裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち
それは、「かわいそう」でも、「たくましい」でもない。
この本に登場する女性たちは、それぞれの人生のなかの、わずかな、どうしようもない選択肢のなかから、必死で最善を選んでいる。
それは私たち他人にとっては、不利な道を自分で選んでいるようにしか見えないかもしれない。
上間陽子は診断しない。
ただ話を聞く。
今度は、私たちが上間陽子の話を聞く番だ。
この街の、この国の夜は、こんなに暗い。
――岸政彦(社会学者)沖縄の女性たちが暴力を受け、そこから逃げて、自分の居場所をつくりあげていくまでの記録。
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