石垣の前には度々幽霊が立っていた。<br />お化け屋敷と噂される旧い生家で起きたこわーい体験。<br />母のトンデモ教育法に対抗して身につけたしたたかなチカラ。<br />美しすぎる星空、エメラルド色の海、極彩色の祭りや行事の中で著者は、ポップなオカルト少年に成長していく。<br />少年のダークでピュアな感受性ゆえに引き出された、知られざる沖縄ワールド! と共に「閑居な作家」の青春と日常を初めて開示した破格エッセイ。<br />