恋と嫉妬と美魔女と
稲葉舜一郎は46歳。
美大を卒業した後はプロの画家としてやってきた。
30代までは厳しい状況が続いたが、歯科医師の妻に助けられた。
子供は2人いて、今は安定した家庭生活を送っている。
そんな舜一郎に、2ヵ月前、尾道の大学から講師の依頼があった。
来年の春から単身赴任で働くことを決め、今は現地に打ち合わせに来ている。
依頼を受ける決め手になったのは妹尾凪子の存在。
美大時代に好きだった彼女は、尾道の老舗割烹旅館の女将になっていた。
今日の宿も凪子の旅館を指定。
2人は密かに旧交を温める。
「色っぽい女将」と評判になっていた凪子は、5年前に離婚して、今は独身だという。
学生時代、凪子は親友と付き合っていて、舜一郎は自分の気持ちを伝えられなかった。
しかし、実は凪子も舜一郎のことが好きだったことを知る。
白いモヘアのセーターに黒いタイトスカートという格好の凪子。
後ろ姿でまろやかに張ったヒップを見た途端、舜一郎の欲望が弾けた。
後ろから抱きしめると、そのままバックから……。
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