妻が殺され、息子の光希を心の支えにする雅人。<br />けれどやがて、拘束され嬲られて達する忌まわしくも淫らな夢を見るようになる。<br />目覚めると生々しい名残があり、それが現実だと思い知らされた。<br />監視されているのか、見計らったように電話が鳴り屈辱的な指示を与えられる。<br />光希を人質にとられたに等しい雅人は、拒めない。<br />追い詰められ、ずっと傍にいてくれる友人の貴之に縋るが──。<br />