鬼が喰らい、修羅が斬り、人が生きる。<br />それが定め。<br />哀しく妖しい、この世の定め…。<br />最強の修羅・鳳は、焦土と化した村でひとりの少女と出会う。<br />少女は夜闇。<br />鬼の血をひき、鬼の力‘鬼界’を秘めたる娘。<br />鳳は夜闇を連れ、旅に出る。<br />永劫にも似た、果てのない旅路。<br />だが、夜闇の力を狙う妖しのものどもの跳梁により、封じられていた‘時’が動きはじめた…。<br />第3回ファンタジア長編小説大賞準入選作品。<br />幻想味あふれるジャパネスク・ファンタジー。<br />