNo.4』の宮下奈都が「山」での1年間を綴った感動エッセイを文庫化。巻末に、「それから」を特別収録。
「男の価値」を決めるヒエラルキーは激変した。これからの男性に必要なのは、コミュ力とネットワーク、そしてこころに女性を住まわせること。男は自信を持ち直し、女は男への対処法がわかる必読エッセイ!
江戸川乱歩賞などの文学賞の選出のほか、時代を率いる作家たちの交流団体としての一面を持つ日本推理作家協会。そこに所属する作家同士は、どのような付き合いをしているのか、また作家たちは、日々なにを考え執筆しているのか。そんな読者にとって垣間見ることのできない一面が、赤裸々に明かされる。抱腹絶倒の交遊録から、とっておきの読書録まで、協会に在籍する会員作家たちによる、珠玉の書き下ろしエッセイ集。
「来るべき『世界文化』なるものに対して、われら東洋民族の一員として、それは大いに貢献すべきものをもっておる」--。アメリカ、イギリスの諸大学で教鞭を執り、直に西洋思想にふれた大拙だからこそ看破できた東洋思想の優れた特性。曰く「世界の至宝」が、二分性の上に成り立つ西洋思想の不備を補い、互いに補完し合うことで、真の世界思想を可能にする。帰国後に執筆され、大拙自ら「近来自分が到着した思想を代表するもの」という論文十四編すべてを掲載。大拙の思想を最もよく表す最晩年のエッセイ集。解説・中村元/安藤礼二【もくじ】序東洋思想の不二性 東洋「哲学」について現代世界と禅の精神東洋学者の使命自由・空・只今このままということ東洋雑感「妙」について人間本来の自由と創造性をのばそう荘子の一節--機械化と創造性との対立への一つの示唆--東洋的なるもの--幽玄な民族の心理--東洋文化の根底にあるもの近ごろの考え一項日本人の心 アメリカにおける鈴木大拙博士 --『東洋的な見方』の解説にかえて 中村元 最後の大拙 --『東洋的な見方』文庫版解説 安藤礼二
古今東西の‘愛’‘恋’‘別れ’‘結婚’などに関しての作家・詩人、哲学者たちの名言から思い出される男と女の場面。映画のワンシーン、小説の一文、友人たちの失敗や成功、出会や別れ、そして著者自身の恋愛体験、妻として母としての普段の生活までを鋭い観察眼で見つめる。的確な分析、キレのいい文章で綴るエッセイ集。
日本のヘミングウェイ研究者の第一人者が、著作や残された膨大な手紙、メモ、証言から作品と人となりを読み解く。ヘミングウェイは、生涯4回の結婚をし、多くの恋愛の逸話も残している。いまだにキー・ウエストの邸宅には、彼自身が飼っていた猫たちの子孫が数多く住んでいるということからも分かるように、愛猫家でもあった。「猫」「女たち」をキーワードに、時代と場所を手掛かりに本質に迫っていく。傑作と言われる「雨の中の猫」や長編「誰がために鐘は鳴る」「武器よさらば」などの作品を解剖する。研究書ではあるが、丹念な取材と紀行文としての趣きが読み物として、尽きない興味をそそる。
気鋭の恋愛コラムニストが予想外だった自らの結婚、妊娠を通してつづる幸せな結婚を呼ぶ非常識の哲学。cakesで大人気連載中「下田美咲の口説き方」待望の書籍化。非常識な女こそ結婚したらおもしろい! 両親や友達夫婦を見てもまったく羨ましいと思えない、自分は結婚に向いてない――そんなふうに考え、結婚願望のなかった著者。ところが、20代前半までに遊びも恋愛もやり尽くし、気づけは26歳。そこで「そうだ、結婚しよう」と思い立つ。婚活に励む彼女が出会ったのは、年下ホスト「ナオくん」。そして思いがけないプロポーズを受け、交際0日で結婚を決めた。前作『新型ぶりっこのススメ 彼に恋させる、計算ずくの恋愛戦略』では、常識にとらわれない恋愛テクニックで数々の男をオトしてきた経験を披露して大きな反響を得た。どうしても結婚にポジティブになれないアラサー女性必読のエッセイです。
終戦から1年後、満州の通化から故郷の静岡までの道のりを、二人だけで引き揚げてきた幼い姉弟がいました。「キヨシちゃんの手を絶対に離してはいけないよ」満州で分かれたお母ちゃんとの約束をひたすら守り続け、十歳のいっちゃんは、六歳の弟・キヨシちゃんの手を引き、たくましく歩き続けたのでした。壮絶な辛苦を味わいながら、生き抜いた二人の願いはただ一つ。「生きて、日本でお母ちゃんと会いたい!」しかし、お母ちゃんはもう、この世にはいなかったのでした。八十歳のいっちゃんが、今、ようやく重い口を開き語った七十年前の壮絶な体験を長女が執筆。当時の主人公と同じ10歳の子供たちにも読めるように、漢字にはルビをふり、難しい表現には解説を入れてます。発売と同時に全国から数多くの感想をお寄せ頂いております。