華奢だけど仕事には一生懸命の一沙は、出張先のアルバラ王国で、シーダ王に求婚される。<br />しかし、一沙の心を奪ったのは、軍服の似合う王の弟クレオだった。<br />目付役のクレオに恋心が溢れ、想いを打ち明けるが、王に絶対の忠誠を誓う彼を苦しめるだけだった。<br />諦めようとする一沙だったが、言葉とは裏腹に熱く見つめてくる瞳に気付いて…。<br />太陽と月のように対照的な二人に翻弄されながらも、花嫁衣装を纏う一沙が選んだ運命は―。<br />