【御曹司・富豪・貴族・令嬢】タグのライトノベル・小説
転職して早々、御曹司の宮園常務に口説かれる毎日。顔も肩書きも上司としての器もある完璧な彼が選んだのが私だなんて。絶対なにか裏があるはず! 私は騙されないんだから! って思っていたけど、私にだけ見せるイジワルな表情や優しさは嘘には見えなくて。「俺の知らない君をもっと知りたい」仕事で訪れたホテルで、嬲るように執拗なキスと情熱的な愛撫に翻弄され、快楽の波に溺れそうになって……。私をきつく抱きしめるこの腕を、信じてもいいの? 堅物女子の絆され溺愛ラブ★
「君が好きだ。僕と一緒に来てくれないか?」住み込み先の御曹司・澄一にそう言われ、屋敷を出て一緒に暮らし始めた可音。幼い頃から大好きだった澄一のお世話をできることが幸せで、可音は毎日夢見心地だった。けれど’お手伝いさん’のつもりでいた可音とは違い、澄一は可音のことを’お嫁さん’だと思っていた。認識のズレから、バラ色の生活にも少しずつほころびが生まれ始め…? 甘々すれ違い主従ロマンス。
夫と離婚後、実の父にまで裏切られ、踏みつけにされたベスは傷心をいやすため、一人イタリアを訪れた。最初の訪問地ヴェローナでオペラを見ていたとき、幕間に後ろの席の男性に声をかけられた。黒髪にラテン系の顔立ち。マーカス・クレイヴンと名乗るゴージャスな億万長者の彼の誘いを、その日はうまくかわしたが、次の日、《ロミオとジュリエット》の舞台、キャピュレットの家で再会。さらに翌日の夜、ヴェネチアのホテルのレストランに彼が現れ、ベスは彼に惹かれながらも、度重なる偶然の出会いに不安を覚えた。そして部屋まで送ってきたマーカスに、強引にキスをされ……。■〈この愛は秘密〉と銘打ちお贈りする企画第1弾は、長年人気を誇るキャロル・モーティマーのドラマティック・ストーリー! 過去にトラウマをもつ不遇なヒロインが、ロマンティックなイタリアの街で大富豪と思いがけない恋におちますが……。
偽りの婚約者なんて演じられない――この想いは、偽りじゃないから。噂の実業家ドミニクの豪邸の前で、アンドレアは不安に身を震わせた。彼は世間から‘守銭奴の億万長者’とのあらぬ汚名を着せられ、自宅で盛大なチャリティパーティを開いて悪評を払拭したいという。アンドレアは目の前に立つ並外れたオーラを放つ男性に圧倒された。彼はすでに3人ものパーティプランナーをくびにしたかなりの難物だ。それでもドミニクのために一生懸命プランを考え提案した結果、無事に採用が決まり、アンドレアは胸をなでおろした。だが、やがて彼に惹かれ始めた彼女に難題が降りかかる。重要な契約を控え、社会的信用のため‘婚約中’とうそぶいた彼が、アンドレアに偽りの婚約者を演じるよう命じたのだ!■『一夜にできた秘密』で鮮烈な日本デビューを飾ったK・シェパードの秀作をお届けします。お芝居とわかっていながら胸をときめかせてしまうヒロイン。陰のある大富豪が彼女との出会いを通じて心癒やされていく、翻訳家の松島なお子さんも絶賛の感動作です!
父が遺した会社を救うため、彼女は非情な億万長者の罠に身を投じた。リーザが亡き父から受け継いだ会社は破産の危機に瀕していた。立て直そうと奔走する彼女のもとに、ある日支援の申し出が届く。ティノ・ザゴラキス──世界的に有名なギリシア人大富豪だった。ところが彼の真の狙いは支援ではなく、会社の乗っ取りだとわかり、リーザは愕然とした。このままではすべてを彼に奪われてしまう。彼女は直談判するため、ティノが住むエーゲ海の島に向かうが、待ち構えていた彼はリーザに5日間の滞在を許すと、その間にあらゆる手を使って僕を説得してみればいいと挑発する。まるでリーザがその挑戦を拒めないと確信しているかのように。■健気な頑張り屋のヒロインが、父の会社を救うため、傲慢で冷酷なギリシア人大富豪の5日間限定の愛人に……!?
看護師のエリザベスは、年配の入院患者のプロポーズを受け、彼の所有するカリブ海に浮かぶ島へと赴いた。彼の健康が回復次第、結婚することになっている。ところが、憧れの南の島での生活を夢見て、期待に胸躍らせていたエリザベスは、婚約者の高圧的な態度や異常なほどの嫉妬深さにショックを受け、結婚にためらいを感じ始める。そんなとき、危険な男だと思い警戒していた有力者、深緑色の瞳をもつラウールと何度も顔を合わせるようになり、彼の男性的な魅力に惹かれていき……。■〈ロマンス・タイムマシン〉と題してその年の名作をお贈りする企画、1991年の今回は、ハーレクインの伝説的な作家アン・メイザー。この結婚は正しいはずと何度自分に言い聞かせても、出会ったばかりのラウールに惹かれてしまう。堅実な婚約者と、野性味あふれる男性との間で揺れ動く女心は……。
19世紀初頭、秘密にあふれた英国マナーハウスを舞台に、1冊の本が、薄幸のヒロインを真実の愛へ導く――。美しき郊外に立つ瀟洒な館、ソーンクリフ。両親らとしばらくそこに滞在することになったクロエは、亡き祖父の旧友から頼まれ事をしていた。館からある1冊の本を捜してきてほしいというのだ。その本があれば祖父の死の謎がわかるかもしれない――そう聞かされ、クロエが図書室を探っていると、同じく館を訪問中のウッドフォード伯爵にでくわす。不幸な生い立ちの伯爵は、見目麗しくもどこか陰のある男。どぎまぎしつつ、あたりさわりのない会話をしたクロエだが、まさか伯爵も同じ本を捜しているとは、そのときは思いもせず……。
イタリア人実業家リカルドの秘書アンジーは転職を考えていた。何年も彼の手足となって働き、ときには恋の後始末さえしてきた。──日ごとにつのるリカルドへの想いはひた隠して。彼にとって私はただの地味な秘書。このままでは惨めすぎるわ。ところがオフィスのパーティが催される日、突然リカルドから美しい赤いドレスをプレゼントされて、アンジーは驚く。ドレスに着替えたアンジーはまるで別人のように魅力的に変身し、リカルドのエスコートで夢のような一夜を過ごした。そして翌朝、夢は儚く消えた。彼に冷たくあしらわれたばかりか、トスカーナ出張へ秘書兼愛人として同行するよう命じられたのだ!■人気作家シャロン・ケンドリックが描く、王道のオフィス・ロマンスをお楽しみください。尊大なボスのリカルドが、地味な秘書アンジーに贈った赤いドレスには驚くべき秘密が隠されていて……。*本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
朝早く、玄関をどんどんと叩く音がした。ドアを開けると、見知らぬ男性が険しい顔で家に押し入り、甥の心を弄んで捨てた女だと、リアをなじった。突然のいわれのない非難に面食らったが、どうやら男はリアを、奔放な従姉ポピーと勘違いしているらしい。実業家だという、デミトリオス・クウツウピスと名乗った彼は、端整な容貌を蔑みに歪め、甥の婚約者として、いますぐギリシアに戻るよう、ポピーに――リアに迫った。リアは人違いだと説明する暇も与えられないまま連れ去られた。
嵐のような、たった一夜の恋。新たな命を授かったのは運命なの?「ぼくに会いに来たんだね」高級なスーツに長身を包み、黒い瞳に怒りを燃え立たせたリュックは、そう言ってシャリの唇を奪った。ひと月前、シャリは大企業の重役リュックとパーティで出会い、一夜の熱い恋におちた。皮肉なことにリュックは、暴力をふるっていた元婚約者のいとこだった。その事実を知ってシャリがまだ婚約中と誤解したリュックは、彼女の愛を疑って冷たくなじり、去っていったのだ。彼に会いたくはなかった。でも、きちんと言わなければ。‘わたしのおなかには、あなたの赤ちゃんがいるの’と……。■傲慢ヒーロー像と、映画さながらのドラマティックな作風で人気のアンナ・クリアリー。魅惑のイタリア貴族との切ない恋を描いて話題となった『侯爵に言えない秘密』と同じく、今作のヒーローも尊大でセクシーなラテン系ヒーロー! ヒロインを翻弄します。
高慢公爵の無言の視線に、名もなき娘は心を弄ばれ……。「失礼しました、マイ・ロード」招待客のひしめく舞踏会で、アメリカ人作家の娘カトリーナは、ぶつかってしまった男性に謝った。知的で魅力的な彼に強く惹かれたものの、互いに名乗らぬまま別れた。じつは彼の正体は、イギリス社交界で知らぬ者はない、ライアンズデール公爵ジュリアン――‘マイ・ロード’以上の高貴な呼びかけをされて然るべき身分だが、彼はあえて訂正せず、アメリカから来たという彼女と気軽な会話を楽しんだのだった。だが異国の娘とかかずらって名門の面汚しになるつもりは毛頭なかった。一方、そうとは知る由もないカトリーナは彼への想いを募らせるが、行く先々で出会うもことごとく無視されて胸を痛め……。■生まれも境遇も異なる、由緒正しきイギリスの公爵とアメリカ娘――身分違いの厚き壁が立ちはだかる、予測不能なリージェンシー・ロマンス。叶いそうもない恋のゆくえだけでなく、上流階級を取り巻くさまざまな人間模様も楽しめます。今後もL・ベンソンにご注目!
甘美な夢に溺れていたい――あなたの記憶が戻る日までは。父の命令に従い、ローズは愛なき結婚をした。夫となったのはレオン・カリディス――情熱的な黒い瞳の、傲慢でセクシーな億万長者だ。ローズはさえない少女だった頃から密かに彼に恋していたが、結婚式の夜、汚れなき妻の待つ部屋にレオンは現れなかった。それから2年経ってもレオンは外出がちで、妻に指一本触れなかった。惨めで孤独な日々に耐えかねたローズが離婚を決意した矢先、レオンは交通事故に遭い、いっさいの記憶を失ってしまう。別人のように優しい彼は激しく妻を求め、ローズは甘い衝撃に震えた。■記憶を失った夫レオンに誘惑され、15年来の憧れの人である彼とついに結ばれたローズ。記憶喪失という運命のいたずらにより不幸な結婚に光が宿る、熱く切ない愛の軌跡をご堪能ください。
会社が倒産寸前に追いこまれ、ニーナの父は心労で倒れた。父の会社を乗っ取ろうとしているのは、富裕なギリシア人投資家、男っぽい色香が漂う甘いマスクのアントン・ラキトスだ。ある夜、ニーナは買収を考え直してもらおうと寝室に忍びこむが、酔っ払っていた彼に、無理やりベッドに引きずりこまれてしまう。暗闇でもつれ合ううちにニーナの体は痺れ、奥底に熱を感じ、望んでもいないのに甘い感覚を呼び覚まされるのだった。しかも、ニーナが誰だかわかると、怯える彼女の混乱をよそに、アントンは救済を盾にして、執拗に契約結婚を強要してきたのだ。*本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
身支度を整えたソレルは、鏡に映る自分の姿を点検した。一分の隙もなく、流行のドレスを美しく着こなした女性がいる。かつて、若き実業家エリスに恋慕の情を抱き、一心に結婚を願った、無垢な少女の面影はそこにはない。17歳のあの日。信じていた人に憎悪に満ちた目で拒絶され、辛い失恋を経験したソレルは、今も心の傷を引きずっている。あれから生きる意味を失って、ひどい神経衰弱を患ったのだ。冷ややかな表情で、高級車に向かった彼女は夢にも思わなかった。このあとパーティでエリスに再会し、胸を引き裂かれようとは。
エンリコが交通事故で意識不明ですって?知らせを受けたジャンナは車を飛ばし、すぐに病院へ駆けつけた。ジャンナにとって彼は、15歳から憧れ続けている大切な人。富豪となり美女と婚約してしまった今でも想いは変わらぬままだ。ジャンナはその日から不眠不休でエンリコに付き添い、祈り続けた。その甲斐あってか5日後、奇跡が起きる。彼の意識が戻ったのだ。だが、その口から出た言葉は耳を疑うような冷たいものだった。「僕の婚約者が見舞いに来るから邪魔をしないでくれ」追い打ちをかけるように医師からエンリコの下半身に麻痺が残ると聞かされ、ジャンナの張りつめた心は粉々に砕け散った。■ハーレクイン・ロマンスの人気作家ルーシー・モンローが贈る感動作です。15歳で出会ってから、一途にエンリコだけを想い続けてきたジャンナの切ない心情が胸に迫ります。*本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
「どんなに貪っても、貪り尽くせないくらい、きみが欲しくなる…」メガネ業界の御曹司・神威に見初められ、新規ブランドのデザイナーに抜擢されたひなた。華やかな世界と神威の強引だけど優しい振る舞いに翻弄され、魅せられていく。ひなたはこれが『初めての恋』だと気づくが、同時に自分は神威にはふさわしくないと臆病な気持ちも生まれだし…。神威をけなげに想い続けるひなたの純真でひたむきなシンデレラ・ラブロマンスv (※本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様がございます)
大企業の社長を父に持つ聡に、ある日突然父から電話がかかってきた。後継者争いで誘拐される恐れがあるので、ボディガードを留学先の彼の元に派遣したという。やってきた関の顔を見て聡は驚いた。関は4年前に父のボディガードとして初めて出会ったときから、ずっと気になっていた人だったからだ。つい意識してしまう聡だったが、彼はやっぱり変わらぬ態度で接してきて…。南の島でのラブヴァカンス編もあり!! (※本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様がございます)
小さな葬儀社で葬祭ディレクターを務める真木。明日は提携事業先の御曹司・誠史郎が乗りこんでくるという時に、なんと淫乱な遊女の霊に憑依されてしまって!? キラキラオーラ全開の誠史郎に、『喪服のオトコにムラムラきちゃって、Hしたくてたまらないんです』なんてとても言えない!! でもおかしな様子の真木を優しく気遣う誠史郎にときめきも感じてしまう――この気持ちは恋? それとも憑依霊のせい? 暴走エロスラブ!(※本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様がございます)
僕、四宮悠己は、大富豪・四宮財閥の跡取りで、四宮グループの次期総帥。でも僕はそんな決められた将来が嫌で、何度も海外逃亡をはかるけど、超ハンサムでセクシーなエリートサラリーマン・朝倉貴哉に阻まれ続けている。仕事は厳しいし、朝倉は強引でイジワルだし……もう限界!! だけどいつもイジワルな彼に「愛しています、俺のものにしたい」って言われて、僕の胸は甘く疼いちゃって…。ロマンティック・LOVEコメディ! (※本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様がございます)
美貌のホースセラピストの湊は、アメリカ屈指の大富豪ジョッシュの依頼で彼の牧場を訪れる。そこで湊は彼の傲慢な口ぶりに反発を覚えるが、専属契約をたてに半ば無理やり同居させられることに。しかし2人で生活するうち、たまに見せられるジョッシュの優しさに徐々に惹きつけられ、気づくと身も心も甘い悦楽に蕩かされて――。だが、次第に金や契約で束縛したがるジョッシュの愛が見えなくなり…!? 傲慢大富豪の束縛愛! 単行本未収録の『みんな湊にメロメロ』後日談を加えた、電子書籍だけのスペシャルラブボリュームUP版!
『誰にも渡さない。この列車が終着駅に着く頃には、君は私のものだ』 景斗は大陸有数の富豪貴族の秘書。「もうすぐ結婚します」と告げた日、主人のアリスト・バルヴィスに豪華列車の個室に監禁され、激しく淫靡に純潔を奪われる…! 見とれるほど美しく、王のように傲慢な男。必死に抵抗するけれど、常に黒い手袋を嵌めたアリストの左手で激しく愛され、恥ずかしいくらい感じてしまい…! 黒い手の大貴族に、豪華列車にさらわれる!
スペンサー侯爵家のメイドとして仕えていたジュリアは、ある日暴漢達に拉致されてしまう。危機を救ってくれたのは、密かに憧れていた当主エドワードだった!! 助けられた安堵とエドワードからの熱いまなざしに秘めた想いが溢れ純潔を散らされる。一度は身を繋げたものの、幼少の記憶がないために彼に相応しくないと思い悩んでしまうジュリア。しかし献身的に寄り添ってくれる一途なエドワードに身も心も蕩かされ悦びに溺れてvさらに、二人で過去を探る中でさらなる事件に襲われてしまい!?
【商業誌未発表作品!!】啓は貿易商の父とロンドンに行く船の中、靖典と出会う。靖典は初対面で啓にキスをしてからかうが、啓の素性を知るとよそよそしい態度に変わる。留守番を命じられた啓は、突如ブラック・ウルフと名乗る盗賊に攫われるが…!? 「ロンドンより愛をこめて」の番外編『ブラック・ウルフの夏休み』が電子書籍で登場!! 夏休み、二人でイチャつくエロラブなお話です。 ※本文にイラストは含まれていません
菱谷グループの後継者の座を降りなければ殺すと脅迫された旭は、’死に神’と呼ばれる男・鷹塔にボディガードを依頼した。彼への絶対服従を条件に守ってもらった旭だったが、野性的でミステリアスな鷹塔にいつしか憧れと恋心を抱くが……。事件解決後の二人を描く番外編登場! ※本文にイラストは含まれていません
孤独を抱えながらどこか冷めていた幼い竜馬は、正竜会幹部候補である怜悧な美貌の男・宝と出会う。愛ではない、けれど《朱雀》を背負う宝に、次第に溺れていく竜馬は―!? ヤクザだった父親を亡くし、母親に捨てられ、藤川組に引き取られた中学生の正之は、そこで利発な美少女・佐久間令に出逢い、淡い恋心を抱くが―? ユリ&貴臣のその後も含めた《ER》シリーズ、待望の番外編!! ※本文にイラストは含まれていません
京都の織元の御曹司・未紘(みひろ)は天才的な才能を持つ職人・頼人(よりと)に恋をしていた。淡い初恋は成就し、初めてを頼人に捧げた未紘。けれど幸せの絶頂の夜、火事で頼人は職人としての未来を断たれ、未紘の前から姿を消してしまう。そして五年。織元を継いだものの莫大な借金を抱えた未紘を金で買いたいという男が現れた。それは、あの失ったはずの頼人で!? 以前以上に激しく求める頼人に未紘は……。
冷たい大富豪に会ったのは、幼い天使を守るためなのに……。美容師のレクシーが大富豪ジェスロに会うのには、切実な目的があった。亡き親友が遺した1歳の娘ジャジが彼の子かどうか確かめ、親権を譲り渡してほしいと頼むのだ。ジャジは今、母親が突然亡くなったため里親に預けられているが、レクシーはなんとしても手元で育てて幸せにしてあげたかった。一方、他人を寄せつけない独身主義者のジェスロは、一夜の過ちの結果、自分に娘がいたことを知ってショックを受けているようだった。だが、彼は予期せぬ反応を示し、レクシーを戸惑わせる――彼女が養母としてふさわしいか見極めるため、3カ月のあいだ彼と同居しなければならないと言って。■心温まるロマンスを描くT・カーペンターの秀作をお届けします。親友が遺した幼子をなんとしても自分のそばで育てたいと奔走する思いやり深いヒロインと、人との関係が築けず家庭を持つことを望まない大富豪の奇妙な共同生活はいったいどうなるのでしょうか?
同級生(御曹司)と玉の輿婚!?……甘いちゃラブ「こうなったからには、おまえは俺のもの」成人式の翌日、苺花が目覚めると同じベッドに元同級生の二ノ宮勇司の姿が! 酔って意識を失くした間に処女を美味しくいただかれてしまったらしい。そんな出来事があってから、四年振りに同窓会で勇司に再会した苺花は彼からプロポーズされる。婚約指輪に新居……強引なほど結婚を急ぐ勇司の真意とは?★SS付き★ (ヴァニラ文庫ミエル)
心に秘めていた憧れの人との再会。かりそめの結婚、うたかたの妻……。里親の家を転々として育ったケイティは、誰からも愛されたことがない。そんな彼女の夢は、恵まれない子供のための施設をつくることだった。ある日、ケイティは住み込みナニーの募集広告を見つける。広告主はコルト・ギャレット、大物実業家にして高校時代の憧れの人。密かに胸躍らせ応募した彼女は、コルトが身に覚えのない赤ん坊を突然育てることになった経緯を知り、ぜひ支えになりたいと思った。だがケイティは、切なくも、果たすべき使命を負っていた。夢の施設を建てるのに必要な銀行融資を受けるため、独身主義のコルトに便宜結婚を申し出なくてはならないのだ――目的を遂げたあかつきには、離婚するという約束で。■シャロン・サラの影響で執筆を始めたリンダ・グッドナイト。心にじんわり染み入る物語を数々生んできた作家による感動作が新たに誕生しました。涙ほろりの展開と読後感の良さをご堪能ください。
夫が求めているのは跡継ぎだけ。愛されていると思ったのは、幻だった。父の命令でイタリア人実業家アレッサンドロと結婚し、ナポリで幸せな暮らしを送っていたオクタヴィア。ところが妊娠がわかると夫は手のひらを返したように冷たくなり、安全だからという理由であっさり妻をロンドンに送り返した。私は子どもを産むための道具だったのね――孤独と不信のなか、やがて男児を出産したオクタヴィアだったが、我が子を抱いたときに妙な違和感を覚えた。私の子ではないわ!取り違えを訴えるも誰も取り合わず、すがるように夫を見ると、彼もまたうんざりしたとばかりに冷たく妻を見返して……。■2015年デビューのダニー・コリンズが、生後間もないベビーを軸にした‘夫婦元さや’の物語を描きました。ドラマティックな筋立てに丁寧な心理描写を織り交ぜた、読み応えある一作です。