誰も僕を愛さない
大手化粧品会社に勤める優貴は、目に見えない恋愛感情を一切信じていなかった。
そんなある日、いつも無表情で感情の読めない後輩の刀根に告白される。
その時は無下にあしらった優貴だが、後日仕事でミスを犯しあろうことか保身のために全責任を刀根になすりつけてしまった。
刀根は弁解することなく、閑職に異動を命じられ、優貴の前から姿を消す。
しかし一年後、専務の娘と見合いが決まった時、再び刀根が現れ「あの時のことを黙っていてほしければ俺に抱かれてください」と、脅迫ともいえる交換条件を突き付けてきて、優貴は嫌々ながらそれに従う。
その後も毎週ごとに身体を要求される優貴は刀根への憤りを募らせていくが一方で、彼のいない夜にこれまで感じたことのない孤独を思い知るようになり…? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。
イラストは表紙のみの収録となります。
ご了承ください。
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