宮沢賢治 異界を見た人
賢治が日常的に神秘を目にし、それを記録したものを「心象スケッチ」と呼んでいたことは有名である。
しかし、合理主義を底流としたこれまでの批評姿勢では、賢治の「心象スケッチ」、その本質にある神秘に迫ることはほとんど不可能だった。
本書は、賢治が疑いなく持っていた非凡な素質に迫り、賢治自らが生きていた〈神秘〉を初めて真摯に追求する。
賢治研究史に新時代を開く最重要論考、ついに登場!この作品は、「宮沢賢治 見人(ヴォワイヤン)の文学)」(洋々社、1983年12月刊)を改題のうえ、内容を一部変更した文庫が底本です。
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