【御曹司・富豪・貴族・令嬢】タグのライトノベル・小説
ベルヴィアは、双子の内気な姉をいつも守ってきた。ある日、会社経営に行きづまっていた父親が、融資目当てで、イギリス屈指の実業家レイサム・タヴェナーを家に招待した。如才なく、世慣れた感じのレイサムは、大人しい姉のほうに関心を持ったらしくて、何かにつけて気を引こうとする。断れない姉をかばうベルヴィアは、彼の興味を引きつけるため遊び慣れているふりをした。すると、真に受けたレイサムは奔放な娘だと思いこみ、辛辣な態度で接してきたあげく、‘浮気女’と嘲りながら、ベルヴィアにキスをしてきて……。
19歳のモリーはたった1日だけの花嫁だった。挙式したまさにその夜、夫ショルト・クリスタルディは、泣きすがるモリーを振り切り、愛人のもとに駆けつけたのだ。金融業界のトップの座にあり、社交界のスターであるショルトは、翌朝、愛人宅から出てくるところを新聞にスクープされてしまう。厳格な親によって、男女の営みは汚らわしいと躾けられた潔癖なモリーには、この仕打ちは耐えられるものではなかった。夫と別れて4年、だが運命は残酷にも、二人を引き合わせる。何事もなかったような我が物顔で、夫に全てを奪われるために。*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
公爵からの突然のプロポーズ。結婚の条件は、夫を愛さないこと。7月の夕方、ベルはマンハッタンの高級住宅の前で震えていた。妊娠を伝えたのに、大富豪アンヘルはわたしを追い払った。大切なバージンを捧げた男性から、金めあてと罵られるなんて。失望したベルは、泣きながら故郷テキサスへと車を走らせた。けれど実家とともに見えてきたのは、黒いヘリコプターと……アンヘル! どうしてわたしを追いかけてきたの?彼はベルに、おなかの子のDNA鑑定を受けるよう迫ってきた。さらには、使用人でも見るような目で冷たくこう言い放つ。「赤ん坊がぼくの子なら、きみもぼくのものだ」■みなさまのご愛読に支えられ、ハーレクイン・ロマンスは3300号を迎えることができました。記念号をお届けする作家は‘ロマンスの新女王’ジェニー・ルーカス! 関連作R-3277『十万ドルの純潔』では、今作のヒーローとヒロインの出会いも楽しめます。
晴れて婚約者となったのに、イチャコラ禁止令だなんて!?ドキドキ★学園婚約者ライフに、暗雲が! 謎の事件勃発で、ふたりの恋も前途多難!?憧れのレアンドロと婚約したけれど、魔法学園内でイチャコラ禁止令が出てしまったエステル。なのに、彼は隙あらばエステルに迫ってきて……「お仕置きをされるのを楽しみにしているでしょう? 素直になったあなたに、ご褒美をあげます」意地悪な言葉とは裏腹な甘いキスに、胸のドキドキが止まらない! そんな中、エステルの命を狙ったかのような不可解な事故が多発。エステルを傷つけようとする企みに、いつもは冷静なレンアドロは激しい怒りをみなぎらせる。愛するエステルを守るため、レアンドロが取った作戦とは!?
新人SPの晶は、突然裏の最高組織と囁かれる‘特別警護班’配属を命じられる。警護対象は、隠然たる権力を誇る東條家。しかし、若き美貌の当主・鷹臣に初日から不意打ちに唇を奪われ、晶は憤慨する。執務中の真摯な態度とは裏腹の、相次ぐセクハラまがいの悪戯と甘い囁きに平静を保てない晶。惹かれまいと抗う心を揺るがすかのように襲撃を受けた鷹臣に、晶は―!?恋したのは、手の届かない人…甘やかす腕に揺れる、不器用な守護者の恋。
不破家の御曹司・真史は叔父が経営する会員制バーに行くことに。そこでエスコートしてくれた男が叔父の右腕の直哉だった。温室育ちの自分とは違う野生の獣のような直哉に戸惑いつつ惹かれていく真史。ある日直哉が担当する店の客の罠に落ち、催淫剤を飲まされてしまう。抑えられない熱に高ぶる無垢な体……しかし陵辱される寸前、直哉に救出される。そして「楽にしてやるから……我慢しろ」と蕩けるほど繊細で淫らな愛撫を与えられ──!?
天涯孤独の安藤夏は双子のようにそっくりな親友・一条寺拓実の身代わりとして、拓実の異母兄で一条寺財閥後継者・恭一と同居することに。高校時代の夏休みに一度だけ逢った恭一を想い続けていた夏は、「拓実としてでもいいから一目逢いたい」と胸を高鳴らせていた。しかし一条寺邸に着いた夏を待っていたのは、端麗な容姿に侮蔑を浮かべる恭一で…。そして夏は力ずくで押し倒され恭一に無垢な身体を陵辱されてしまう。「拓実」への憎しみを叩きつけるように執拗な愛撫に夏は、どうしようもなく乱れてしまい―!?
小国の王女として生まれたリアナ。賊から助けてもらったことをきっかけに、大国の皇帝ヴィルフリートに恋をしてしまう。側妃の立場として迎えられた彼女に突きつけられたのは「お前を愛することはない」と言う彼の言葉だった。言葉とは裏腹に、大事なものを扱うように優しく触れる彼に、リアナは好意をつのらせていく……。「本当に、私でいいのでしょうか」――生真面目な小国の王女と冷淡な大国の皇帝の優しく紡がれるラブストーリー!!
昼は工場勤務、夜は副業の清掃バイトに勤しむ筧沙彩、二十歳。色恋とは無縁の極貧生活を送っていたある日、勤務先が倒産し家賃の支払いもままならない状況に……。そのうえ副業中に、うっかり高額な壺を割って大ピンチ! そんな彼女に救いの手を差し伸べたのは、大企業のイケメン御曹司・神野征一郎だった。彼は壺を弁償する代わりに、住み込みの仕事をしないかと提案してくる。破格の条件に、思わず飛びついた沙彩だけれど、なんとその仕事は、彼の婚約者を演じるというもので――。婚約者(仮)へのスキンシップが、日増しに甘く加速する!? 俺様御曹司と貧乏女子の、契約から始まる最高の格差ラブ!
SPとして警視庁警護課に所属する志信の新しい任務は、石油王と称されるカーディル・アル・ハイユの警護だった。カーディルは政府にとって重要人物らしく、機嫌を損ねないようにしろという命令も出ており、きれいな女性SPしか認めない彼の要望により女顔の志信がイヤイヤながらも女装して警護につくことに。カーディルに一目で気にいられ強引に口説かれるようになった志信だったが――!?
ケータリング業を営むアンナは、両親との生活を支えるため、妊娠7カ月になった今も休むことなく働いている。ある日、顧客の屋敷で晩餐会のコースを用意した彼女は、ダイニングルームに入ったとたん凍りついた。彼がいる……! おなかの子の父親、フランチェスコが!彼とはイタリア旅行中に出会い、ひと目で恋に落ちた。この晩餐の招待客である‘イタリアからの大富豪’が、突然冷たく心変わりして私を捨て去った、最愛の男性だったとは。ふたりきりになると、フランチェスコは険しい目をして囁いた。「たまには本当のことを言ってくれ。ぼくの子なのか?」■2009年に亡くなったHQロマンスの人気作家ダイアナ・ハミルトン。突然の訃報に、当時日本の編集部も大きな衝撃に包まれました。でも、優れたロマンス作品は永遠に生き続けることを思い出させてくれる名作が、ここにあります。*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
この身にふたたび命を宿しても、夫の心を虜にすることはできないの?アンジーは大富豪ロレンツォと2年前に離婚した。薔薇色の新婚生活は彼女の流産を機に一変してしまった。まるで火が消えたように夫の興味は仕事に移り、傷ついたアンジーは耐えきれずに家を出たのだった。ところが、彼女がようやく新たな一歩を踏みだそうとした矢先、ロレンツォが突然現れ、離婚は成立していないと断言すると、彼女の父親の会社への援助と引き替えに復縁を迫った。いやよ、もうあんな悲しい思いはしたくないわ。抗うアンジーをかき抱くと、ロレンツォは熱いキスで黙らせ……。■ロレンツォに強引に連れ戻され、あらためて夫婦としてやり直すことを決めたアンジー。流産を機に突然冷淡になった彼を信じきれず悩んでいたとき、彼女にふたたび妊娠の兆しが現れて……。
事故で1カ月も昏睡状態にあったメイブは、記憶を失っていた。退院した彼女を迎えたのは、夫のダリオ・コスタンツォ。世界的大企業の創業者一族の御曹司で、とびきりのハンサムだ。自家用ジェットで飛んだ静養先は楽園のように豪奢なヴィラで、メイブはともに過ごすうち、ダリオに強く惹かれていった。こんなにもお金持ちで素敵な男性が、わたしの夫だなんて……。ダリオは彼女を気遣い、情熱的に見つめても、触れようとはしない。もし記憶が戻ったら、本当の夫婦に戻れる? 子どもを作れるかしら。だがまもなくして、メイブにとって衝撃的な事実が明らかになる。二人には既に赤ん坊がいた。夫はそれを、ひた隠しにしていたのだ!■HQロマンスで長きにわたって活躍したベテラン作家キャサリン・スペンサー。なかでもひときわ印象深い、記憶喪失と夫婦元さやをテーマにした作品をお届けします。はたしてメイブの事故の真相は。なぜ夫は二人の愛の証を隠していたのでしょうか。*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
初めてときめきを感じた人が、こんな冷酷非情な男性だなんて……。やむなき事情でワイオミングに来たメリーは、友人に連れられ、その兄である全米有数の企業の会長レンの広大な家に身を寄せた。背が高く豊かな黒髪のハンサムな彼を見たとたん、メリーのみぞおちにえも言われぬ衝撃が走った。これが……恋に落ちるということなの?ところが、一方のレンはメリーの姿を目にするやいなや、なぜかあからさまな敵意をむき出しにした。「僕に色目を使っても無駄だ!」そう言い放ったうえにその後もメリーを軽い女として扱い、ますます彼女のうぶな心を傷つけるが……。■北米ロマンス界の最重鎮ダイアナ・パーマーの新たなライフワークとも言える大人気シリーズ〈ワイオミングの風〉の最新作をお届けします。『もてあそばれた純情』でヒロインの妹として顔を見せていたメリーが主人公。これまで幸薄かった彼女の初恋にご声援を!
5歳になる息子を幼稚園に迎えに行った帰り道、停車中の高級車から降りたった男を見て、スカイは凍りついた。歳月を経ても、魅力的な姿は見間違いようがない。ルチアーノだ。6年前、スカイはイタリア名家の長男である彼と愛し合っていた。だが彼の弟が突然、自分もスカイと関係を持っていると言い、あげくにスカイには身に覚えのない証拠写真まで持ち出してきた。そして弟を信じたルチアーノは、罵声とともにスカイを捨てたのだ。その彼がなぜここに……? スカイは混乱し、息子の手を握った。ルチアーノに生き写しの、息子の手を。*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
5年前、ケリーはハンサムな実業家ジョーダンと、大恋愛の末、結婚した。しかし妊娠直後、夫と秘書の旅行計画を耳にし、ショックで流産して以来、家を出て父と暮らしてきた。ところが、その父が事故に遭い、記憶喪失に陥ってしまった。父の記憶にあるのは、ハネムーンから戻ったばかりの仲睦まじい二人の姿。ケリーは、知らせを受けて病院に駆けつけた夫とともに、医師のすすめで新婚夫婦を演じることになる。ジョーダンに自分の所有物とばかりに強引にキスされ、ケリーは動揺した。幸せだったあの頃の二人に戻るなんて、できるはずないわ。もう夫の愛を信じられないというのに……。■〈忘れえぬ愛の記憶〉と銘打ちお贈りする企画第3弾は、エリザベス女王からもその功績を認められた、イギリスの誇る大作家、C・モーティマー。5年間も音信不通にしていた夫との再会。彼の裏切りで愛は消えたと思い込んでいたヒロインでしたが……。
イタリア人投資家で大富豪のジャンフランコとデヴラは、出会った瞬間から惹かれ合い、結婚した。だがそこに愛があったわけではない――ジャンフランコは、デヴラが愛人になるのを拒否したから求婚したにすぎなかった。最初の妻を出産で亡くした彼は、もう子どもは要らないし、永遠の愛も欺瞞にすぎないと言ってはばからない。だがデヴラは違った。夫を愛している。彼の子どもがほしい。願いは叶い、デヴラは妊娠。まるで天にも昇る心地だったが、愛するジャンフランコは、妻を遠ざけるようになり……。■新刊が絶好調のキム・ローレンス。今やHQロマンスを代表すると言ってなんの遜色もない、押しも押されもせぬ人気作家です。身ごもった喜びを、よりにもよって夫に拒まれるのではと苦悩するヒロインの愛と恐れが、読む者の胸に迫ります。*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
「可愛い声、たくさん聞かせて」婚約者のマクシムに感じるところを執拗に攻められ、あられもなく快感に喘ぐルイーズ。不幸な出来事がきっかけで失語症を患っているのに、蕩けるような愛撫の間は言葉を交わせ、心も次第に癒やされていく。でも気持ちを告げようとするとなぜか言葉に詰まってしまい――。いつになったらあなたに真実が伝わるの?この気持ちを伝えたいのに……!
「俺の妻になれ、大切にする」怖いという噂の皇帝陛下ジークベルトに見初められ、離宮で愛されるアメリア。熱い口づけや巧みな愛撫。猛る肉塊に激しく貫かれて、もう身体が保たない。豪華な衣装でお披露目の舞踏会へ。リードされながらロマンティックに踊る夢のような王妃生活。こんなに幸せでいいの? クールだけど情熱的な皇帝に可愛がられる、濃密Hなシンデレラストーリー!
乙女ゲームオタクの薫子がお見合いした俺様御曹司は大好きな‘王子様’のそっくりさん!?そんな彼と同棲&リアルえっちを実体験!
あれはセリーナが15歳、ニコラスが18歳のときだった。卒業パーティの夜、ふたりは初めての幼い愛を確かめ合った。だが彼はイギリスへ留学してしまい、やがて連絡は途絶えた。幾年かが過ぎ、セリーナは愛娘とふたりで幸せに暮らしていた。ある日、娘がもたらしたニュースにセリーナは愕然とする。「ニコラス・デュプレが、わたしたちの学校に来てくれるの!」小学校のチャリティ・イベントのため、娘みずから手紙を書き、地元出身の世界的億万長者である彼に出演を依頼したのだという。ニコラスと、彼を招待した娘の対面は避けられないだろう。お互い、父と娘であることも知らないまま……。■セクシーで洗練された作風が大人気のミランダ・リー。10年以上の歳月を経てなお消えることのない情熱の炎――今作では、円熟した大人のロマンスをお楽しみいただけます。*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
口先だけの言葉に平気でいられるほど、あなたへの愛は軽くない。この5年というもの、オリヴィアの結婚生活は灰色だった。公爵ガブリエルとの結婚1年目は甘く美しい思い出に彩られていたが、長男を産んだその日に夫が別の女性の香りを漂わせて帰宅し、彼女はショックのあまり、もう自分には指一本触れさせないと宣言した。ところが今、そろそろ予備の跡継ぎをもうけるよう義母に急かされ、オリヴィアは窮地に追い込まれた――あの日、女性と会っていた理由をいまだに説明しない彼に、再びわたしのベッドへ来てと言うなんて……。意に染まないけれどこれが公爵夫人の務めと、彼女は夫に協力を求めた。すると予想だにせぬ返答が、オリヴィアの胸を突き刺した!「うんざりする務めだが、さっさと片づけてしまうしかないな」■長く血の通わない結婚生活を続けてきたオリヴィアですが、本当は公爵の気配を感じるだけで息をきらすほど彼を求めていたのでした。けれども夫のぞんざいな言葉にひどく傷つけられ……。物語終盤、愛の名言が飛び出す傑作です! 『公爵と名もなき娘』の関連作。
‘私、妊娠しているの。あなたの子よ’信じてもらえるはずがない、初対面だもの。貧しいウエイトレスのエスターは、ローマで知り合った女性に代理出産を依頼された。この報酬があれば生活を立て直し、夢だった大学にも通える……そう思って引き受けたのに、もう子供はいらないですって?妊娠したエスターは困り果て、赤ん坊の父親である不動産王、レンツォ・ヴァレンティを訪ねるが、冷たく追い払われてしまう。だが数日後、彼が突然現れて強引にエスターを屋敷に連れ帰ると、こう告げた。「責任を取ることにした。きみは僕の妻になるんだ」いったい何が起きたの? エスターは呆然とうなずくしかなかった。■真実の愛にたどり着いたきっかけは‘妊娠’──M・イエーツが命を授かった花嫁のロマンスを描くシリーズ、〈天使のウエディング・ベル〉の最終話です。代理母としてバージンのまま身ごもったヒロインは、顔も知らなかったヒーローと結婚することになり……。
身も心も捧げ、小さな命を宿しても、わたしはあなたの愛には価しない女なの?アナスタシアが昏睡状態から目覚めたとき、そばにはイヴァンがいた。7年前、姿を消した恋人がどうして戻ってきたの?瀕死の傷を負ったアナスタシアを、彼は助けてくれたらしかった。そして、とまどう彼女を豪奢な自宅へと連れていき、離れ離れだった時間などなかったように熱く求めた。それでも、アナスタシアは不安でたまらなかった。以前、イヴァンはつき合って2カ月で突然いなくなったからだ。再会して2カ月後、彼女は体の異変に気づく。赤ちゃんができたと知ったら、イヴァンはどうするかしら?わたしのそばにずっといてくれる? それとも、また冷たく捨てる?■ドラマティックな作風で知られるオリヴィア・ゲイツ。大人気ミニシリーズ〈黒い城の億万長者〉の第6作をお贈りします。7年前、ヒーローがヒロインに別れを告げた理由はなんだったのか。彼の心がわからず、ヒロインはおなかの子のために重大な決断を下します。
アンドレアは研究のためフランスの老公爵に招かれ、‘湖の城’と呼ばれる美しいシャトーに滞在していた。この土地は、アーサー王伝説の騎士ランスロットの故郷だ。ある日、老公爵の息子ランスロット・デュ・ラックが帰郷する。まるで伝説の騎士の生き写しのような精悍で美しい男性に、アンドレアはひと目で激しく惹かれてしまう。やがて身籠もった彼女はランスロットから求婚されるが、この結婚を喜ばない者がいた――彼の血のつながらない妹だ。ずっと公爵家の妻の座を狙っていた彼女は、恐ろしい行動に出る。性的暴行を受けたと言って、ランスロットを訴えたのだ。■‘大きな愛で読む者の心を潤す’と讃えられる、イマージュを代表する作家レベッカ・ウインターズ。フランスの湖畔に立つ美しいシャトーを舞台にした、まるでおとぎばなしのようなラブストーリーをお贈りいたします。*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
領主の姫君が、男爵の召使いに!父の死を境に一転した乙女の運命――ガブリエラはドゲール男爵一行の到着を待っていた。伯爵である父はひと月前に亡くなり、彼女には借金だけが残された。城と領地は没収され、今日ドゲール男爵に明け渡すことになっている。でも、消息不明でまだ父の死も知らない兄が戻るまで、わたしはなんとしてもこの城に残りたい。一縷の望みを胸に、彼女はやがて到着した男爵に願いを伝えた。すると、噂にたがわず冷酷な彼は、情け容赦なく言い放った。「ここを出ていくか、召使いとして城に残るかだ!」あまりのことに色を失うが、行くあても金もないガブリエラは、悲痛な思いで召使いになる道を選んだ……。■ヒストリカルの大御所マーガレット・ムーアの名作! ‘悪魔の申し子’の異名をとる傲慢男爵と、父が遺した城を守りたいと願うけなげな乙女の物語。愛情表現を知らない男爵に振り回され傷つくヒロインの運命やいかに?*本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
目を開けたくない。いまはまだ――そこにあの人がいるから。誰もが羨む、ハンサムで献身的な理想の夫アレハンドロ。でも病室に横たわる、記憶喪失の私には見知らぬ、怖い人。若くして多国籍企業の頂点に君臨し、社交界でも際立つ存在、スペイン系の大富豪が夫だと言われても、何も覚えていない。なぜかしら? 出会ってわずか1カ月で熱烈な恋愛結婚をし、2カ月の赤ちゃんまでお腹にいるというのに何も感じない。それどころか、瞳の奥にくすぶる夫の情欲の炎が私をおびやかす。今朝も彼は甘く囁き、私は目を開けた。「エリーズ。愛している」*本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
豊かな漆黒の髪。知性を感じさせる瞳。高級スーツの下の鍛え抜かれた肉体。セックスと金に不自由したことなど一度もない、ファッション帝国の若き後継者、ダンテ・リッチ。その彼に顧問弁護士に指名されたソニアは、彼が買収予定のリゾート・ホテルへ誘われた。VIP専用の螺旋階段を上ると、バニラとシナモンの香り漂う、薄暗いダイニングスペースが現れた。そこは、カードに綴った官能的な夢想を‘デザート’として提供するレストランなのだという。「ここで休暇を過ごす客は、快楽に溺れ、あらゆる欲望を満たせる」なまめかしい個室でのディナー。その間中、彼との甘美な妄想に体を火照らせていたソニアは、酔いも手伝いカードに書いた。〈ダンテと狂おしくアブノーマルなセックスをしたい〉ダンテの顔に、熱く飢えた欲望が垣間見えた。導かれたカーテンの奥には巨大なマホガニーのベッドが、そして壁の飾り棚には、様々なアダルトグッズが並べられていて――
由緒あるブロディ家の昼食会を訪れたティファニーは、偶然ぶつかった長身の男性の顔を見て、息をのんだ。なんてハンサムなのかしら――それは御曹司のクリスだった。彼との会話で心弾むひとときを過ごしたティファニーだったが、運悪く玉の輿狙いの女と誤解され、たたき出されてしまう。職を失ったあと病に倒れ、貯金は底をつきかけていた。次の家賃を払ったら、本当にもう一文なしだ……。そんなティファニーの苦境を知ったクリスが持ちかけたのは、愛人にならないかという提案だった。■〈ロマンス・タイムマシン〉と題してその年の名作をお贈りする企画、1998年の今回は、当時、女王ペニー・ジョーダンと肩を並べる販売部数を記録していた作家、サリー・ウェントワース。現在も大人気の愛人契約をテーマに描いた、心理描写の秀逸な1作をお楽しみください。*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
記憶を失っても私にはわかる。おなかの子は愛する人の子だと。憧れていたボス、大富豪エミリアノと恋仲になって3カ月。シエナは、故国から戻った彼の様子に異変を感じた。翌朝、新聞を見た彼女は理由を知ると同時にショックを受ける。嘘よ! エミリアノが同郷の女性と婚約するなんて。 シエナは深く傷つき、彼と暮らすペントハウスから逃げだした。数週間後、偶然レストランでエミリアノにでくわしたシエナは、口論のすえ転倒し、頭を打って記憶を失ってしまう。名前すら思いだせない彼女に、医師は驚くべきことを告げた。「あなたは妊娠しています」■順調に思えたヒロインの人生は、ほんの小さなほころびから、想像を遙かに超えた困難の渦へと巻きこまれていきます。マヤ・ブレイクの筆も冴える、情感豊かなロマンスをお楽しみください。