「詩は地球上のさまざまな言語の違いさえ超えて、私たちの意識に風穴をあけてくれるものだと思う。<br />そこに吹く風はこの世とあの世を結ぶ風かもしれない」こう語る谷川俊太郎にとっての詩とは、言葉の力とは、そして友の記憶とは。<br />さまざまな文章について語った「読む・書く」。<br />河合隼雄や寺山修司ら友人について綴った「人」。<br />そして大切な思い出「武満徹」。<br />3部構成から成る、宝石箱のような珠玉のエッセイ集。<br />