「本の雑誌」の創刊者であり、北上次郎名義で書評家として活躍する目黒考二。<br />ある一冊の本がきっかけで、寡黙な父・亀治郎の意外な過去を知る……。<br />活字や俳句を愛し、自分の信念を貫き、運動家として活動した亀治郎。<br />その足跡を辿りながら、激動の時代と家族の姿を圧倒的な熱量で描きあげる。<br />逝きし世と亡き父に捧げる傑作評伝。<br />