<魔術師シモン>に最後の反撃をしたクリスティーナ。それは彼女自身の死を意味していた。遼太郎はクリスティーナを救おうとするが、なすすべもなく、次に目覚めたときには〈非在境〉にいた。クリスティーナはかろうじて生きていたが、同時にシモンがまだ存在していることを知り、遼太郎は傷ついた身体に鞭うって、最後の戦いへと旅立つ。「本当に世界は救うべきものなのか」――根源的な問いに対し、美弥子、和音、ジンジャー、アレックス、シヴィル、リース警部、霧月、サー・マクスウェル――さまざまな人々の助けと祈りを胸に、遼太郎の出した「答え」とは……!? 壮大なるマジェスティックファンタジー、キャラクター総出演で贈る感動の最終巻!