メーカーとしては中堅のタカシマ工業は、資金繰りに窮し、倒産寸前だった。<br />36歳の二代目社長・高島正章は、わらをもつかむ思いで、〃経営コンサルタント〃志賀乙彦に援助を求める。<br />だが、志賀グループこそ、天才的な〃会社喰い〃のプロを集めた〃整理屋集団〃であった。<br />苛烈な企業戦争を舞台に、戦慄の経済知能犯罪を描く、斯界の第一人者による渾身力作!