地中海のシンデレラ
誰からも祝福される結婚のはずだった。
それが、身分違いの恋と知るまでは。
北欧王家の末裔ポーシャは、地中海の島国アルマで若き国王ファン・カルロスの戴冠式に列席した。
なんてハンサムで堂々とした方なのかしら。
彼とワルツを踊ったあとデートを申し込まれ、ポーシャは胸を高鳴らせる。
翌日、彼の完璧なエスコートで豪華な食事を楽しみ、帰りのリムジンで情熱に満ちた彼のキスに身を委ねた。
「きみを愛している、プリンセス。
結婚してほしい」プロポーズを受け、幸福に酔いながら結婚式の準備を始めた彼女はしかし、衝撃的な事実を知る――ポーシャの先祖は王族ではなかったのだ。
ああ……わたしは彼の花嫁にはなれないの?■〈地中海のシンデレラ〉最終話を締めくくるのは、USAトゥデイのベストセラー作家、シャーリーン・サンズです。
アルマの国王となったファン・カルロスは、戴冠式で見初めたポーシャ王女に猛アプローチをかけますが、なんとそれは身分違いの恋とわかり……。
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