遠縁だという東吾に惹かれる理也。<br />彼の役に立ちたいと、謎の修行にも耐えてきた。<br />そんな中、東吾は狐使いで、理也は彼に拾われた狐だと知る。<br />記憶を失った理也を、東吾はずっと見守っていてくれたのだ。<br />いっそう東吾を慕う理也は、狐の力を顕現させて彼と契約したいと願う。<br />なのに、接吻けで東吾から力を分けてもらっても体が熱くなるだけ。<br />こんなにも恋しくて、泣きたくなるほど東吾のものになりたいのに、なかなか契約の徴は現れず……。<br />