五十嵐一、阿部薫、高橋和巳、立原正秋他――追想との「出逢い」。<br />ガルシア・ロルカの死、カルパントラ以後――時代との「出逢い」。<br />歴史の暮方、医と私と親鸞、音楽の風土――書物との「出逢い」。<br />そして十四歳、三十四歳当時の日記との「出逢い」。<br />時代と自己に深い眼をむけて、常に先駆的存在であり続けた三十年間の作家生活の中から、衝撃的「出逢い」の数々を収めた等身大のエッセイ集。<br />