花失せては面白からず 山田教授の生き方・考え方
『この三年ほどの正月、わたしは不思議な、そして精神的にはとても贅沢な過ごし方をしている。
学生時代の教授と二人だけのゼミナールで元日の午後を過ごす、のである。
教授は今年九十三歳、わたしは六十八歳。
』忠君愛国以外に生き甲斐なしと信じ、海軍の少年兵に志願入隊した著書は、敗戦によって価値観の根本的な考え直しを迫られ、東京商大に入学。
そこで出会った理論経済学の山田雄三教授こそ、著者の生涯を決めた人物であった。
出会いから四十余年。
探究心で結ばれた、心洗われる‘人間の絆’を通して著者自身の精神形成史を綴った感動の一冊。
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