無垢であり清純だったはずの第三王子ユーチャリスは成人を迎えたその日に国王陛下の愛妾になることを命じられる。<br />調教によってメスへと仕立てられたユーチャリスは、悔しさにあふれた涙に歪む視界の中でふと……ふたりの兄の顔を思い浮かべる。<br />助けて欲しいと……思わず兄たちに縋りたくなってしまったが、男の身でありながら愛妾とされ実父にメスとして扱われていることを知られたくなくてはぐらかすが……