反董卓同盟から群雄割拠へ 董卓が涼州兵を率いて洛陽に乱入。 曹操は命からがら逃げ出し、各地の刺史、太守らと反董卓の兵を挙げるも、一敗地にまみれ袁紹の幕下に。南下して東郡太守、エン州刺史へと駆け上るも徐州虐殺で名も土地を失う。浮き沈みを繰り返す曹操34歳から41歳を描く。 董卓、呂布、袁紹、鮑信、袁術はもちろんのこと、陳宮、戯志才、荀イク、劉備、呂伯奢らが登場する。【著者】王暁磊歴史作家。中国在住。『後漢書』、『正史 三国志』、『資治通鑑』はもちろんのこと、曹操に関するあらゆる史料を10年以上にわたり、まさに眼光紙背に徹するまで読み込み、本書を完成させた。曹操の21世紀の代弁者を自任する。後藤裕也【監訳、訳】関西大学非常勤講師。専門は中国近世白話文学。著書に『語り物「三国志」の研究』、『武将で読む三国志演義読本』(共著)、訳書に『中国古典名劇選II』(共編訳)、『中国古典名劇選』(共編訳)などがある。東條智恵【訳】 近畿大学非常勤講師。専門は中国近世白話文学。共編訳書に『中国古典名劇選II』などがある。