石川豊太(いしかわぶんた)は山羊(やぎ)を相手に自慰(じい)にふけるうち、急所を蹴られて巨根(きょこん)の持ち主となる。<br />人生何が幸いするかわからない。<br />女にもてた。<br />苦学の末、弁護士になり、その間に覚えた経済のカラクリと勘のよさで、次々と事業を成功させていった。<br />実力をつけた豊太は、銀座に次々とバー・ビルを建設した。<br />やがて豊太は、企業規模を拡大するため、鉄道やゴルフ場経営にも乗り出すが……。<br />