「褒美を二つ頂けますか? 姫」愛を囁く至王の言葉が壁越しに聞こえる。<br />その声で、いつも彼がするように桜は体を火照らせる――あなたに愛されたい。<br />桜の心と体は満たされないまま、至王に支配される日々。<br />そんな中、パーティーで至王と真逆な響人に出会う。<br />王子様のような彼にエスコートされて、いつの間にか桜の唇は響人と重なり合って……。<br />甘く満たされる――だけど、もっと強く求められたくて――?? 「乱暴にして……」至王に調教された身体が求めだして……!?