過ぎ去っていく季節
石丸達生は田島葉子の告別式にやってきた。
癌に蝕まれての往生だったという。
彼女は77歳になっていた。
一人娘の慶子が挨拶する様子を見ながら、達生はかつて愛した彼女との思い出に想いを馳せる。
44年前、達生と葉子はアパートに住む大学生とその管理人という関係だった。
どこか寂しさのある彼女に惹かれた達生。
どうやら葉子の夫は浮気ばかりを繰り返し、夫婦関係は冷え切っているらしい。
徐々に距離が縮まり、クリスマスの夜に一線を越えてしまう二人。
それから大学を卒業するまでの3ヵ月間、達生は熟れた人妻の身体に溺れ、秘密の情事を重ねた。
達生が帰郷して就職することになると、関係は自然消滅。
しかし、7年後、突然の再会を果たす。
編集者として働き、結婚して子供もいる達生。
ひどい夫と別れて、別の男性と幸せに過ごしている葉子。
再会した二人は、互いを求めて淫靡に燃え上がる。
達生は四十路の葉子をザディスティックに責め、彼女を四つん這いにさせると……。
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