【特集】夏こそ、物語にもお湯にもしっかり浸かりたい 疲労回復! 「温泉・お風呂小説」 インタビュー 植松三十里 別府温泉を一大観光地にした、こんなに魅力的な男がいた 【ブックガイド】ミステリー、恋愛小説からお仕事小説まで湯上りのように気持ちがリセットされる小説11選……友清哲 湯の湧くところに事件あり。温泉が舞台のエンタテインメント今も街の社交場として機能する銭湯。そこで生まれるドラマとは書を持って出かけよう。温泉旅行のお供にしたい物語 【連載小説】●あさのあつこ おいち不思議がたり 【夢路篇】4 おいちは、事件が起きた浦之屋を覗き込む巳助の様子が気になっていた。 ●諸田玲子 麻阿と豪5 余震を避け、伏見から京に移り住んだ麻阿は、万里小路充房と出逢う。 ●下村敦史 ガウディの遺言5 志穂の元にかかってきた電話。受話器からは父の声が聞こえて……。 ●村山早紀 子狐の手紙(後編) 桜風堂夢ものがたり8 父を背負って桜野町まで歩いた渚砂だったが、その父を見失ってしまう。 ●中山七里 越境刑事9 中国公安に拘束された冴子。激しい拷問の中、レイハンを見つけるが……。 ●朝井まかて 朝星夜星19 丈吉が、娘のきんに料理人の米三郎を娶せると言い出したのだが……。 ●宮部みゆき おでこの中身 その三 きたきた捕物帖32 弁当屋の一家が亡くなった。現場に駆け付け、凄惨な現場を見た北一は。 ●山本一力 緋色の壺 その十七 献残屋佐吉御用帖45 仁左衛門は帳場に金塊三つを持ってこさせ、一世一代の大勝負を挑む。 【話題の著者に聞く】 ●辻村深月『琥珀の夏』 子供時代に落としてしまった思い出や友情を探して ●川瀬七緒『うらんぼんの夜』 「理」だけではなく、「情」に落ちる作品に挑戦したかった ●珠川こおり『檸檬先生』 自分自身にとっての「愛」を突き詰めた作品です