「君を力ずくで奪ってしまいそうだ」凛人は伯爵家に生まれながら、継母と義兄に迫害され、下働きをしていた。<br />逆らえば、館の地下室で細い体を激しく鞭打たれる日々…。<br />そんなある日、継母から「女装して城のパーティに出席しろ」という命令が。<br />無理やりに連れていかれた城で、凛人は「ラスタリエンの獅子」と呼ばれる異国の王子に出会う。<br />高貴さと野性味を兼ね備えた獅子の眼差し。<br />その漆黒の光に真っ直ぐに捉えられ、唇を奪われて…!