金融再編の渦中、大日朝日銀行は合併して誕生したが、前身銀行閥の対立で融和は進まなかった。<br />そんな折り、暴力団絡みの不正融資を告発する匿名の電話が! 特殊部隊タスク・フォースの指揮官に任命された広報・峰岸貴之は、真相を探り、「巨悪」に敢然と挑んでゆく。<br />銀行員生活26年。<br />実際に広報部員として不祥事に対応した著者が、情熱を込めて綴った傑作長編小説。<br />(『統治崩壊』改題)