大学五年の春、原田青年は困っていた。<br />父親の借金で実家は崩壊寸前。<br />生活費を稼ぐために働かなくてはならず、小説家になりたくとも修業する時間もない。<br />「コピーライターは儲かる」という友人の言葉に触発され、第一線のコピーライター事務所でアルバイトを始めるが……。<br />次から次へと訪れる困難と、襲いかかるパニックに耐えられるか!? 爆笑、赤面の一年間がセキララに描かれた、恥ずかしくも愛おしい青春エッセイ!