【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグのライトノベル・小説
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。あるひとつの俳句から生まれる新しい物語――。尾崎放哉の自由律俳句五〇句から発想し生まれた孤独を救う五〇編の散文と、六五句の自由律俳句を収録。帯文:金原瑞人[翻訳家]絶妙のゆるさ、あるようなないような緊張感。そのふたつを繋ぎ止めるリアリティ。これは、エッセイ、写真、俳句による三位一体の新ジャンルだ。
「国際友好の義務を果たす」という政府の方針でアフガニスタンへ送り出されたソ連の若者たち.やがて彼らは一人,また一人と,亜鉛の棺に納められ,人知れず家族のもとへ帰ってきた…….作家がみずからの目と耳で体験し書き留めた同時代の戦争の記録.作品発表後に巻き起こった裁判の顛末など大幅に増補した,最新の版に基づく新訳.
20世紀の壮大な実験,ソ連.それが人びとの心になにを残したのか探るため,作家はソ連崩壊後,自殺者の家族や,強制収容所の経験者,民族紛争を逃れた難民,地下鉄テロの被害者,デモに参加して逮捕拘禁された学生らに聞き取りをおこなう――.街頭や台所で交わされるさまざまな市民の声を集め,21世紀のいま甦りつつある抑圧的な国家の姿をとらえた大著.
童話を書いてみませんか――。厚生大臣賞・児童文学者協会賞『キューポラのある街』の作者が、数十年にわたる童話や民話の創作活動をもとに、あなたに童話づくりを手ほどきします。おかあさんも、保母さんも、学生さんも童話を書きましょう。子どもたちが情緒ゆたかに、賢く育つよう、愛情こめて楽しみながら、美しい文章を書くための本です。1 児童文学が生まれるとき2 子どものことば3 なにをどう書くか4 手づくり絵本と民話
この本で紹介した23の物語は、家族とのお別れやつらい別れを乗りこえたエピソードです。あなたも突然、大切な人との別れがやってくるかもしれません。5分で読める感動実話集もしも明日、あなたの大切な人が死んでしまうとしたら?考えたくないことかもしれませんが、少しの時間、想像してみてください。明日は極端としても、大切な人との別れの日は、残念ながら必ずやってきます。この本は、人生の最後にかかわる仕事をする有志でつくりました。私たちは毎日、大切な人を亡くしたご遺族と接しています。そしていつの間にか、ご遺族は次の二つに分けられることに気づきました。「悲しみを前になかなか前に進めないご遺族」「笑顔を取り戻し前に進まれるご遺族」このように分かれるのはなぜだろう?と疑問に思ったのが、私たちがこの本をつくろうとしたきっかけです。私たちはどんなご遺族にも、笑顔を取り戻して前に進んでほしいと願っているからです。そこで、私たちが関わった数々のご遺族や相談者のエピソードの中から、どんな人たちが笑顔になっているのか、そのエピソードを紹介することで、ご遺族が笑顔を取り戻す手助けになるのではないか、と考えたのです。この本には──父親が家族に秘密で残してくれた預金通帳から家族を思う気持ちに気づいたエピソード亡くなったご主人のお母さまと交流を図ろうとした全盲の未亡人のエピソード家族を失った花屋のご主人に寄り添う町の人々の温かい気持ちが伝わるエピソード──など、残された人たちが笑顔を取り戻した23篇の実話を紹介しました。この中には遺言書を書かれたご本人や大切な方を亡くされたご遺族に語っていただいたエピソードもあります。大切な人を失うことは、とても悲しく辛いことですが、残された人たちが笑顔になれる明日をつくるために、この本が少しでもお役に立てることを私たちは願っています。
27歳の俺は、東京での息の詰まるサラリーマン生活を捨て、逃げるように語学留学という名目でバンコクにやってきた。語学学校からもドロップアウトし、残り金も底をつきかけたときに現れたのが、オカマのあいつ。そこから俺は、いつのまにかプーの引き起こす数々の騒動に巻き込まれていく。――バンコクのオカマ、名前はプー。身長180センチ、体重80キロ(推定)。顔は渥美清似。金にセコく、嘘つきで泣き虫。なんで俺はこんな奴と同棲してたんだ!?
人気シリーズ第3弾! 本書は、読むだけで心がリフレッシュされる実話ショート。1話3分で読めて、気持ちがスッキリと晴れわたる本当にあったいい話を40編に厳選しました。あなたの憩いのひとときに、一杯の美味しいコーヒー片手にお読みください。心に爽やかな風が通り抜ける1冊! ●かけだし芸人時代の萩本欽一さんに、お弁当を分けてくれた人 ●所ジョージさんからの「謎の贈り物」 ●嫌がらせをしてくる相手を一瞬で味方に変える「魔法のひと言」 ●なぜか圧倒的に売れるマトリョーシカの秘密 ●「やるか? やらないか?」迷ったときの解決法 etc. 「ここは海の見えるカフェ。私のお気に入りの席は、このテラス席。この席からだとヨットが見えるのが好き。カモメの鳴き声も聞こえるし。この店にはじめてきたのはいつだっけ? とにかく居心地がよくて……。この本には、そんな時間のお供になる、気持ちがスッキリする話を集めました。お好きなページの気になる話からご賞味ください」(本書「はじめに」より抜粋)
人生の妙味が詰まった傑作エッセイ集が誕生。大人気番組『プレバト!!』でお馴染みの俳人・夏井いつきさんが綴った、愉快痛快にして心に沁みる傑作エッセイ集が誕生!≪俳聖バショーさまは、人生を旅になぞらえたが、旅とはさまざまな人と出会い、さまざまな出来事に遭遇することでもある。我が人生において、がっぷり四つで強い影響を与えてくれた人、袖振り合っただけの人から教えられたこと等を書き留めてみるのも、還暦を過ぎ、いよいよ高齢者として歩む人生の道標となるやもしれぬ。そんなこんなの人生の徒然を記してみようと思う。≫ (本書「ケンコーさんと夏井&カンパニー」より)夏井さんがこれまでの人生で出会った忘れ得ぬ人たちを綴った全45編のエッセイを収録。『プレバト!!』誕生の秘話、師匠となる黒田杏子さんとの出会いや父親の思い出、夢枕獏さんとの意外な交流……どの一編も、俳人ならではの観察眼と夏井さんらしいユーモアが詰まっていて深い余韻を残します。自作の俳句をはじめ、佳句、笑句も多数紹介。俳句を作るヒントも満載で入門書の役割も果たします。
2009(平成21)年3月に筑波大学を退職した著者は、退職後の第2の人生を「夢のはじまり」とした。地名作家として多数の著書を刊行、テレビ番組へ出演するなど、夢は大きく花開いていった。そんな矢先の2018(平成30)年2月、著者を突然病が襲った。2か月に及ぶ検査の結果、著者は脳からの神経が十分行き届かず筋肉が萎縮していくALS(筋委縮性側索硬化症)と診断される。本書は、前著『ALSを生きる いつでも夢を追いかけていた』(東京書籍)の続編。どんな苦境に立たされても、絶望さえしなければ 夢はつながる! できることは必ずある――このような思いが伝わってくる秀作である。著者のように難病や重度障害と苦闘している人々、人生の様々な苦悩と闘っている人たちに力強いメッセージを伝える。
新発見!「大自然の掟」は変化するのだ!!――野生のキリンが見栄をはり、ハイエナが百獣の王になる。アフリカの野生動物を見続けて30年、映画監督・羽仁進の超オモシロ動物記。【主な内容】◎ハイエナ式進化論◎チーターは強いから戦わない◎野生動物のいたずら心◎かわいいやつほど厚かましい◎オスサイの家庭内暴力◎小さい奴ほど恐ろしい◎無敵のゾウは赤子が恐い◎ヌーの子供の養母探し◎腕力よりも「年の功」◎野生動物も見栄をはる◎ゴツい顔して気弱な珍獣◎ジャッカルの夫婦善哉◎セックスレスな愛の形◎「母ヒョウ冷酷説」のウソ◎舐(な)めるが勝つ◎生活苦で子を捨てる◎マサイ族を利用するチーター◎出産は本能にあらず◎不思議な「個(ひとり)」ぐらし◎大トカゲの心が掴めない◎登場動物データ
広島のガレキの中で、心身ともに傷ついた引揚孤児や戦災孤児を収容し、守り、育てて’太陽の父’と呼ばれた青年がいた。東広島の静かな山中にある新生学園の歩みとエピソードを綴る。(※本書は1996/12/1に発売された書籍を電子化したものです)
「私達のM資金は本物です」「やっぱりあれはあったんですね…」昭和から次々と大企業経営者たちが飲み込まれてきた「M資金詐欺」。令和にもなお黒く輝き続ける’幻’の正体を追う。[目次]第1章 M資金の誕生第2章 令和のM資金詐欺第3章 M資金を操る詐欺師たち第4章 M資金に群がる経済人たち最終章 M資金は増殖する
子供のいない夫婦と最愛のネコとの心温まる日々、ふとしたことから二人の生活に入り込んだ手のひらに乗るほどの小さな命は、すぐにかけがえのない存在となり、〈3人暮らし〉の甘美なる日々が続く。しかし、蜜月の日々に予期せぬ不幸が。突然に死が訪れた。●私と夫と、それぞれが暮らしているなかにロミがいる。 それまではなかった家のなかの共通の話題と関心事が、いやおうなくできたのだ。――いつしか私と夫とのあいだも、話題はロミしかなくなってきている。 言い換えれば、私と夫との絆はロミということになる。 「子供は夫婦の絆」という人々を笑うことはできない。子供なら成長して離れていくが、猫はずっといる。いつまでも2人の愛情の対象のまま変わらない。――「もし、ロミがいなくなったら」と考えるだけで気が狂いそうだ。いなかったときには考えもしなかったのに、ロミのいない生活なんて、いまでは考えることができない。 かつては完全に平行線の暮らしが2つあったが、ロミをあいだにはさむことで、どこかで交差し、形態が変わってきている。――本文より抜粋
「んにゃお(なにすんのお)」――人生と同じで、猫と暮らすのもなかなか難しい。でも、毎日が「おほほ」で「ふふふ」な至福の時間。笑いと憂いと9歳のシュガー。シュガーの幸せは私の喜び。シュガーと私の愉しい老後のために「幸せ上手」に暮らす。●私は、800グラムの天使を9年かけて、4.3キロのやじろべいに育てた。その9年に、一片の心残りもない。虜(とりこ)となり、手も足も出ない素晴らしい年月だった。シュガーがいる日々は、朝の光のように柔らかい。毎日、新鮮な笑いに満ちている。その心地よさを、私はこれからも長く、大切にしていきたい。手を伸ばせば、シュガーはいつもそこにいる。子猫のように無邪気に、幸せそうに目を細めて、いつも私を見ている。Chapter1 シュガーと私Chapter2 いくつかの憂慮Chapter3 愛の証しChapter4 君といつまでも
傷ついた子どもたちに寄り添う付添犬の物語。2020年8月、性虐待被害を受けた幼い子どもが、裁判で証言をする際の精神的負担を和らげるために「付添犬」を伴って出廷するという画期的な取り組みがなされました。その出来事は、盲導犬をのぞき、犬が法廷に立った日本初のケースとして、さまざまな新聞・テレビでも取り上げられました。「付添犬」とは、虐待や性被害によって傷ついた子どもたちのストレスや不安を軽減するため、児童相談所などの面会やセラピー、子どもに関する裁判などに付き添う犬のことです。子どもたちと関わってきた弁護士・医師・獣医師などの大人たちがなんとかして子どもたちを助けたいと、手を取り合い、悪戦苦闘しながらこの「付添犬」制度を立ち上げる実話をもとにした感動ストーリーです。
死と隣り合わせのなか、思い知った人間の宿痾とは?学問に勤しみ、恋をし、芸術談義に明け暮れる……いつの時代でも、どこにでも普通にいる若者たちは戦場で何を見聞きし、何を強いられ、何を考え、思ったのか?今こそ読みたい珠玉の戦争論私はこのとき、人間には一向に進歩しない領域があることを理解した。人間は救いようのない決定的な宿痾を背負わされて生かされているのだ。未来永劫、この大地の上の濁世から、いがみ合いがなくなることなどないのだ。戦争ほど人間的な行為はほかにない。それを誤魔化してはいけない。……本文より
世の中、おかしなことばかり。たとえ、年寄りの世迷い言と煙たがられようと、でも、これだけは言っておきたい!●「江戸しぐさ」というのがある。雨の日に道ですれ違うときは互いに傘を外側に傾けるとか、土間に下駄を脱ぐときは後から脱ぐ人のためにそろえ、道の掃除は隣家の半分までとか、江戸人の日常はいつも他人のことを考えて行動していたというのも、根底の地域の結束があったからである。また、親なし子が近隣の情けで養われることもあったし、いたずらや不行儀をした子は近所の大人に遠慮なく叱られるという構図があった。今は何があろうと他人に無関心が定着してしまったのが恐ろしい。(本文より)
二列縦隊で北上を続けるバルチック艦隊に対し、その距離8,000メートルになったとき、連合艦隊の東郷司令長官は取舵一杯を命じた。敵前大回頭である。T字戦法の先陣を切る戦艦三笠に集中するバルチック艦隊の砲撃。だが、試射なしの砲撃は至近弾どまりだった。それに対し、旗艦の砲術長が指揮をとる連合艦隊の統制砲撃は、第一戦隊の旗艦スウォロフを操艦不能に、第二戦隊の旗艦オスラピアを沈没寸前に追い込んでいた。双方の主力艦隊が激突したこの海戦で、日露戦争は事実上決着する……。 日露戦争を舞台にした長篇架空戦記小説「激闘日露大戦争」シリーズ、第2弾。完結篇。●高貫布士(たかぬき・のぶひと)1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
サウジアラビアの内乱は、中東全域に戦火を拡大させた。アメリカ、日本、中国など各国を巻きこんで緊張が続く。派遣が決まった国連軍と、アル・カイダ勢力が事実上の政権を握るアラビア神聖共和国軍は、アラビア半島で戦争状態に突入する……。 衝撃と興奮の国際政治サスペンス「燃える砂漠」シリーズ、第2弾にして完結篇。●高貫布士(たかぬき・のぶひと)1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
南シナ海にある南沙諸島はベトナム、フィリピン、マレーシア、台湾、中国の五カ国が領有権を主張。互いの主張する領有権が複雑に入り組んだ海域になっている。各国は沿岸警備隊や海軍艦艇、航空機を派遣して監視や警戒を続け、まさに一触即発の状態にあった。ベトナムからアメリカに、中国が南沙諸島の環礁で秘密作業を決行中という極秘情報が届く。米政府は偵察衛星の活動で、中国が航空基地を建設中であることを知る。南シナ海での領有権の拡大を目論む中国に対し、米政府はASEAN諸国に深刻な影響を及ぼすことを懸念。米日豪による統合多国籍海軍を編成し、中国の野望阻止に動き出す! 国際政治サスペンス小説。●高貫布士(たかぬき・のぶひと)1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
パキスタンが行った核実験は、これまでと大きな違いがあった。イスラム文化圏が手に入れた初めての核兵器であり、特殊部品を使うことなく核物質さえ手に入れれば、誰でも造ることができる「核」であったのだ。こうした世界情勢の中、インド洋で核爆発が発生、米海軍基地が壊滅した。内閣調査室の中川猛は、イスラム原理主義者によるテロであるという情報をキャッチ、標的に東京が入っていることを知る……。迫真の国際政治サスペンス小説。●高貫布士(たかぬき・のぶひと)1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
上原美優、過去の恋……「関東連合」元リーダーとして’夜の顔’となった石元太一がはじめて明かす「人生を変えて変えてくれた一流の女性」との交遊録。芸能界や裏社会が複雑に絡まった日常とははじめに1章 美優との出会い・突然の温泉旅行・1週間後の再会・多忙すぎたアイドル・耳を疑う「セクハラ事件」と「憧れの女性芸能人」・父の墓参りで大阪へ・結婚願望・純粋すぎた素顔・あるアイドルグループ元メンバーからの誘い・女癖の悪い「ある俳優」とのトラブル・芸能関係者との喧嘩2章 関東連合加入前夜・母と4人の姉・中学2年ーーはじめての彼女・夜の電話・バッドボーイとお嬢様・直面した性犯罪と「性犯罪者狩り」・サキーー10代の大恋愛・「サキと別れてあげてほしい」3章 歌舞伎町・マリーー育ててくれた女性・唾棄すべきヤクザ・「一流の」の教え・血まみれの車大破事件・マミーー清楚で読書好きな女性・ヤクザとのトラブル後に起きた奇跡・「過ち」と「男の友情」・深夜の平手打ち・美人局のような恐喝手法4章 美優の死・リストカット・2011年5月12日・遺書に書かれた名前の真実おわりに
福島県いわき市の実業家・志賀忠重と、中国福建省出身の世界的現代美術家、蔡國強。二人は、1980年代にいわきで出会い、数々の驚くべき「作品」を生み出してきた。そんな二人の最大の作品が、東日本大震災後に制作した「いわき回廊美術館」。その周辺の山々では、志賀が、99,000本の桜を250年かけて植樹する「いわき万本桜プロジェクト」を進めている。原発という「負の遺産」を残したことを激しく悔いて、未来のいわきを世界に誇れる場所にするために。型破りな二人の巨人の足跡を辿りながら、美術、ひいては「文化」の底力を問う。スタジオジブリ・鈴木敏夫氏絶賛! 第16回開高健ノンフィクション賞受賞作。
太田ゆかさんは、南アフリカ共和国で日本人女性でただ一人の政府公認サファリガイドとして活躍しています。サファリガイドの仕事は、サファリツアーなどを通して、みんなに野生動物の実態を伝えて、動物と人をつなぐこと。さらにゆかさんは、絶滅が心配されている動物たちの保護活動にも取り組んでいます。教えて、ゆかさん。サファリガイドってどんな仕事?アフリカのサバンナで、野生動物に、今、何が起こっているの?<すべての漢字にふりがなつき。小学校中級から>
宇宙食をつくった高校生たちの探究リレー。「ジューシーなお魚。しょうゆもしっかり染みていておいしいです!」2020年11月、野口聡一宇宙飛行士が宇宙からYouTubeで食レポを配信したのは、高校生たちが開発した宇宙食のサバ缶だった。本書は、JAXA認証宇宙日本食「サバ醤油味付け缶詰」をつくった福井県立若狭高校の生徒たちの、山あり谷ありの14年の軌跡を取材したノンフィクション児童書。それは、地元の名産「サバの缶詰」を宇宙食に、という生徒の一言から始まった。でも、宇宙で食べたくなる味って?行ったことのない宇宙での「正解」は、先生だって知らない。そんな宇宙食開発で大切なことは、宇宙飛行士の体と心によりそうことだった……。どうにもならない困難にたびたび直面しつつも、「探究」のワクワクを原動力に、疑問に思ったことを調べてみる、仮説を立ててやってみる、結果を観察し記録する。先輩から後輩へと「探究」のバトンが受け継がれ、ついに夢をかなえた実話です。そのほか、JAXA認証宇宙日本食のメニュー一覧や、宇宙での食事や健康にまつわる5つのコラムも収録。まるごと一冊、宇宙食の本です。※この作品は一部カラーが含まれます。
義肢装具士としてたくさんのアスリートにかかわり、心身ともに支え続けている、スポーツ義足づくりの第一人者・臼井二美男氏のお仕事ノンフィクション。幼いころに触れた義足の衝撃、偶然の出会いから飛び込んだ義肢装具士の世界、そこで生まれた新しい義足のアイデア。一足一足、コミュニケーションをとりながら手作りで製作していくなかで生まれたたくさんのドラマを紹介する。
「学校での人間関係」「家庭の問題」「病気」「障害」「いじめ」そして、「差別」などで悩んでいる子どもたちは少なくない。もしかしたら、きみも、そんな一人かもしれない。でも、きみにはそんな状況を変える力がある。きみは、その力に気づいていないだけだし、どうやったら状況を変えることができるか、そのやり方を知らないだけなんだ。これまで、多くの子どもが世界を変えてきた。この本で、きみに、その力と方法を伝えたい。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。地球の中で、真っ先に温暖化が進むといわれる北極。そこでいま一体なにがおきているのか? ヨットにのって、北極圏の島々をめぐる29日間の調査の旅。そこで出会ったホッキョクグマをはじめとるすたくさんの命を見つめる中で、私たちが今、何をするべきなのかを問いかけます。著者は北海道天売島在住のカメラマン。迫力の写真で北極の「いま」を伝えます。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。次々と羽毛が発見され、その使い道や生態、色など新しいことが分かってきた恐竜。その姿のイメージも昔の図鑑からは大きく変わってきています。最新研究をもとに、恐竜が羽毛をつかってどのようにくらし、空へと生活圏を広げて鳥へと進化していったのかを描くサイエンス・ノンフィクションです。
1000匹以上の野生のニホンザルが暮らすサルの王国・高崎山。ここに、2つの群れのボスになり、800匹の群れをたった1匹でけちらしたオスザルがいました。その名は「ベンツ」。ベンツはどのように育ち、どんな一生を送ったのでしょうか。かれの手に汗をにぎる活躍とともに、わたしたちにとって身近な野生動物であるニホンザルの生活がわかるノンフィクションです。