日堂テレビの安道紳治郎は、窓際でくすぶるアナウンサー。まだまだ現役として活躍していたいのに、来るのはアナウンサー養成学校の講師の依頼ばかり。そんな安道のもとに、日堂テレビが買収されるという話が飛び込む。前代未聞の大事件に安道も戸惑うばかりだが、そんな中、新規事業に参加してほしいと指名される。恐る恐る行ってみた先には、あまりにも先進的なオフィスだった。その上、そこで行われていたのは、安道の生きがいともいえるアナウンサーの仕事を全てAIで賄えるようにすること。アナウンサーでいたい自分と、人間からアナウンサーの仕事を奪っていく自分、二つの間で揺れる安道が選んだ答えとは!?『ファミリーラブストーリー』『ボクの妻と結婚してください』の著者が贈る、窓際アナウンサーの快進撃!