「たのしみ」な生き方 歌人・橘曙覧の生活法
たのしみは/朝おきいでて/昨日まで/無かりし花の/咲ける見る時。
平成六年六月、アメリカを訪問された天皇・皇后両陛下を歓迎する席で、クリントン大統領は一篇の歌を紹介した。
その歌の作者、福井の歌人・橘曙覧は、一切の仕官や利欲を断ち、市井において歌と自然と家族を愛し続けた幕末・福井の歌人である。
貧しい中でも日常のすべてを「たのしみ」に変えてしまう彼の生き方は、藩主・松平春嶽の共感を呼び、アメリカ大統領をも魅了した。
人生の達人・曙覧が教える本当の幸せとは何なのか、心の豊かさを忘れた現代人に与うる書!※本書は、96年2月に主婦と生活社より刊行された「橘曙覧『たのしみ』の思想」を改題して加筆・訂正し、文庫化したものです。
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