内政不安の続く中東の産油国アムランで、王子イドリスと兄弟のように育った惺は、ある陰謀に巻き込まれ彼を傷つけたまま国を追われた。<br />8年を経て、淡い想いすら抱いていた彼の元に護衛として招かれた惺。<br />しかし、人が変わってしまったようなイドリスは「再会を祝い、今夜の伽を命じる」と、美しく微笑み―。<br />熱を煽るかのように感じるところを弄られ、嬲られる。<br />まるでプライドを傷つけて楽しむかのような彼に悔しさがこみ上げる惺だったが…。<br />