名作『苦海浄土』で水俣病を告発し世界文学に昇華した著者が、ホームで闘病しながら語った、水俣・不知火海の風景の記憶と幻視の光景。<br />朝日新聞に3年にわたり連載されたエッセイを収録した最晩年の肉声。<br />写真家・芥川仁氏による写真多数収録。<br />