関西の瀟洒な家で、車椅子の夫、老母、パート夫人、ミド嬢、数数のぬいぐるみと共に忙しく暮らす田辺さん。<br />ある日、夫に新たな病が発覚。<br />別れの時を予感しながら、看護と介護と作家仕事を切り盛りしていく。<br />毎日の食卓、原稿執筆、夫の憎まれ口、お葬式、納骨――。<br />作家のありふれた一日から主婦の一大事まで、日々の思いをユーモラスに書き留めた人生日記。<br />発表時、感動の声が続々届いた話題の書。<br />