奇跡のプリマ・ドンナ オペラ歌手・三浦環の「声」を求めて
オペラ《蝶々夫人》の海外2000回公演。
渋沢栄一、滝廉太郎、プッチーニ……綺羅星のごとき財界人・芸術家が周囲を彩ったその数奇な運命。
東京音楽学校、帝国劇場、ロイヤル・アルバート・ホール、ホワイトハウス……明治〜昭和期に「声」一つでプリマ・ドンナの階段を駆け上がった三浦環。
本人直筆の手紙を含む膨大な資料から、その人間像とドラマを流麗な筆致でつづった、著者初の伝記ノンフィクション。
「マダム・ミウラがうたっているのではない。
私が心の中で描く、幻のマダム・バタフライが舞台に現れたと思いました(略)あなたは世界にたった一人しかいない、最も理想的な蝶々さんです」(プッチーニ)「芸術家は社会の花です。
(略)妻だからといって家庭にとじこめることは公徳を無視した封建思想です、芸術に対する大きな冒涜です」(三浦政太郎)日本の芸術史に新たな光を当てるノンフィクション!
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