夏のかたみ
長崎の中華街を一人で歩いていた24歳のナース・安達小夜は、忘れたくても忘れられない男の姿を見かける。
彼の名は大津慎介。
3年前、小夜が新卒で入った大阪の病院に勤務していた50過ぎの医師で、さらに言うと不倫相手でもあった。
しばらく関係は続いたが、結局は大津に遊ばれていたことが分かり、小夜は病院に辞表を叩き付けて故郷の長崎に戻ったのだ。
(あいつがなぜこの街に……)しばらく尾行していると、大津は女とホテルへしけこむ。
急に怒りが込みあげてきた小夜は、とある行動に出て……。
更新中です。しばらくお待ちください。