反体制ハードボイルド小説/愛と革命と暴力の青春!1969年創刊の反体制誌『情況』に連載されたハードボイルド小説。日本学生運動のメッカ、外堀大学で繰り広げられる、若者たちの愛と革命と暴力の物語。運動内部の人間しか知らない革命運動の実像を、活動歴30年の反体制作家が描いた、ロープシンの『蒼ざめた馬』、小林多喜二の『党生活者』の系譜につらなる本格革命文学。【目次】第一話 詐病第二話 ランボーみたいな人第三話 フラッシュフォワード第四話 ボクサー第五話 秘密党員第六話 狼体験【著者】中川文人1964年生まれ。作家、兵法家。有限会社ヨセフアンドレオン代表取締役。法政大学中退、レニングラード大学中退。 著書に『地獄誕生の物語』『ポスト学生運動史 法大黒ヘル編』『1987年の聖戦』など。