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「ばぁばの料理」最終講義

テレビだけでは伝わらなかったばぁばの遺言。
女性セブンに1年半連載し好評だった料理エッセイ「ばぁばの遺言」を再録、加筆したのが本書。
当時88才だった著者が連載を始めたのは、著者自ら「遺言」として伝えたいことがあるという強い意志がきっかけでした。
家族の命を紡ぐ献立の立て方、包丁の使い方、台所とテーブルの往復、「天盛り」の心、手抜きのコツ、究極の米の炊き方‥‥。
カレーライスなどの超定番メニューのレシピをはさみながら、ばぁばが明治生まれの母・お千代さんから学んだことや半世紀の間に培ったばぁばの世界観、そして和食を取り巻くすべての習慣や約束事、ばぁばが伝えたい料理の心を1冊に凝縮しました。
和食が無形文化遺産に登録され、きわめて日本的な「おもてなし」が話題となっています。
半世紀近くも和食を作り、伝えてきたばぁばの言葉は揺るぎない真実です。
レシピだけではおさまらない和食の粋、心、それはそのまま次代に伝えなければならないことです。
「高齢者現役料理研究家」のエッセイとして、さらにカラーの料理レシピを付けた定番の料理本としても本書は役立ちます(お正月から季節順にテーマを厳選、折々の暦にちなんだメニューとレシピ約20点も紹介)。
前書きは『きょうの料理』でばぁばと名コンビを務めた元NHKアナウンサーの後藤繁榮氏。
※【ご注意】この作品にはカラー写真が数点含まれております。




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