類まれな強い力の持ち主で扶桑神社の神職を勤める神那岐稔は、その力に惹きつけられた美貌の妖の爽と幼少時から共に暮らしている。<br />爽が裏で営む祓い屋稼業のため「力が不足するから稔の力を分けてほしい」と告げられ、毎夜痺れるような快感を注ぎこまれて稔の気は昂ぶる。<br />けれど爽は欲情した稔の気を吸いたいだけで……。<br />自分はただの餌でしかないのかと悲観して爽の神域から離れたところ疫鬼に襲われてしまい──!?