幕末。日本に開国を迫ったのは吸血鬼だった。1853年。日本は‘吸血鬼’が支配する欧米諸国によって開国を迫られ、激動の時代を迎えていた――。元・新選組隊士の隼人は、仲間の裏切りによって命を落としかける。そこに偶然現れたのは、「自らに関する記憶」がない吸血種の少女・柩。隼人は「人間であることを捨ててでも復讐を果たす」ことを誓い、彼女の眷属となることを選んだ。時を同じくして、欧米からは歴戦の英雄たちが柩を追って集結していた。彼らはそれぞれの特性を活かした‘墓碑銘(エピタフ)’と呼ばれる血塗られた異能を操り、隼人と柩を追い詰める。さらに二人の前には、沖田総司やジョン・万次郎などのクセ者が次々登場し、物語は思わぬ方向に転がり始める……。隼人は復讐を果たすことができるのか? 柩はいったい何者なのか? 血沸き血踊る幕末維新奇譚、ここに開幕!!※「ガ報」付き!※特別カラーちらし「ゲキ推し!!ガガガラブコメ ラインアップ」付き※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。