本の雑誌風雲録
大学を卒業し、就職はしたものの、‘本を読む時間がない’という理由から三日目退職を繰り返す目黒考二。
たわいもない話を延々と続ける不思議なイラスト描き・沢野ひとし。
そして、若き編集長で激務の最中でも本を手離さない椎名誠。
70年代初め、彼らは新宿に定期的に集い、彼らの理想とする幻の新雑誌を肴に、夜を徹して飲み明かしていた。
そして七六年四月、彼らの夢であった『本の雑誌』は創刊された。
いわば贅沢な遊びだった……。
始めたのは良いけれど書籍流通のイロハも知らない彼らが、如何にして今日に至ったのか。
多くの仲間とともに奮闘を続けた、本を愛する人間たちの物語!
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