愛娘を奪われた事による落胆から、丸山は統合失調症を発症する。しかし、矢崎から被せられた借金があるが故、健康保険を作れない丸山は、海外より個人輸入した向精神薬を、医師の診断無しに使い始める。これがきっかけとなり、薬物地獄に堕ちた丸山。薬物依存症となった丸山に、薬物により覚醒してしまった、丸山の中に居るあの女が、更に追い打ちを掛ける。「死んで仕舞えばいいのに」終に身体を乗っ取られ、丸山は自虐の果てに逮捕、起訴され、刑務所へ。刑務所の独房で、ひたすら、命と死に向き合う丸山。自分は何故、生まれたのか。何故、この様な苦しみの中を生きねばならないのか。「死のう」そう心に決め、刑務所を出た丸山。そんな丸山に、ある転機か訪れる。